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昔、黄巾……今、アンブレラ(傘)!?

推摩 一黙のブログ 2014年10月02日 08時50分

☆実は軍を把握できてない習近平!?

さて、今の中国は随分と騒がしい有様になっていますね┐( ̄ヘ ̄)┌
香港での民主化デモ、ウィグル自治区での民族抵抗、汚職撲滅と名を借りた権力闘争に陸海での軍の暴走!? といわれる勝手な行動……この中でまず取り上げるのは“陸海での軍の暴走”の件です。

軍の暴走といえば、去年から自衛艦への射撃レーダー照射を始め、空自機、米軍機へのたびたびの異常接近、さらにはインド国境での度重なるインド領への侵入と銃撃戦騒ぎ……さて、これらに共通しているのは、中国外交部=対外公式発表が「前線の一部部隊・軍人の暴走」という点です。

人民解放軍の大胆……というか、ハッキリ言って無謀な行動を説明するために良く使われる、この「軍が暴走してる」ですが、言い換えれば、度重なる挑発行為は中国共産党指導部と軍との間の指揮系統に問題があるという事に他なりません。

しかし、人民解放軍は共産党に属し、習近平国家主席は党の最高軍事指導機関である中央軍事委員会の主席なのに、そんな軍の勝手を許していいんでしょうか?
いえ、本来は決して許してはならないハズです。
ですが事実上、軍の統制というか、手綱を取れていないというコトを示すのは、これら「軍の勝手、暴走」行為を一罰百戒、処罰降格するどころか、逆に「後から追認」してしまう始末であることが、よく示してしまっています┐( ̄ヘ ̄)┌

特に先月、9月中旬のインド訪問直後に、中国軍がカシミールの実効支配線を越えてインド側に侵入し、なおかつ銃撃戦にまで発展させた事件は、習近平がインドの新首相と首脳会談をまさに行っていた最中の出来事で、習は面目を丸潰れにさせられるコトになったのでありますから、ただごとではありません。
……なのに、あれから二週間以上経ちますが、このような騒動を起こした部隊やその指揮官に対する、なんらかの処罰が下されたという話は皆目伝わって来ません┐( ̄ヘ ̄)┌

この事から見えて来るのは二つ――まず、一連の軍の暴走と言われる事態は、実は暴走でもなんでもなく共産党中央の黙認・指示の元、行われている……か、もしくは本当に前線・末端が中央の思惑に関係なく暴走あるいは勝手な行動をし、しかもその軍の暴走に対して党中央部が処罰できない――か、のいずれかというコトになります。

で、おそらくは後者の方――軍が党指導部の承認なしに、しかも指導部の戦略的意図に反する行動をしている可能性が高いと見ます。
しかも習近平を始めとする党中央指導部は、軍の逸脱の程度を“事件が起こってしまう”まで把握するのも不可能で、その上に、そうした勝手な行動を処罰することもできず、ついには習が人民解放軍に「私の命令を聞いてくれ」と言う必要に迫られているというコトです。

特に、この“習が人民解放軍に「私の命令を聞いてくれ」と言う必要に迫られている”というコトを示しているのが、インドから習近平が帰国した後、習が人民解放軍に向かって「絶対的忠誠と党に対する不変の信頼」の重要性を強調したと、国営の新華社通信が伝えていることからも見て取れます。

さらに習が、この時に「指揮命令系統の統一」や「党指導部の決定の完全な履行」を強く訴えたことも、独断で動く軍司令官の存在をうかがわせます。
あと、「現場の司令官は安全保障における内外の状況についてよく理解しなければならない」と語ったのも意味深長と言うか、内実を自白してるように見えます――なんせこの演説の場には、人民解放軍の房崎輝総参謀長殿も出席していたといいますからねぇw

でもって演説後に発表された声明というのが「人民解放軍は、国家主席で中央軍事委員会主席の習近平からの命令に従い、中央軍事委員会が定める目標や任務に合わせて作戦を作り直さねばならない」と記されていた――というのですが、どう思われます?w

声明でワザワザ言っているコトは、あまりにも当然すぎて、そんなコト改めて言う様なコトか? と訝ってしまいます。
ですが、そういう命令指揮系統における当たり前の、前提と呼んでいいコトすらも改めて強調しなければならないのが、今の中国の――習近平と党中央指導部の、軍への統率力に関する現状だと暴露してるようなモノなのです。

