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確かにメタハイや新資源開発技術のお披露目は時期早々かも?

推摩 一黙のブログ 2015年10月25日 19時50分

さて、前回記事へのコメントでRE:11のコメントで“Zmさん”が「地政学的判断で」メタンハイドレート(開発)はお預けにした方がイイ! とおっしゃてますが――

>どのみちメタンハイドレートの採掘コストは下げねばならないし、安全性を極めねばなりません。

>中途半端に実用化して、今の中韓のテクノロジーで真似されると、事故で大量に気化したメタンガスが海中に溶け出し、海洋生物に著しいダメージを与えるのは必至です。
>まさに基地外に刃物、それがメタンハイドレートの現状でしょう。

>日本が開発した技術を使わせるならまだいい。

>しかし彼らは「高い」「独占するな」と自力で掘ることに拘るのは解り切っています。

>それで南シナ海や日本海に致命的なダメージを与えられれば漁師の仕事が出来なくなるとか、最悪は一部の魚種が絶滅して食料危機にも繋がりかねないのです。
>彼は視野が広そうなだけに、そこまで考えが及ばないのが残念です。

――詳しくは以上のような理由を挙げてらっしゃいますが、これには頷かざるを得ませんねー

もっとも、その一方で、親父様のご紹介して下さった青山繁晴氏の「メタンハイドレード(特に日本海側っ!)のもっと開発すべき」という意見には賛成ーなんですが、今は“時期が悪い”というか「お披露目は時期早々かも?」とも思いますネー┐( ̄ヘ ̄)┌

理由は様々ありますが、ここ二回の記事をご覧になれば判る通り、「日本という国は“強すぎ”ます――ただし軍事以外は」ですが┐( ̄ヘ ̄)┌

……ですんで、「ただでさえ、海外から買うモノが無い」ニッポンがエネルギー資源面で「自給――どころか、下手すれば原料としてそのまま輸出すら可能」になれば、おそらく“その事実だけで”、十数ヶ国単位でひっくり返る国が続出しますよ?

まー、間違いなく特にロシアに中央アジアの国々、さらに下手するとアメリカも「どっひゃ~っ!?」と悲鳴を上げまくる面々が山ほど出るコトになるでしょう(>_<)

なんせ、この辺り(ロシアと中央アジア)の国々は旧ソ連時代や長年の戦争や内紛の後遺症が響き、“碌な産業が無い”んで石炭やウラン、そして天然ガスなどの第一次資源の輸出にその経済を頼り切っています。

無論、ロシアを筆頭に、こーした資源頼みの国々は外資の導入で産業や技術導入に必死ですが、そうした誘致を成功させる意味での『基本的な社会インフラ整備』すらまだまだこれから……という現状ですしねー┐( ̄ヘ ̄)┌

中国のAIIBや『一帯一路の新jシルクロード構想』でも、「この地域を発展させるには毎年7400億ドル、累計で8兆ドル~9兆ドルを十数年から数十年単位でインフラ投資し社会基盤を整備しなければならない!」と、言っていますが、実際これらの地域の国々では、電気どころか、道路に鉄道といった社会インフラがまったく整っていません!

まーそもそも、例えばウズベキスタンは、アフガン情勢や反政府勢力の活動などにより、情勢は不安定で治安も悪いですし、その他の国も似たりよったりで、治安や周辺諸国との関係はお世辞にも「良い」とはいえず、情勢は不安定です。

ですんで、インフラ整備とか産業とそれを担う人材の育成以前の状態の国がほとんどなのですけどネ(´_`。)

ですから、『毎年7400億ドル、累計で8兆ドル~9兆ドルの需要』があるのではなく「国情と治安社会情勢を安定化」させた後、「それだけのカネを注ぎ込んで、イチから開発発展の基礎基盤を造ってやらないと発展成長できない」という方が正しいでしょう(棒

しかし、こーした中央アジアの国々が歴史的地域的な氏族間や宗教間の問題を乗り越え「せめて東南アジア」程度の国家的社会の安定を成しえたとしても、長年の戦乱や内紛で荒廃した国土の再生と産業の育成には、それこそ百年単位の時間が必要となるでしょう。

と、ゆーか、皆さん。

“中央アジア”=ウズベキスタンやアフガニスタン、キルギス・トルクメニスタン・タジキスタン……と聞けば「荒涼とした荒れ野と遊牧民が行き交う草原」というイメージがパッと頭に思い浮かぶんじゃないでしょうか?

たしかに、この地域は古来より、遊牧・オアシス農業・中継貿易が行われ、多くの国家が興亡した地域ですが、意外かも知れませんが中央アジアのこの地域は『麦の原種の発祥地』であり、アフガニスタンを始めこの地域は、もともと小麦栽培を中心にした「緑豊かな穀倉地帯」だったんですよ?

