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「逃げろ、逃げろ、中国から逃げろ」 家電もスーパーも一斉に逃げ出した!!

おゆみ野四季の道  新 (27.2.25)

 「逃げろ逃げろ、中国から逃げろ」
かつてあれほど中国への進出に熱心だった会社がいま怒涛のように撤退し始めた。
シチズンもパナソニックもシャープも東芝もエスビー食品も今中国から逃げ出すことだけを考えている。
何しろ中国にいるといつ日本排斥運動の標的にされるか分からず、賃金水準は東南アジアのインドネシアやミャンマーよりはるかに高く、おまけに地方政府の役人からはワイロをねだられるし何もいいことがない。

「中国に進出したこと自体が誤りだったのではなかろうか・・・・」反省したが後の祭りだ。
だが実際に中国から撤退するのも容易ではなく、何かと地方政府の役人からクレームをつけられるし、退職金は相当程度上乗せしないと暴動が起こるし、税金の優遇措置を受けていたらそれを全額返済しなければならない。
だから多くの日本企業はじっと耐えて辛抱してきていたがとうとう限界に達してきた。
「企業は中国人への福祉団体ではない。このままでは企業本体がつぶれてしまう」

 特に家電業界は白物と言われている冷蔵庫や洗濯機やテレビや言った商品を中国で生産してきたが全く競争力がなくなってしまった。
作れば作るほど赤字が膨らむのだから工場閉鎖をした方が従業員に高額の退職金を支払っても撤退する方が安上がりになった。

注)中国の退職金の支払い方法は、雇用年数 × 1か月分の給与 + α

 この2月にシチズンが20年の歴史を持つシチズン精密有限公司を閉鎖し1000名の従業員の一斉解雇を行った。
中国でも大騒ぎになって内外から記者が押し寄せて取材合戦になっていたが、中国撤退企業の象徴のような事件だった。
というは通常日本企業はシチズンのような企業の清算を行わない。
「チャイナ プラス ワン」と言った方式で中国にも拠点を残したまま実態は東南アジアやインドにそっと逃げ出すという方式をとる。

 これだと地方政府に対する顔も立つし、完全撤退でないから優遇されていた税金の返還もしないで済む。また従業員は少しずつ解雇していくのでマスコミに乗ることもない。
実質は中国からの撤退だが穏便にことを済まそうという解決策だ。

 だが今回のシチズンの工場清算方式による撤退を見ると、そうした微温的な対応ではもうことを済まされないほど中国の生産環境は悪化して、もはや工場閉鎖するよりほかに手がないところまで追い込まれていることがわかる。
私は何度も中国に進出するのはキチガイ沙汰だと述べてきたが、それが実態においても証明され始めた。
まだ信じられないことに中国投資を自動車産業などは行っているが、シチズンやパナソニックが明日がわが身だということを知っておいた方がいい。
家電業界だけでなくジャスコやイトーヨーカドーと言ったデパート・スーパー業界も撤退を始めたが、今からでも遅くないから中国経済がクラッシュする前に逃げ帰るのが今では最善の策になっている。
「逃げろ、逃げろ、できるだけ早く中国から逃げろ」ということだ。
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