あと、インドや東南アジア、東シナ海での中国軍の『暴走』事件が相次いでいる今、たしかに軍の行動について知らないフリをすれば、党指導部は外交的責任を逃れられるかも知れませんが、同時にそれは軍を把握できていない「弱い指導者・指導部」と習近平をはじめとする今の現共産党指導部が見られるコトになります。
しかし、それでも、その暴走した軍の末端、前線の下っ端を、何らかの形で処断処罰できていれば、中国軍は国家的戦略に従ってトップダウンで実は動いている……その上で、中国政府への諸外国からの非難を避ける為に「軍が暴走している」と言い訳してるのだ――とも、見ることができますが、実際は一切の処罰を下せてもいないのですから、習近平と中共指導部における人民解放軍への統率力指導力が効いていないのだと見てもおかしくはないでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

さて、ここまで読んで来ると、中共政府と人民解放軍の力関係は、軍の方が“上”に見えてきます――が、実際はもっと複雑でややこしく、人民解放軍が中共政府に逆らって好き勝手できるほどではありません。
そのコトは、7月に末、元中国共産党中央政治局常務委員の周永康(しゅうえいこう)氏が失脚した『也過得虎我也打(ハエも虎も叩く)』という“腐敗撲滅のため”の名のもと、6月には元解放軍のNo2・徐才厚、そして、8月には中国軍制服組元トップの郭伯雄までもが収賄容疑で調査を受けていることから実は見て取れます。

こうした摘発された汚職官僚や党員の数は、5万人以上とも言われている現状に、当然のコトながら人民解放軍の将官たちも震え上がっています。

皮肉な話、汚職撲滅といっても、軍幹部である徐才厚も郭伯雄も、軍における江沢民派の代理人というべき人物で、しょせん江沢民派並びに上海閥人脈潰しの一環なのですが、その権力闘争の嵐に巻き込まれて「いつ自分も賄賂汚職で摘発されるか」誰もわからないという状態ですからねぇ~。
なので、そーした恐怖をもって習近平と現共産指導部は人民解放軍の手綱を握っているともいえるんです。

しかし、軍が国威を理由に後ろ盾にして国境や海で勝手な真似をしでかすというコトを、処断処罰するまでは、習も共産指導部もできない……という、軍と中央政府とが、双方微妙な力関係というか、綱引きが今の中国国内ではなされているという状況なのですよネェ┐( ̄ヘ ̄)┌

☆香港は黙殺しかできない習近平

さて、次に今現在、民衆の抗議、デモの火の手が上がっている香港の問題ですが、正直な話、習近平と中共指導部には事態を黙殺しかできない状況でありましょう!

と、いいますのも、今、香港では28日から、民主化を求める抗議参加者たちが街頭に殺到して幹線道路を封鎖し、普段人々で賑わう主要な地区をマヒ状態にしてしまっています。
コレに対して、一時は当局による催涙弾などの実力行使や、ゴム弾(――あるいは実弾)を装着したショットガンで武装した武警が配備されましたが、本格的な実力行使もままならず香港当局は事態に手をこまねいています。
理由は簡単な話で、“世間の――世界の目があるから”です。

デモは民主主義の前進を求める学生たちが主導しており、25年前の“天安門事件”と同様に、今や当局は事態をまったくコントロールできない状況に陥ってます。
こうなると当局は、デモを実力で排除するか、屈辱的な譲歩に応じるか? といった二者択一を迫られる可能性があります。
それは天安門事件で北京の共産党政権が突きつけられた問題と同じであるのですが、もはや25年前に取った『軍事制圧』という手段は取れなくなっております。

その最大の理由は、情報操作、隠蔽が不可能というコトでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

情報操作、隠蔽が不可能……と言ってもそんなコト、誰が考えても判ることで改めて言うまでもないような気がしますが、実際には、中共は、現在進行形で自国内での民族蜂起、地域の抗議やデモを武力で弾圧し、制圧しています。
それはウィグルやチベットの自治区で、内陸のこのウィグル人やチベット人の蜂起や抗議を、無慈悲にかつ残虐に、民族浄化の皆殺しに近い形で平然と行い続けています。
しかし、外部には、ほとんどその実態や情報が流れて来ていませんでしょう?