2015年09月09日にUPした『砂漠を緑に――日本が黙々と実現させた“奇跡”とそれが示す処方箋』 の回でご紹介しましたが、2001年に大飢饉に見舞われたアフガニスタンを見、憂いた医師、中村哲さんの呼びかけを中心に、昔ながらの日本の用水路技術を用いて、深刻な水不足を招いた現地の治水工事が始まりました。
その結果、今ではアフガニスタンのガンベリ砂漠が、約10年の年月を経て緑化したとして、世界中から注目を浴びています

現地ガンベリの地は、かつて『ガンベリのようにのどが渇く』と、ことわざで言われるくらい、乾いた荒地として有名な場所でしたが、今や日本からの支援によって、まるで別の場所かと見紛うほどの変貌を遂げています。

その他にも、ソ連のアフガン侵攻前に、1955年に木原生物学研究所の故 木原均博士がアフガニスタンで採取していたアフガニスタン在来小麦種子が、(日本の品種改良をさらに受けた上で)半世紀ぶりに故郷に帰国し、現地で再び農業の再生に役立っています。

詳しくは上でも紹介した『砂漠を緑に――日本が黙々と実現させた“奇跡”とそれが示す処方箋』 の回の記事をご覧になっていただきたいのですが、アフガニスタンだけでなく、その周辺の中央アジアの国々のある地域は、本来は天山山脈とパミール高原に囲まれ、“中央アジアの真珠”と呼ばれるイシククル湖を代表とする湖や素晴らしい自然に恵まれた農業・牧畜業を主要産業とする自然豊かな土地だったんですよ?

そこで生活して来た人々も元来は農業や放牧、遊牧を中心とした素朴で牧歌的な人々や民族であり、古来からシルクロードの道筋――中間貿易も盛んで宗教人種に特にこだわりも偏見もない土地柄でした。

冷戦時と冷戦後の戦争と地域紛争、イスラム原理主義のタリバンなどの跳梁支配などで、今は昔の面影もなく土地も人心も荒れ果て、昔は麦穂が豊かに育ち風に靡いていた土地は、今や「ケシ畑」になっていますが、この土地に本当の平和と繁栄を与えたければ、荒廃して砂漠と化した環境を改善し、ケシ畑を麦畑に、荒野を緑豊かな草原に――灌漑治水工事を始めとする土地の再生を根気良く続けていくしかありません。

たとえそれに『百年』の時が必要であろうと……

さて、しかし、世界では「日本以外に……」中央アジアのこの地の人々と国々にとって“本当に必要な”自然と人心の復興に手を差し伸べる国などアリマセン。

むしろ、中国の一帯一路の新シルクロード構想などのように、中央アジアの地を資源や交通交易の要所として権益を握ろうとしたり、その利権に群がろうという輩の方が多いです。

また、結局のところ国にしろ地域にしろ、その土地や社会を良くして行けるのは「その国、その土地に産まれ生きる」人々ダケです。

そして、中央アジアの国々が今、国の再生や成長発展を遂げるのに原資となるのは「資源の輸出」しかあり得ないという現実があります。

しかし、今の世界規模での国際貿易市場における“資源価格の暴落”は、特にそーした「第一次産業=資源、エネルギー輸出しか産業が頼れない」国々に、大きな打撃を与えています。

この傾向は間違いなくこれから十年以上、長期的に続くでしょう。

何故なら、今後間違いなく世界は日本が経験した『デフレ時代』に突入するからです。

その大きな“要因”は、まず中国の経済崩壊と混乱です。

この結果、これまで二十年近く「世界中の鉱物・エネルギー資源を爆買い、爆食い」して来た中国の市場が失われます。

次に欧州EUが中国の崩壊に連鎖して巻き込まれ景気経済が落ち込むコトが予想されます。

その結果、やはり「世界的な資源価格の下落が進むと共に、需要も落ち込む」コトは避けられないでしょう。

しかもその上に、今の“ドイツが主導的支配的なEU”が制度体制的に維持されれば間違いなく『緊縮財政』政策が維持推奨されますので、今の日本のアベノミクスが“施行されるまでの日本を”思い出していただければ分かりますよーに、この先、欧州EUユーロ圏がデフレスパイラルの蟻地獄にハマる姿が容易に目に浮かびます(棒

正直、いいますと「緊縮財政を推進したいドイツ・イギリス」と「金融緩和をしたいフランスと南欧諸国」の対立が頂点に達し、ドイツが折れて『路線変更』するか? あるいは「EUの枠組みが壊れるか、ユーロが廃止撤廃」されるかという行き着くところまで行くまで欧州の状況はデフレ化とデフレスパイラルを伴う不況から脱するコトは無いでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

さて、ここで次に話を進める前に「皆様に“知っておいて”欲しい」のが、「コト“EUユーロにおける”緊縮財政推進と金融緩和反対については、ドイツとイギリスの利害が合致している」という奇妙な現実です!

