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日独関係の再構築 互いに助け合おうじゃないか!!

おゆみ野四季の道  新 (27.3.11)

 さすがにドイツのメルケル首相は世界情勢を明確に把握している。10年間ドイツを率いてきた手腕はだてではなかった。
7年間にわたって日本を無視し中国との蜜月関係を築いていたが、中国経済の失速が明らかになりいつバブルがはじけてもおかしくない情勢を見て、日本との関係改善に乗り出した。

 昨年末にメルケル政権は「対日関係をアジア外交の最重要支柱にする」とアナウンスメントしたが、これは今までの中国よりの姿勢を改め一方的に中国の肩を持たないという中立姿勢の表明だった。
実はドイツにはドイツの事情があり、日本との連携強化を模索しなければならない事情がある。
一番の理由は拡大欧州に亀裂が入り、従来のようにEUの後ろ盾の中で安住していれば問題ないといえなくなってきた。

 ギリシャ問題が再び火を噴き始め、ギリシャに緊縮財政を求めるドイツに対し、ギリシャは戦後賠償問題を持ち出してきた。
「インフラの破壊を含めればギリシャは約20兆円の賠償金を請求する権利がある」
ドイツとしては晴天の霹靂だ。こうした戦後賠償を抑え過去を清算するためにフランスと協力してEUを立ち上げ、全員が欧州市民という形で問題を抑え込んだつもりなのに、ギリシャのように戦後賠償を請求する国が現れては努力が無に帰する。
「ドイツはうまくやったと思っていたが、これで中国と韓国から何かというと戦後賠償を持ち出される日本と変わりがないじゃないか・・・・・」

 「国連の安保理常任理事国入りも中国の反対(日本は絶対にいれないという態度で結果的にドイツも入れない)で思うように任せられないし、これなら日独枢軸の復活の方がいいのじゃなかろうか・・・・・・・・」メルケル首相の脳裏に70年前のドイツがよみがえっている。
中国経済の失速によって経済圏としての魅力が中国になくなりつつあり、一方日本は安倍首相の下で21世紀国家として大復活しつつある。特に先端医療では日本が世界をリードする勢いで日本には山中伸弥教授という絶対的な切り札がある。
中国のような20世紀型の経済でなく日本が目指す21世紀型の経済の方がドイツとの親和性が高い。

 さらにメルケル首相を悩ましているのはウクライナ問題で、メルケル首相の本音はプーチン大統領と適当なところで手打ちをしてロシアを国際社会に復帰させることだ。
ドイツはロシアから4割も天然ガスを輸入しているし、一方自動車産業等の主要な輸出先でもある。
「アメリカは原則主義の国で相変わらず民主だとか人権だとか言って融通がきかない。その点日本の安倍はプーチンと仲がいいし、ここはドイツと日本でなんとかウクライナ問題を収めよう・・・」
もともとウクライナはロシア領だったしクリミヤやドネツクがロシアに編入されてももとに戻っただけだという認識がメルケル首相にはある。それにメルケル氏は東ドイツ出身だ。

 一方安倍首相としては中国と韓国が戦後70周年の対日戦勝パレードで手を携えて、相変わらず日本非難ばかりしているし、王毅外相などは「70年前に戦争に負けた日本が70年後に良識を失うべきでない」などとほとんど外相のスピーチとしては異例なほど高圧的な発言をしている。
「70年前に勝利した中国が70年後に良識を失って近隣諸国の領土侵略をしているが、これは国際秩序への挑戦だ」と日本の外相が反論のスピーチしたらおそらく国交断絶になるだろう。

注)なお韓国は当時日本の植民地で朝鮮人は日本人として戦争に参加していたのだから戦争に勝利したのではなく敗北したのが正しい。また日本が戦っていたのは蒋介石の国民党軍で共産党は山奥に逃げ込んで隠れていただけだった。

 中国と韓国は良識を失ったまま日本非難を繰り返しているのだから、ここはギリシャから戦後賠償を求められて苦境にたちはじめたドイツと連携し70年前の同盟を復活させる良い機会だと安倍首相も判断したようだ。
それにウクライナ問題ではドイツと協力してプーチンの苦境をなんとか助けてやりたい思惑もある。

 時代の動きは速い。アメリカは中東問題で手いっぱいでウクライナはドイツに任せっきりだ。
今回の首脳会談を通して敗戦国同士のきずなを確かめ合い、ロシアを再び国際社会に復帰させようと手を握ったのが今回の日独会談の一番の成果だろう。
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