東欧ウクライナのクリミヤ分離独立の過程や現在進行形の内紛に関しても、その実態や被害がほとんど漏れて来ていないように、マスメディアや外部との伝達手段が封じられている地域では、このネット全盛に見える現代社会でも「そこでナニが行われているか」は封殺されて、「なにも起こっていない」ことにさせられます。
恐ろしい話ですが、それが現実というモノです。

さて、話を戻しますと、今の香港については、その“情報封鎖”の心配だけはありません。
そしてその事が、同じ中国でも、香港の学生らが抗議の声を上げ、抵抗し続けれる最大の強みとなっていますw

しかしソレは裏返していえば、習近平と中共指導部にとって、得意の力による弾圧ができないという事になります。
その上に『一国二制度』の名の下、香港へはイギリスからの返還後五十年は高度で自由な自治を確約していますからネーw
そうなると“錦の旗”を握っているのは中国本土の恣意的な人治政治を拒絶する香港市民、学生らというコトになりますw

……で、習近平はど~すんでしょうかねぇ?w
習近平は、地方の役人時代から、こうした国民の蜂起反抗には、安易に警察や軍隊を投入して有無を言わさず“潰して”来ました。
しかし、いわば得意の、そして安易すぎるそうした“解決方法”は使えません。

“香港事態”で使った瞬間、中国経済は終わります。
天安門事件以上の騒ぎに、国際的非難を受けることになりますから、当然のコトながら欧米日の西側諸国を始めとする国々の経済制裁に晒されるコトになるでしょう。
その場合の中国の受けるダメージは、ウクライナで経済制裁を受けているロシアの比ではありません!

――と、いいますか、海外欧米に預金封鎖、渡航禁止措置を喰らえば、裸官と呼ばれるまでに汚職賄賂でせっせと貯めた財を海外に逃がした共産党幹部ほど痛い目に遭うことになりますw

皮肉な話ですが、ロシアのプーチンは、あくまでもロシアの国益を優先にしているからこそ、欧米の制裁もものともせず、なんのそのと泰然と構えているコトができますが、逆に中国は国益なんぞよりも個人の利益蓄財が大事第一ですんで、少しの制裁でも受けることを考えたダケで動けなくなりますw

だから、今の香港の騒動に至るまでも、これまでにも本土政府の意を受けて香港政府は2011年に、義務教育に中国政府に対する愛国心を育成するカリキュラムを加えようとしましたが、学生や教師から「それは洗脳教育だ」と強い反発があって撤回に追い込まれていますし、12年には、これまた懲りずに香港の教科書に共産党寄りの歴史を記載するしようとして、反発する学生運動が拡大し、香港政府が政策を撤回する失態をみせてます┐( ̄ヘ ̄)┌

では、今回も学生らの抗議行動が成功する公算はあるのか? といいますと、おそらくは無理でしょう(´_`。)
中国政府は、たとえ譲歩するとしても、それほど大きく譲歩する公算はほとんどない――と、いうべきでしょうか?

と、いいますのも、抗議運動参加者の人数は何万人にも上っているが、世論調査では香港市民700万人の大半は、経済界の多くの有力者たちを含めて、中国本土と公然と対立することには反対しているというコトがまず上げられます。
要するに『民主化による権利』よりも『目先の経済利益』が大事という“大人の事情”で、妥協すべきという勢力が香港には一定以上存在するのですよネェ……
これには、99年の英国租借地時代も香港現住人には自由な選挙権など与えられていなかった、「本当の意味での民主主義制度」を知らない経験していないというのも大きいでしょう。
よって、「英国だろうと中共だろうと“商売の自由”さえ保証してくれるなら同じだ」というのが、大人というか香港経済界の多くの有力者の意見です。

また、米国や英国など他の諸国も関与に消極姿勢だというのも大きいですね。
欧米は、確かに「天安門再びは許さない」としていますが、結局の所、香港のコトは中国国内の問題として一歩引いた所から見ています。

ですのでこれから先、ある種の妥協は依然として可能でしょうが……だが、それがどのようなものになるかについてコンセンサスはほとんどない――というのが現状の有様です┐( ̄ヘ ̄)┌
よって、落としどころは無い!……っと、いうか中共政府側も学生側も一歩も引けず千日手に陥っていますのですが、このままグダグダと事態は長引くんじゃないでしょうか?

