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米中高官が緊急訪韓して『韓国に本気で踏み絵を踏ませる』模様。米中共に最終通告を言い渡す意向を固める

U-1速報  2015年03月17日09:45

米中の外交当局の韓半島(朝鮮半島)担当次官補が15、16日に相次いで韓国を訪問する。米中の韓半島担当がほぼ同じ時期にソウルを訪れるのは極めて異例だ。米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備問題などをめぐり、米中がソウルで外交戦を繰り広げるのではないかとの見方も出ている。米中はこれまで、THAADをめぐって激しい駆け引きを繰り広げてきた。

まず15日夜に訪韓した中国の劉建超次官補は、16日に韓国外交部(省に相当)の李京秀(イ・ギョンス)次官補と面会するほか、同部の趙太庸(チョ・テヨン)外交部第1次官を表敬訪問する。北京の外交筋は「THAADやアジア・インフラ投資銀行(AIIB)の問題に対する中国の姿勢は日増しに強硬になっているようだ。劉次官補はこのような中国政府の意向を韓国に伝えるよう指示を受けてきたと聞いている」と話した。

中国は、今月12日に英国が米国の反対を押し切ってAIIBへの参加を決めたのに続き、翌日にはオーストラリアもAIIB参加を積極的に検討する意向を明らかにしたことで、非常に勢いづいているという。北京の外交筋は「中国はこの勢いで劉次官補の訪韓中に韓国からもAIIB参加の約束を取り付ける計算だ」との見方を示した。中国は、AIIBに設立メンバーとして加わる場合は今月末までに参加を表明するよう韓国側に要請している状態だ。

一方、米国のダニエル・ラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は16日午後に訪韓する。ラッセル次官補の訪韓は、今月5日に従北(北朝鮮に追従する)主義の男に襲われて大けがをしたマーク・リッパート駐韓大使を見舞うためというのが公式の目的だ。韓国政府の当局者は「ラッセル次官補の訪韓スケジュールは事件後に急きょ決まった。ソウルに到着したらすぐにリッパート大使のお見舞いに向かう」と説明した。通常のアジア出張では韓中日3カ国全て訪れることの多いラッセル次官補だが、今回は1泊2日でソウルにだけ滞在して帰国する。

外交関係者の間では「劉次官補はTHAADとAIIB問題について韓国に強い揺さぶりをかける可能性が高い。そのような状況でラッセル次官補が沈黙を貫くことはないだろう」との見方が支配的だ。ラッセル次官補はAIIB参加問題について「支配構造の透明性の確保が必要だ」とこれまでの立場をあらためて示すものとみられる。

THAADをめぐっては、在韓米軍司令部が今月12日、京畿道平沢、江原道原州、慶尚北道倭館などを配備候補地として調査した事実を公表しており、どのような形であれ韓米間で意見交換が行われる可能性が高い。韓国軍の消息筋は15日「THAADシステムは米軍の大型輸送機で運ぶことができるため、韓半島で全面戦が起きた場合に緊急配置される追加戦力に含まれていると聞いている。一方、劉次官補はTHAADに反対の立場をあらためて伝えてくるとみられる。

韓国外交部の元高官は「北朝鮮の核問題を解決できずにいる中国が、THAADの韓国配備に反対する表向きの理由はない。また、韓中間の経済協力に関係するAIIBへの参加について、米国は口出しする立場にない」として「THAADとAIIBについては国益の極大化という観点でアプローチしなければ、米中の駆け引きに巻き込まれる可能性がある」と指摘した。
李竜洙(イ・ヨンス)記者
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