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中国の外国人記者締め出しに朝日や毎日こそ立ち上がれ

中国が、高官の蓄財問題などの不都合な記事を書いた駐在記者を、記者会見場から締め出したり、ビザ発給を行わないといった報道への締め付けを強化しはじめていることが伝えられています。

外国人記者に「不愉快な報道への報復」続く中国(読売新聞):
ビザ利用、記者に圧力 中国外国記者会が批判MSN産経ニュース:
北京外国人記者会「中国政府、外国記者に圧力」 :日本経済新聞 :
ビザを発給しないなどの締め付けは、英国のロイター、米国のブルームバーグやニューヨーク・タイムス、また中東のアルジャジーラなどの記者に対して行われ、中国国内の強制労働収容所の実態を描いたドキュメンタリー番組を放送したアルジャジーラにいたっては英語部門の中国支局が閉鎖に追い込まれています。
アルジャジーラ美人記者を追放、中国の論理ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト :

ところが不思議なことが二点あります。まずは、こういった中国政府の報道への締め付けが始まったのは昨日今日のことではないにもかかわらず、なぜ読売や産経、また日経が揃ってこのタイミングで記事にしたのかということです。

リンクを張ったJBpress(日本ビジネスプレス)の産経新聞ワシントン駐在客員特派員古森さんの記事は先月のものです。

ロイター記者、ブルームバーグ・・・、中国が外国メディアを狙い撃ち 批判的な中国報道を「粛清」へ:JBpress(日本ビジネスプレス) :

北京の中国外国人記者クラブ(FCCC)が9日に、過去1年間で外国の記者に対する「否定的な傾向」が示されていると指摘した声明を受けてでしょうか。そう素直にとっておくべきなんでしょう。 中国が締め付け強化、ビザ更新拒否など-外国記者会が批判 - Bloomberg : あるいは、こういった中国の報道への締め付けを大きく報道すると、特定秘密保護法案成立に対する懸念が広まるのではないかという配慮からでしょうか。

ふたつ目は、この中国政府の報道締め付けの動きに関しては、朝日新聞は記者の処遇をめぐってバイデン米副大統領が懸念を示したという記事にとどまっているようで、また毎日新聞や東京新聞はいくつかのワードで検索したのですが記事が見つかりません。検索ワードが悪かったのでしょうか。バイデン米副大統領、中国の米国人記者処遇めぐり懸念 - ロイターニュース - 国際:朝日新聞デジタル :

あれだけ特定秘密保持法案について、自由な取材活動ができなくなり、国民の知る権利が侵されるとネガティブキャンペーンを行ったのだから、報道の自由についてもっと一貫性のある主張を行うのかと思いきや、どうもそうではなさそうです。

いくらお隣の国とはいえ、報道の自由が侵されている事態が起こっているにもかかわらず、ダンマリでは、がっかりです。いったいどのようなジャーナリズム魂を持っているのだろうと疑いたくもなります。他紙に負けず、いや特集でも組んで、もっと声高に騒ぎ立て、日本がああなってはいけないと懸念を表明したらどうなんでしょう。

それにしても、米国や英国、またアルジャジーラの記者は締め出され、日本の記者が対象になっていないというのもなんだかなあと思いますね。しょせんは、官僚からのリークを頼りに記事を書いているだけだろうという悪口が聞こえてきそうです。
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