それに、実はといいますと、中共側は別に事態の終息を早めに行わなければならないワケではありませんからねー┐( ̄ヘ ̄)┌

なにせ香港で選挙が行われるのは2017年の話ですから、その為の前準備、法整備を行うに当たって、中共本土政府からの意向を公表した所、反発が起き今回の騒ぎになったんで、このまま半年、一年と、反発する学生らと現状維持のまま睨み合いを続けても別に構わない訳です。
もちろんそんなコトになれば、香港経済や社会活動に支障が出てくるのは避けられませんが、それはそれで長期化する抗議運動に従事する学生たちへの攻撃材料になりますし、学生たちの疲労を誘うこともできます。
習近平を始め、中共中央にとって「完全な自由選挙」など認めるコトは、絶対にできないんですから、多少の経済的損失があろうとも、黙殺現状維持を続けた方がまだマシです┐( ̄ヘ ̄)┌

……なので嫌なハナシですが、そーいう可能性が一番高いんじゃないでしょうか?
後は、習近平や中共指導部が短気を起こすか、事態を急変させるようなコトが起こらない限り、香港の事案は当面“放置”という可能性が“大”だと見ますよ?

☆実は行き当たりバッタリなんじゃネ? 習近平

さて、しかし、もしも折れずに放置路線とはいえ強硬姿勢を習近平と中共指導部が続けた場合、政治的なリスクが皆無というワケではありません!
ちなみに、国内の暴動や独立運動に刺激を与えるという意味でも大きいのですが、それ以上に深刻な影響を与えるのが『台湾問題』です。

皆さんもお分かりでしょうし、新聞TV等でも言われていますが、「香港の騒ぎを台湾が注視」しています。
これはまさに中国がいう“一国二制度”が口先だけのモノか? そうでないか? の試金石ですから当然ですね!

ところが習近平は台湾に対してこんなチグハグな言動を行っています┐( ̄ヘ ̄)┌


●中国主席、台湾の野党党首に「一国二制度」提起
2014.9.26
 中国の習近平国家主席は26日、北京の人民大会堂で台湾の野党「新党」の党首らと会談し、「平和統一と一国二制度は国家統一を実現する最良の方法だ」と述べた。
 台湾の聯合晩報によると、習氏が2012年11月に中国共産党の総書記に就任して以来、台湾人との会談で一国二制度に言及するのは初めて。

 台湾の中央通信社によると、習氏は中台関係の現状について「新たな状況、新たな問題に直面している」と指摘した。今春の学生運動による反中感情の高まりや貿易協議の停滞などを指しているとみられる。

 台湾の総統府は同日、一国二制度は「受け入れられない」とする報道官の談話を発表した。

●「中台統一へ妥協なし」習近平主席、強硬姿勢へ変化
2014年9月27日
 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は26日、台湾の統一派訪問団と北京で会見した。
「国家統一という重大問題では我々の立場は堅く、一切の妥協や動揺はない」と述べ、中台統一への強い思いを示した。
 発言全体のトーンはこれまでの台湾関連発言に比べて強硬で、台湾政策が調整された可能性がある。

 (中略)
 同制度は香港行政長官の選出方法をめぐって限界が指摘されており、もともと受け入れを拒んできた台湾の総統府は「全く受け入れられない」と改めて反論。
 今後、台湾側で反発が広がる可能性がある。

ドッチやネン!?w と思わずツッコミたくなりますがw
上の二つのニュース、日付を見ていただければ分かりますが、26日には台湾で台湾野党に「中台は一国二制度で統一はどうか?」と持ちかけ、その翌日には「中台統一に妥協なし!」と強硬な姿勢を打ち出し……と、まったくもって矛盾した言動を見せてます┐( ̄ヘ ̄)┌

さて、実は前々から習近平には確固たる自分の考え――政策というか国策がないんじゃないか? と疑っていたんですが、皆様はどう思われます?

去年の初の米中首脳会議では、アメリカまで乗り込んで行ってオバマ大統領とサシで首脳会談する機会に恵まれながら、なんと六時間の会談中、メモを読み上げるばかりで自分の言葉で語ろうとせず、オバマを呆れさせましたし、その後、中国に赴いたバイデン副大統領との会談も同じでした┐( ̄ヘ ̄)┌
その他に、中国国内外での言動や行動を見るに一貫性が無かったり、矛盾したモノもあったりして、最初は“中国歴代史上最弱の権力基盤”しか持たないとか、“すでに身辺警備から軍の人間に抑えられている”とか聞いていたんで、そういう院政的に裏から背後から指示してくる“声”に逆らえないからそういうブレがあるんだろうか? と考えていたんですが……なんといいますか、最近は「習近平って、実は何も考えてなくて、その場その場で、行き当たりバッタリに言動や行動を繰り返しているんじゃないの?」と思うようになりました。

……なんといいますか、日本や欧米には中国と中国人に対する信仰的な過大評価があり、「中国人は我々と違って超長期的な視野で物事を見ている」と言い、『数年やそこらでなく数十年かけてでも目的を達成できればイイというような気長で長大な視点から物事を目論んで来ている』というのですが――本当でしょうか?

