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周辺国を弾圧する中国は、必ず復讐されて国家分裂していく

DARKNESS 2014年12月1日月曜日

(台湾では馬英九総統の強引な親中路線が国民の反発を招き、選挙で大敗している。香港では学生団体と市民が政府本部を包囲して50人もの逮捕者を出す騒ぎとなっている。いずれも、中国に飲み込まれるのを国民が激しく反発している。中国の拡張主義は中国そのものを動揺させる要因となりつつある。この記事を再度トップにしたい)

現在、中国はあからさまな国土拡張主義を取っている。モンゴルも、ウイグルも、片っ端から中国に吸収・同化させようとして、無理やり民族弾圧を繰り返している。

東側に目を転じても、台湾も、南沙諸島も、尖閣諸島も、沖縄も、すべて中国の領土にしようと画策している。そうやって、周辺国のすべてで問題を引き起こしているのは、私たちもよく知っている。

モンゴル人もウイグル人も激しく反発しているが、中国政府は人権無視で弾圧に動いており、反中国の運動家は捉えられ、激しい拷問が加えられている。

こういった中国の姿勢は、非常に激しい嫌悪と憎悪を招いているのだが、中国政府は一向にひるむことなく、弾圧を強行しているのである。

2013年10月28日。北京中心部の天安門前の歩道に、一台の車が突如として暴走し、観光客を轢き飛ばしながら橋の欄干に衝突、炎上するという事件があった。

この事件は直ちに中国国内では情報封鎖されたが、香港の新聞社はウイグル族が起こしたテロの可能性があることを報じた。

2009年7月、ウイグル族の不満は爆発した

いよいよ、中国でもいずれ起きると言われていたテロが実際に起き始めた可能性がある。

領土を拡張しようとして周辺国を弾圧し続けると、いずれは不満を抱いた周辺国の民族から抵抗組織が自然発生し、中国政府にテロを仕掛けるようになるというのは考えられるシナリオでもあった。

ウイグル族は中国西部の新疆ウイグル自治区に多く暮らす少数民族だが、そのほとんどがイスラム教を信奉しており、中国の文化とは異質なものを持っている。

ここに漢族が進出して同化政策を進めていたのだが、その不動産や商業活動はほとんどすべてが漢族が手中に収めて、ウイグル族との格差は広がるばかりでもあった。

そのウイグル族の不満が一気に爆発したのが2009年7月の事件だった。

2009年7月5日、新疆ウイグル自治区で何が起きていたのか。このとき、ウイグル人による反中国の大規模デモが発生して大暴動と破壊に発展していたのである。

この日、午後5時頃から200人のウイグル人が集まって抗議デモを開始、それを見たウイグル族の人々が続々とデモに飛び入り参加して大きく膨れ上がっていった。

ウイグル族に対して、高圧的な態度を取る漢族に対する憎悪は一気に爆発し、デモはすぐに暴動へと転化した。

バスは190台も破壊され、パトカーも2台、計262台もの車両が破壊された。同時に、漢民族(中国人)を次々と襲撃して、死者を拡大させていった。

最後に、相互不信と憎悪だけが残った

2009年7月6日には、ウルムチだけではなくカシュガルでも暴動が勃発しそうになっていた。

中国最大のモスク「エイティガール寺院」に200人もの住民が集まろうとしたが、警察が強制的にそれを排除した。

このデモは独立派のラビア・カーディル氏率いる「世界ウイグル会議」がネットで呼びかけて実現したものと中国政府は発表した。

中国政府は警察を大量投入し事態の沈静に努め、この暴動を鎮圧したが、そのときは156人が死亡、1434人が暴動参加で身柄を拘束されるという大事件になっていた。

死者156人の内訳は、男性が129人、女性が27人。負傷者は1080人だった。

問題はここからだ。

翌日の7月7日に入ると、今度はやられた方の漢民族がウイグル人たちに警察組織に守られながら、報復するという事態になっていったのだった。

数万人規模の漢族が鉄パイプやシャベルを持って武装し「ウイグル族を殺せ!」と叫びながら、街を歩いているウイグル人を袋叩きにしていったのである。

彼らは武装警察の設置した検問所も突破して通りを埋め尽くして、ウイグル族のやっている商店を破壊、略奪していった。

この反撃も警察組織に制圧されて、ウイグル暴動はやがて沈静化していったが、両者のわだかまりは決定的なものとなり、最後に相互不信と憎悪だけが残ったのだった。

だから、いずれは弾圧される側のウイグル人が、テロ行為を仕掛けるのは民族感情としては当然のことであると言われていたのである。

2013年10月28日、いよいよそれが起きた可能性がある。

拡張主義の最大の致命的欠陥とは何か

中国は、常に拡張主義の歴史と思想を持っており、周辺国を次々と飲み込んでいく国家だ。

チベットやウイグルでも、その国の文化を消してしまうかのように漢字の看板を立ててゆき、男を殺し、女に中国人の子どもを産ませるようなやり方をしている。

だから、チベットや新疆ウイグル自治区は、常に暴動やデモに悩まされているのだが、いよいよそれにテロが加わった。

果たして、周辺国を強権で弾圧する中国のこういったやり方は、永遠に続くのだろうか。もちろん、続くはずがない。いずれ、遅かれ早かれ行き詰まる。

拡張主義が通用するのは、中国共産党が「力と金」を持っている間だけだ。大量の警察官、大量の公安、大量の兵士、そして武器弾薬や装備はタダではない。

周辺国を弾圧するにも、延々と武力と金を延々と注ぎ込まなければならない。そんな無駄金が続く国家は、世界中どこにもない。アメリカですらアフガン・イラク戦争の泥沼で経済疲弊してしまった。

拡張主義の最大の致命的欠陥とは何か。

それは、拡張する経済的余裕がなくなった瞬間に、周辺からも内部からも反撃が同時発生して、一瞬に瓦解する可能性を秘めていることだ。

現在の中国共産党にこの「力と金」が失われたとき、弾圧ができなくなり、周辺国の反乱を抑えられなくなっていく。これは、当然の帰結でもある。

そうなると、やがて中国は混乱して「分裂」する可能性もある。現在は、「中国の分裂」は非現実的に思えるかもしれない。

しかし、中国経済が崩壊したり、長期低迷期に入ったら、いよいよ、分裂の道筋は見えてくる。巨大になりすぎた物は、その巨大さが仇になって自壊するしかない。

今の中国は、そのような存在なのである。
(ウイグル族を弾圧する中国だが、果たして抑えきれるのか? 経済力が低下したとき、弾圧政策は続けられなくなって反撃を食らう。)
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