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大不安の中国金融 社債デフォルト、金投機… 独自技術少なく欧米企業は撤退

2014.03.25

 習近平国家主席率いる中国から「熱銭」(=不動産高騰を狙って流入した投機資金)が急激に引いている。2012年に3000億ドル(約30兆5000億円)が流入したが、翌年には200億ドル(約2兆350億円)が英領バージン諸島などタックスヘイブン(租税回避地)に流失した。

 米著名投資家のジョージ・ソロス氏は「2年以内に中国は終わり」と発言。ソロスの一番弟子だったジム・ロジャーズ氏は「『中国の時代』が来るが、到来と同時に終わるかもしれない」と5年前に予言した。

 欧米企業も撤退姿勢を示しており、独自技術が少ない中国は厳しい。世界を瞠目(どうもく)させた同国の高度成長経済は、呼吸困難に陥る事態が視野に入ってきた。

 中国の社債デフォルトも始まった。

 大手太陽光パネルメーカー「超日太陽能科技」(上海市)は5日、償還間近の社債利払いが不能となったと発表した。元金が10億元(約164億5900万円)で、利払いが8980万元(約15億円)。もともと、太陽光パネルは政府が奨励し、補助金も出るとあって、一大ブームを引き起こした。だが、過当競争のうえ、事故が続出し、超日太陽能科技の社債は最低レベルに格下げされていた。

 異常事態は、ビットコインと金投機である。

 過去5年間、国家備蓄の金は1054トンと公表されてきた。加えて、民間の金需要は異常に高く、12年にインドを抜いて世界一となった。13年の金需要は実に、1176トン強。前年比41・4%増となった。ところが、別の統計では13年の金購買量は1700トンであり、およそ500トン強がどこへ消えたか、謎とされた。

 公表数字では、中国人民銀行は09年から11年までに654トンの金を購入した。12年から13年にかけては、それぞれ388トンと622トンを購入したことになっており、それなら過去5年、1054トンという国家備蓄数字が変わらないのはおかしい。

 金を蓄えて、通貨危機に備えているのだ。

 中国は最近、人民元のハードカレンシー(国際決済通貨)計画を声高に主張しなくなり、国際通貨基金(IMF)通貨バスケット(=自国通貨を複数の外貨に連動したレートにする固定相場制のこと)への参入要求を明言しなくなった。

 経済発展に伴い、中国の外貨準備のユーロへのシフトも言われたが、依然として、米国債を1兆2000億ドル(約122兆1720億円)強保有したままであり、ドル本位制をむしろ守る側にある。

 そして、シャドーバンキング(影の銀行)がつまずき、一部の理財商品の利払い停止、社債のデフォルトが始まった。ビットコインの世界の3分の1は中国であり、これまた海外資金逃亡の手口となっている。

 断末魔が近い?
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