正直、過大評価で、口からでまかせ、気宇壮大な大法螺に近い放言を繰り返していて、それが数年後か数十年後に当たったら、適当に言ったことなど気にせず隠して、「あの時、言った通りになったでしょう」と、いけしゃあしゃあと堂々と言う――そういうことを恥じも外聞もなくできるから、周りは中国を大人(タイジン)だと勘違いして過大評価してしまう……

海上軍事力に関しても中国は今、拡大の真っ最中ですが、日本では、戦前の海軍から海自まで“当たり前”な、将来の軍事運用と整備管理のコスト、さらには必要な人員育成まで計算した上で艦船の建造計画を立てるというより、“見栄え”と軍組織内の地位発言力強化の為に派手に計画をブチ上げる! という感じですしねー。

尖閣を巡る日本海保と中国海警の睨み合いでも、日本はフィリピンやベトナムと違って海上保安庁の船の数でも規模でも中国に負けず、むしろ勝っていますが、中国はそれを見て慌てて日本の最大の巡視船6500トンを上回る船を作ろうとしていますが、泥縄感がど~しても拭えませんw
日本側も尖閣防衛の為に新規に巡視船を建造しましたが、船の大きさよりも長期の巡視活動になるコトを見越して居住性の良いモノをローテーションを考えて計画しているのに比べるとネェ┐( ̄ヘ ̄)┌

その他、中国海軍は空母とか原潜とか見栄えのする“大物”には熱心ですが、肝心の対潜哨戒体制はザルですし、そーした諸々を考えればこの先、十年や二十年経っても米海軍どころか日本にも勝てないでしょう。
その他にも、インドに首脳会談に行ってる最中に中国軍がインド領内に侵入したりと、国境を接していようがいまいが関係なく四方八方の国にケンカを売りまくっていますし┐( ̄ヘ ̄)┌

本当に先を見、考える知恵があるなら、こんな向こう見ずな行き当たりバッタリに敵を増やすような真似は考えられませんし、第一、国内での環境破壊無視の経済成長に我も我もと突き進む姿や、農民からタダ同然で土地を取り上げて不動産転がしで儲けようとする姿なんかを見てると、欲の皮が突っ張っているばかりで、先のコトを、子孫のコトをとてもではありませんが考えているようには見えません( ̄□ ̄;)

そーした諸々を考え比較してみた時、本当の意味で「十年、いえ百年の国家の計を見定めて」いるのは、中国ではなくむしろ日本人の方でしょうε=(。・д・。)

☆この十月……『四中全会』の結果を克目せよ!

さて、最後にこの十月は、ある意味で今後の中国の政治経済の行方を占うような指標や出来事が見れる月だと言っておきましょう!

どういうことかと申しますと、まず経済は、前にも書きましたが中国では「九月は黄金の月」と呼ばれるそうです。
こう呼ばれる理由は簡単で、中国国内で不動産の売り買いがもっとも盛況になるのが九月から十月の時期だからです。
で、今年のこの九~十月の不動産の動向、指数を見れば、中国の不動産バブルの現状、現実が判るだろうというワケですね。
あと、11月には今年最後の債務償還の山が来ますんで、中国国内のシャドーバンクを始めとする理財商品や地方債務の償還がキチンとなされるかも注目の的です。

後、欧米も債務償還の期日が重なりますし、FRBの金融緩和政策や金利引き上げがどうなるか? など、中国経済にも重大な影響を及ぼすイベントが目白押しですw

で、そうした経済関連の事案以上に注目なのが、中国国内の権力争い権力構造が、果たして実態はどうなっているのか? 垣間見れる重要なイベントが目前に迫って来ています。
それがこの十月に開かれる四中全会です!