もっとも英独の思惑が一致してるといっても呉越同舟で、イギリスがジリ貧で落ち目であるなら、ドイツはむしろ上昇する国で、両国とも背景と動機はまるで違うんですが┐( ̄ヘ ̄)┌

しかし、英独に共通しているのが「EUとユーロのシステムから最大限の恩恵を得ている」という点にあります。

どちらも「EUによる経済的利益と(NATOが絡みますが)軍事的連帯は最大限に享受しながら利用したい」という点で利害が合致しますし。

ユーロの保持と緊縮財政維持の金融緩和反対というのも――

ドイツが「金融緩和するとそのトバッチリが強い国に来る(すなわちドイツが損をする)」のであるのに対して。

イギリスはイギリスで「ユーロでなく独自通貨のポンドを維持しているので欧州本土のユーロ採用国と違って金融政策は自国の都合で自由にできるので緊縮政策は関係ない――それどころか、ユーロに縛られ緊縮政策を取らざるを得ないフランスや南欧の産業競争力が弱ってくれて都合がイイ」のと「金融緩和、財政出動の条件が緩和したら金融業で儲けるシティを抱える英国にとってEUユーロ諸国への投資リスクが上がる」のを嫌って――

――という理由でと、英独共に『勝手な算盤を弾いた』上である意味、裏で手を握っていると観て間違いはないでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

まあ、その一方で、中国崩壊の影響は輸出でドイツ、投資と国際金融取引でイギリスは打撃を受ける一方で欧州EUユーロ圏の域内経済景気は冷え込みますから、これまた中国同様、欧州向けの鉱物・エネルギー資源の輸出も先細そるコトは間違いなく、こーした中国・欧州の二大市場が冷え込むコトで、真っ先に影響を受けるのは“国際貿易における鉱物・エネルギー資源価格”です。

さて、そんな世界経済下において、もし「日本が独自のエネルギー資源の自給化に成功!」なんてなったらどーなるでしょう?w

☆エネルギー分野での『量より質』の転換でロシアや中東どころかアメリカもヒックリ返る?

さて、前回、前々回の記事で今の日本は「第一次オイルショックを契機に“量より質”への産業構造転換を図り成功し、今の繁栄発展を遂げている」と、色々と詳しく書きました。

で、今までは鉄鋼業や製造精密工作機械、半導体から極小のボールベアリングや光学製品、CCD、LCDなど家電やスマートフォン、PCに車、船舶から飛行機まで「工業製品を作る分野での精密高技術化」を突き詰めて来ました。

しかし、そんな日本が今、新たに世界の他の国々を置き去りにして研究開発を進めているのがエネルギー資源の採掘と蓄電技術と素材の開発であったりします。

トヨタ自動車が燃料電池車の普及に向け、燃料電池関連の全特許を無償提供を発表したのは今年はじめのコトでしたが、「電気を大量にかつ長時間、いかに安全に溜めるコトができるか?」は、EV(電気自動車)や再生可能エネルギー(太陽光・風力発電)の今後の未来を決める重要な技術であるコトはいうまでもありません。

そしてその分野においても、例えば再生可能エネルギーの不安定さを補う蓄電池として現在一般的なのは化学バッテリーであるリチウムイオンやNAS電池ですが、しかしこれらの化学バッテリーよりも寿命が長く環境耐性のある機械式バッテリー「フライホイール」の研究開発と実用化が日本では進んでいます。

機械式バッテリー「フライホイール」というのは、揚水発電が水を電力需要の少ない時間帯の余剰電力を使用して、下部貯水池(下池)から上部貯水池(上池ダム)へ水を汲み上げておき、電力需要が大きくなる時間帯に上池ダムから下池へ水を“落とす”ことで、いわば電気を「位置エネルギーに変換して蓄積(発電)する」システムですが、「フライホイール」は『電力などのエネルギーを回転エネルギーに変換して蓄えるバッテリー』だと考えてくださればイイと思います。

要するに仕組みは、電力でコマのようなホイールを回して、エネルギーを蓄えるもので、いわばモーターと同じ原理を用いるのですが、エネルギーを取り出す時は、モーターの逆、つまり発電機の要領で回転ホイールから電力エネルギーを得るわけなのですが、理論上、ホイールの回転を支える軸受を摩擦のない非接触型にさえすれば、半永久的な寿命が実現できる上、さらに機械式であるが故に、周囲の温度の影響もほぼ受けず、充放電による劣化もない。

急速な充放電に対応し、20年以上の長寿命で、高温/低温にも強いバッテリーこそが、電力平準化用蓄電システムに最適なバッテリーであり、機械式蓄電機「フライホイール方式」というのはその理想の条件をほぼ揃えているのだが、もちろんのコト、問題点もまだある。

