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中国封じ込めに成功 安倍首相とアボット首相の経済・軍事同盟

おゆみ野四季の道  新 (27.3.5)

 おそらく2013年から14年にかけて世界史のターニングポイントがあったとのちの歴史家は述べるだろう。
それまで中国が破竹の勢いで世界を席巻していたが、この年を境に中国の拡張が止まり、日本が大復活したからだ。
12年の12月に日本に安倍政権が誕生し、経済政策ではアベノミクスを発動し、そして政治的には中国封じ込め政策を実施した。

 本来中国封じ込めの先頭に立つのはアメリカだがオバマ政権は外交では中東問題に手を焼き、内政では共和党に手足を縛られて完全にレームダックになっており、中国封じ込めどころではないのが実情だ。
誰もが中国の軍事力を背景とした拡張主義に手を焼き、韓国は中国の属国になる道を選択し、ベトナムやフィリピンが悲鳴を上げていた時に敢然と戦いを望んだのは安倍首相である。

 安倍首相は中国封じ込めのための外交に積極的に動いたが、特に幸いだったのは13年9月にオーストラリアで中国よりだったラッド政権が崩壊し、自由党のアボット政権が誕生したことだ
アボット氏は安倍首相と同様の政治信条を持っており、中国の軍事的拡張に脅威を感じている。
「中国の海軍は必ずマラッカ海峡を封鎖するために進出してくる。中国はすでに南シナ海を自国の海域として抑えているから、そうなると中国に完全に通商路を抑えられてしまう。その時オーストラリアは中国の属国にならざる得ない。だが中国は世界でもまれな独裁国家だ・・・・」

 アボット政権はそれまでの中国重視政策から完全に手を切って日本との同盟強化を図ることにした。
日本との間にEPA協定を結んで経済協力を強化するとともに日本とアメリカとの軍事同盟の強化に乗り出した。
オーストラリアは中国の軍事的拡張に対抗するためアメリカの海兵隊を受け入れ、さらに中国の海軍に対抗するため潜水艦艦隊の整備を行うことにしたが、その調達先として日本の高性能潜水艦の導入を検討しはじめた(現在は日本、ドイツ、フランスが候補だが日本が最有力)
実現すれば日本の最初の軍事輸出であり、アボット政権と日本は軍事装備で一体化する。

 なぜ各国が反中国に傾いたかの理由は明確で、中国が膨張主義政策を露骨にとり軍拡に狂奔したからでここ20年以上にわたって毎年10%以上の軍事費を増強してきた。
さら拡大された軍事力でもって周辺諸国から島嶼を略奪しており、日本に対しても尖閣諸島の強奪をあからさまに表明している。
習近平氏の「中国の夢」とは清朝時代の領土の復活だから周りの諸国から見たら領土拡張運動だ。
こうした中国の動きはかつてのナチスドイツとおなじでドイツのオーストリア併合を彷彿させる。
「習近平はヒットラーになろうとしているのではなかろうか・・・・・・・」

 近隣諸国の緊張感は嫌が上にも高まっており、かつて中国の春秋戦国時代に秦の拡張主義を危惧した周辺国家群が合従連衡の策をとったが、現在の合従連衡策が現れた。それを指導しているのが安倍首相であり、その同盟者がアボット首相である。
アボット首相が現れる前まではオーストラリアはすんでのところで韓国と同様な中国の属国になるところだった。
日本との間で捕鯨問題で角突き合わせたが、これもラッド政権が日本を切り捨てるための手段として利用したものである。

 13年から14年にかけて日本に安倍政権が誕生してから世界史の潮流が変わった。オーストラリアにアボット政権が誕生し、インドではモディ氏が首相に就任した。いずれも中国が仮想敵国と認識している政治家の連合であり、中国を太平洋とインド洋から締め上げる同盟である。
中国は今北にしかドアーが開かれていないためプーチン政権と協力を深めている。
しかしそのプーチン政権も西欧の封じ込めで経済的に疲弊している。

 こうして中国の冒険的拡張主義は安倍首相とアボット首相の努力で13年から14年にかけて封じ込めに成功した。
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