四中全会というのは第18期中央委員会第四回全体会議(四中全会)の事で、今月十月に開催することになっています。
四中全会とは、党の重要問題を議論・採択する会議で、現在発表されている概要では、「法による国家統治の全面的推進に重要な問題を検討する」と記されています。

中共指導部としては、四中全会で、『元中国共産党中央政治局常務委員の周永康を始めとする汚職追放キャンペーン』の成功を契機にして、「法治主義」の議論を進めるための第一歩にしたいのでしょう。
そもそも、どんな立場の人間でも公平に処罰する法治主義が機能していれば、反腐敗運動などと銘打ってキャンペーンを展開する必要はなかったのですが、「ハエも虎も」という汚職追求の末、大虎である周永康を捕らえ裁いた一件を契機に、こうしたシステムを構築しなければならない――というロジックだといえばいいんでしょうかねぇ?

ともかくも、中国国民の政治不信を和らげ、さまざまな改革を実行していく上で、法による支配という問題は避けて通れません。

しかし、もちろん、実際に法治主義という制度が中国で、どこまで根づき、機能するかについては疑いを持つ人が多いでしょう。
これまでの中国の歴史を鑑みるにつけ、その点に関しては悲観的にならざるを得ません。

ただ、権力闘争という意味でいえば、四中全会は習主席にとって一つの正念場といえます。
ここで法治主義の問題が深く議論されるなら、それは習主席が真の意味で権力を掌握したことを意味すると言って間違いはないのですから。

その事を理解するには、先にも述べました『元中国共産党中央政治局常務委員の周永康を始めとする汚職追放キャンペーン』の意味について見てみなければなりません。
まず、勘違いしてはならないのが、中国の習近平国家主席が主導する「反腐敗運動」とは、汚職撲滅という表向きの目的以上に、中国共産党内の権力闘争という意味合いが強い――というよりコチラが「本質」と言ってしまった方が正しいでしょう。

しかも中国政界第一、二世代と第五世代vs第三世代、第四世代という、世代間権力闘争という色合いが強いというのです!?

この苛烈な世代闘争の裏側を覗いて見ますと、まず汚職撲滅を推し進めた習主席の後ろ盾となっているのが、父親の故・習仲勲(しゅうちゅうくん)氏とともに中国共産党の黎明(れいめい)期を支えた第一、第二世代の元老たちです。

一方、失脚した周永康の背後にいたのは、中国が市場経済に傾倒していく中でのし上がってきた、第三世代の江沢民元国家主席や、その側近である第四世代の曾慶紅元国家副主席です。

さて、第一第二世代の元老たちは、文化大革命をかいくぐって来た世代であり、政治的権力を駆使して経済的な果実を得るような役人をよしとしない矜持というものがあります。
そうした元老たちから見れば、腐敗が横行した第三、第四世代を許すことができないという事になります。
ですので今回の一件には、元老たちの命を受けた第五世代の習主席が、第三、第四世代にメスを入れたという側面を見いだすことができます。
これに加え、第四世代とはいえど共産党青年団の主であり、前主席である胡錦濤が、現首相であり共青団のトップである李克強に命じ、習近平に手を貸して政治上の仇敵でもある江沢民とその派閥に連なるものの汚職を追及させたともいえます。

これで上海閥江沢民派を、周永康を失脚させることで、現指導部は巨大な勢力を誇っていた江元主席グループの追い落としに成功しました。

もっとも、そのコトである意味で“パンドラの箱”を開く事になりましたが┐( ̄ヘ ̄)┌
と、いいますのも、元中国共産党中央政治局常務委員の周永康を逮捕起訴することで、これで政治局常務委員とはいえど“聖域”ではなくなってしまったのですから!
つまり、習近平は、これからさらなる大物に対し、同じように鉈を振るうべく動くにしても、権力闘争の過程で、刃が自分に返ってくる可能性も否定できなくなったのです。
そのリスクを負ってまで習近平が周永康を失脚させた理由は、元老たちの意向以外にもいくつか推測できるでしょう。

先にもいいましたが、巨大な勢力を誇る江元主席グループのその力を弱めようとしたというのもそうですし、また、かつて周永康が元重慶市トップの薄熙来(すでに失脚)と組んで“習近平降ろし”を画策していたとの情報もあり、そのケジメをつけさせたという見方もできます。

で、ココからが問題なのですが、今度の四中全会で習近平が進めようとしている法治主義の問題が深く議論されるなら、それは習主席が真の意味で権力を掌握したことを意味したと見ていいでしょう
しかし、逆に、『法治主義というテーマ』が骨抜きにされ、社会主義や毛沢東思想などといったイデオロギーの議論に会議が終始してしまった場合は、習主席が反対勢力の逆襲に遭ったと推測できるのです。

