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NPT再検討会議 最終文書採択されず

NHK 5月23日 9時53分

NPT=核拡散防止条約の再検討会議は、最終日の22日、会議の成果となる「最終文書」について協議が行われましたが、中東の非核化を目指す国際会議を開くとする項目についてアメリカやイギリスなどが反対したことから最終文書は採択されず、4週間にわたる会議は合意に至らずに終わることになりました。

ニューヨークの国連本部で先月から開かれていたNPT=核拡散防止条約の再検討会議では、最終日の22日、フェルーキ議長が配布した最終文書の案を巡って全体会合が開かれました。
しかし、最終文書のうち、「中東の非核化を目指す国際会議を来年3月までに国連事務総長が開催する」という項目について、アメリカの代表が「開催の方法や時期が非現実的だ」と反対したほか、イギリスやカナダの代表も「この項目だけが文書を受け入れる障害だ」などとして、そろって最終文書を拒否する姿勢を示しました。

中東の非核化を巡っては、アメリカとイギリスは中東で事実上の核保有国であるイスラエルを擁護し、長年にわたってアラブ諸国と対立してきました。
最終文書は全会一致で採択されることから、これによって最終文書の採択はできなくなり、各国の代表は相次いでスピーチを行い、強い失望感を表明しました。

4週間にわたったNPTの再検討会議では、核兵器の保有国と非保有国とが鋭く対立して交渉が紛糾し、最終的には中東の非核化を巡る対立が、会議全体の合意を妨げる形となりました。
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