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天津港炎上と中国共産党のレクイエム

おゆみ野四季の道  新 (27.8.23)

私が約2週間ほど北海道を走友会の雪男と異名をとるイェティさんと旅行している間に、世界が激動していた。一つは中国の天津港での爆発事故で天津港の機能がほぼ失われたことと、もう一つはタイのバンコックで白昼に爆弾テロがあり、両者とも多くの死者と負傷者が出ている。タイの爆弾テロについては明日記載することとし、今日は天津港の爆発事故について述べたい。
この事故は一般的に言われているよりも多くの意味を持っており、中国というシステムが終わりを迎えたことを意味している。

 中国の天津港の爆発事故はいかにも中国的な事故で、危険な化学物質の保管倉庫が住宅地の近くに存在し、しかもそれが約3000トンの規模で保管されていた。
この化学倉庫で火災が発生し消防車が放水したところ、化学物質の一部が水と反応して大爆発を起こしたのだという。
死者116名、行方不明者約60名のほとんどが消防士だというから殉職といえる。
かわいそうなのはそうした化学物質が保管されていたなどとは夢にも思わず放水していた消防士だ。
規則では住宅地から1km以内はそうした倉庫の建設を認められていないが、この倉庫は1km以内に建設されていた。

 中国では規則は役人がワイロをとるための手段で、規則を逸脱したければワイロを払えばいくらでも危険物質を持ちこむことができる。
もし無断で持ち込みを行うと規則に照らして厳罰に処せられるが、ワイロさえ払えば何でもござれだから、「規則とは役人が汚職をするための手段」と思えばいい。
中国人と汚職は同義語で中国人から汚職をとったら何も残らないのが実態だ。

 だからこうした中国に進出した日本企業は中国人並みの汚職体質を身に着けてしまい伊藤忠商事などはすっかり中国人商社になってしまったが、かつて評論家の日下公人氏は「中国人と付き合うと人間性が劣化するので中国人とは付き合わない方がいい」と述べていた。
私も何度も「中国に企業進出するなどはキチガイ沙汰だ」と述べてきたが、それは規則が汚職をするための手段になっているような場所で正常な商取引ができるとは思われないからだ。
日本のイメージで言えば今から250年前の田沼意次の時代で、日本では松平定信によって徹底的に排除された。

 この天津港の爆発事故は落ち目の中国経済にとっては致命的な影響をえるだろう。何しろ天津港は世界第4位の貿易額を誇り、鄧小平氏から始まる改革開放のモデル地域と位置付けられており、東洋のマンハッタンを目指していた場所だ。
そのために今回爆発事故があった2km以内に高層建築が乱立しているが、中国にとって幸いにもそのほとんどが鬼城だからマンション住民などおらず、人的被害は消防士だけで済んだ。
もし本当にマンハッタンになっていたらニューヨークの9.11に匹敵する史上空前の大惨事になったところだ。

 しかしマンハッタンはともかく港湾施設は機能していたが、その港湾施設が崩壊した以上、この天津港地区は日本でいえば真駒内のぺんぺん草が生えている工場地帯のようなものになってしまった。
さらに近くの河川からは大量の死亡した魚が漂っており猛毒のシアンが河川に流れ出た可能性が指摘され毒物に汚染された地帯になっている。

 習近平政権としたら9月3日に抗日戦争勝利の大パレードを開催する計画でこれによって習近平氏が人民解放軍を完全に掌握したことを海外にアピールする予定だが、その前にとんだケチがついてしまった。
中国経済が不調なのは今では周知の事実で、いくら北京政府がGDPの成長率が7%といっても誰も信じていない。

 自動車もスマートフォンも売れなくなり、貿易額は傾向的に減少しており、株価は政府の懸命な下支えがあってもじりじりと値を下げており、思い余って中国人民銀行が為替レートの引き下げをしたがその効果も全くない。
中国経済はお先真っ暗になった中で天津港が炎上したのだから、もはや中国経済にとってはこれ以上の悪材料はない。

 戦争では戦線を拡大しきったところで敵の猛攻撃を受けそこから敗走が始まることが多いが、日本のガダルカナル、ヒットラーのスターリングラード、ナポレオンのモスクワがそうだ。
そして習近平氏のガダルカナルはこの天津港の爆発で、9月3日の抗日戦争記念日は同時に中国共産党の崩壊の葬送曲を奏でる記念日になるだろう。
「そうか、あれが中国共産党の最後のセレモニーだったのか!!」
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