もし、習主席が反対勢力を抑え切れておらずその逆襲を喰らった場合、党の長老と胡錦濤前主席の後ろ盾を得た習近平と李克強が手を組んで、上海閥の江沢民派と汚職を追及摘発されかねない共産党官僚役人の反対派相手の権力闘争が引き続き続くコトになるでしょう……

で、習近平ら法治主義派が勝った場合は、場合で、中国の権力闘争は次のステージに移るダケです┐( ̄ヘ ̄)┌
今度は共闘していた習近平と李克強が、現中共指導部の主導権を巡って相争うコトになるのです。
なんせ、このままでは、せっかく江沢民派を打倒し、追い出したというのにその代わりに共青団派がその空いたポストに滑り込み権力を握る事になるからです。
そしてそうなると、必然的に共青団にトップとして担がれる李克強が、政権の実権を握る事になります。
もしもそうなれば、習近平は主席として今までどおり外交は国家主席が内政は首相がという役割分担に李克強が、甘んじていてくれれば良いですが、そうでなければ国家主席の座から追い落とされ、李克強が次の国家主席に成り代わりかねません!?

……いえ、中国政界の本道でいえば、李克強が国家主席であることが本来、正道なのです!
なにせ、前胡錦濤主席・温家宝首相時代、胡錦濤の後継者として目されていたのは、習近平などでなく、誰であろう李克強その人でした!

そして今でも、中国共産党の次世代を担う共青団(共産党青年団)の支持を受け最大派閥を握るのが李克強なのです。

一方で、習近平は、あくまでも党内派閥争いと力学の妥協の産物として、“幸運にも”国家主席の座を手にしたのが習近平なのですから、李克強とは党内の権力基盤や声望という点では、実はというと月とスッポンw 比べようがありませんw
ですから、習近平は主席に就任当初から「歴代最弱の国家主席」と影で言われ、その不安定かつ貧弱な権力基盤を強化すべく足掻いて来ました。
そして、胡錦濤の意を受けた李克強と手を結び、現時点で最大の政治影響力を握った江沢民派の排除に動き、また三中全会で、以前にもご紹介した通り『中国版NSC』とでも呼ぶべき――まあ、実質はナチスドイツのゲシュタポ、旧ソ連のシュタージのような秘密警察の委員会とでもいうべき「国家安全委員会」なる新組織の設立を行おうとして習近平個人への権力集中を謀ったりしました。

もっとも「国家安全委員会」は結局、党内の反対に会い、当初目指していた国家の正式機関にはできず、党の中央委員会の中の一つの部署という、当初の構想からするとずいぶんグレードダウンした機関になってしまったのですが……

そうした意味でも、習近平の権力基盤は、まだまだ弱いモノでしかないと言えます。
ですが、今度の四中全会で今まで三すくみに睨み合っていた中国共産党内の三大勢力――習近平国家主席と、李克強の共青団派と、上海閥江沢民派の争いから、上海閥江沢民派が脱落したのか? あるいは、いまだに権力権勢を保っているのか? が、まずはハッキリすると思われています。

そしてその事がハッキリすれば、おのずと近平国家主席と、李克強の共青団派との間の今後の関係も決まってくるでしょうε=(。・д・。)

……ともかくもどちらにしても中国、いえ中共内での権力を巡る抗争は今後も続きます。
これに人民解放軍の思惑やら忠誠やらが絡んで来る上に、中国という国は今や経済や環境、そして社会治安という点で満身創痍という状況にあります┐( ̄ヘ ̄)┌

このまま今後、中国が“一つの国”としていつまでいられるか? それ自体が判らないような末期的な状況にあるというのが『正直な見立て』ですが、皆様はどう思われますでしょうか?

最後に、昔、漢王朝末期は黄色い布が「黄巾」が反王朝の旗印というかシンボルだったそーですが、今、香港で起きてる抵抗運動では日差しと催涙ガスを防ぐ“傘”がシンボルになっているらしいですねw
もし、香港が今後の中国共産政府体制を倒すキッカケになるとしたら『傘革命』や『傘の乱』と呼ばれるようになるのですかね?w

それはそれで『一興』ともうしますか、面白いでしょうネ♪
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