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韓国人に謝罪すれば、罪を認めた「罪人」に K・ギルバート氏

zakzak 2015.08.22
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 8月16日、PHP研究所主催のVoiceライブ「どうなる? 戦後70年目の日韓関係」という、トークライブに出演した。私に興味深い話をいつも教えてくれる、ジャーナリストの丸谷元人氏が進行役で、拓殖大学国際学部の呉善花(オ・ソンファ)教授と私が、それぞれ見解を述べるスタイルだった。

 呉さんは韓国・済州島出身で、1983年に留学生として来日した。当初は反日的な気持ちが強かったが、さまざまな真実を知り、日本への共感の方が強くなる。韓国で受けた反日教育が嘘ばかりだと知ったときはショックだったそうだ。葛藤を乗り越えて、88年に日本へ帰化した。

 打ち合わせの段階から、呉さんの話には何度も驚かされた。隣国である日本と韓国の価値観や常識が、あまりにも違うことを思い知ったからだ。

 トークライブの詳細は「Voice10月号」(9月10日発売)に譲るが、1つ書くと、日韓では「謝罪」の意味や機能がまったく違う。

 日本は韓国に60回近く謝罪しているが、先日、元慰安婦は「一度も謝罪していない」と発言した。日本人にとっての「謝罪」とは、相手の怒りを鎮めて、こじれた感情をリセットする行為である。嫌な過去はお互いに忘れて、水に流すことで一件落着となる。

 一方、韓国人の謝罪は感情の問題ではない。謝罪をすれば罪を認めた「罪人」になり、謝罪を受けた側は、罪人をいたぶる特権を得る。謝罪は理不尽な関係のスタートなのだ。

 しかも韓国人は、過去を水に流さない。朴槿恵(パク・クネ)大統領は「加害者と被害者の立場は1000年経っても変わらない」とスピーチしたが、あれこそ典型的な韓国人の思考という。

 韓国に何度謝罪しても、日本側が期待する「こじれた国民感情のリセット」はあり得ない。それどころか、彼らは謝罪を受けるたびに「これで日本を隷属状態にできた」と考えてきたのだ。国家間で、そんな謝罪ができるはずがないが、韓国は指導者までも韓国的な謝罪を求めている。

 ちなみに欧米人も「謝罪と賠償はセット」と考えるが、1つのトラブルに対して、一度の謝罪と賠償で終わりである。

 国際法上、65年の日韓基本条約で併合時代の問題はすべて解決済みだが、韓国は同じ話を何度でも蒸し返す。韓国に絡まれ続ける日本は本当に気の毒だ。日本人の性善説的な常識を外交に持ち込んだ、政治家と外交官の責任は重い。

 韓国外交に関わる公務員は全員、呉さんの著作を熟読した方がいい。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。83年、テレビ番組「世界まるごとHOWマッチ」にレギュラー出演し、一躍人気タレントとなる。現在は講演活動や企業経営を行う。自著・共著に『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』(PHP研究所)、『素晴らしい国・日本に告ぐ』(青林堂)など。
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