それは、コストとエネルギー効率です。

コストでは、ホイールの回転が、時間を経れば、空気などの抵抗により回転数が落ちるのを減らす方法が必要となるのですが、その為にホイール部を真空状態にしたり、摩擦が生じやすいホイールの軸受部分を超伝導で浮上させたりするのが理想ですが、真空装置や超伝導装置は、規模が大きく、メンテナンスも必要となり、そして何よりも高コストになる欠点があります。

現在、このコストを軽くし、実用化に繋げるため、研究開発が進められていますが、この“技術”の研究開発も昨日今日の話ではなく日本では民間企業と長岡技術科学大学などとの協力体制の下、三十年前から積み重ねられて来た研究なのであります。

現在、試作を繰り返し、効率を最大化しつつ、コストに直結するシステムサイズへの最小化が進められているといいますが、この「機械式蓄電フライホイール方式」以外にも、「水を電気分解していったん水素にし、必要に応じ燃料電池で酸素と反応させ電気として取り出す水素方式」や「バナジウムの電解液をポンプで循環させて充放電するレドックスフロー電池」など、日本が得意とし最先端を行く蓄電・蓄熱技術は山ほどあります。

しかも、産学連携での研究が数十年に渡って技術やデーターを蓄積しているのもザラにあり、欧米を始め、他国が追い付こうとしても容易に追いつけない研究が多くあります。

まさに、重工業・製品産業部門で「量より質」への転換で世界を圧倒したように、日本は次世代の技術、産業の核となる電気や熱エネルギーの蓄積においても「量より質」の技術研究の最先端化で他を圧倒し引き離しつつあります。

さて、その技術は無論、機械や素材、蓄電方式などの工場生産精製の技術のみならず、野外での――それも深海や極寒、あるいは高圧高熱の地下深くへの資源採掘でも日本は研究開発で世界の先をいっています。

例えば、シェールガスやオイル……シェール革命と呼ばれアメリカで「21世紀のオイル・ラッシュ」を引き起こした新技術ですが、難点の一つに「油田としてガスや原油が取れる寿命が短い」という点が挙げられます。

しかし、日本はこーした廃坑と化したガス田を復活させる方法として炭酸ガスを使用した新技術を開発し、従来の方法では取れなくなったシェール層の原油や天然ガスの採掘に成功したのですが、さらに当然のコトながら、未採掘のシェール層なら『従来の三倍の量』を取れる技術を開発しています。

また、シェールガスの採掘の際に問題となっていた地下水への汚染ですが、圧入水を利用しないプロパンや窒素利用のシェール層破砕技術の進歩によって汚染を減らすコトが可能になっただけでなく、大量の水の調達が難しい為、できなかった砂漠地域でも大量生産が可能になりつつあるといいます。

他にも元々、シェールガスを取り出すためには2000mも掘り下げる訳であり、この圧力に耐えられる鋼管パイプは、新日鉄住金など日本の鉄鋼メーカー以外には作れないのでありますし、シェールガスを精製して気体から液体、液体から気体へとリサイクルを行うが、このプラントは住友精密工業と神戸製鋼しか作れないといいます。
さらにシェールガスを収納する圧力容器には炭素繊維が使われるのですが、この分野は東レ、帝人、三菱レイヨンの国内勢が世界シェアの70%を握っており……と、まあ、こうしてシェールガス採掘関連でも、儲かる日本企業は山ほどありますw

ああ、あと、シェールガスの採掘に大量の水を使うが、この水量全体を減らすために膨大な窒素を使用する新技術を使用する場合、その材料となるガスは日本企業が多く精製し輸出していますw

この他にも、今はで“Zmさん”が前回の記事コメント欄でおっしゃっていた通りメタンハイドレレートは、100ドル~50ドル同じ天然ガスと比べたら回収コストがかかり、シェールガスと比べてもコストは5倍の差があるといいます。

……ま、ただし、それだけ余計なコストがかかるのも世界の大半の海で採る場合、深さ約1,000m を超える海底からというコトになるからでありますし、さらに海底からさらに700メートル以上掘り込んでいってようやく見つかるのですが、砂と混じり合ってる「砂層型」が多いから――という引き上げるのにコストがかかる上に、引き上げても砂と混じり合ってるやつを選り分けしなきゃいけないという問題があるからです。

しかし、今現在、日本はカナダと組んでそーした「砂層型」だとしても、採掘時にシャーベット状からガス状に変化させてメタンハドレートを採掘回収する技術を実証実験の段階まで開発しつつあるといいます。

これなら、将来的に「コストに充分に見合う」見通しが出て来ますし、また、この技術はメタンハイドレート以外でも今後開発が進むと見られる「北極海の海底油田」の極限環境での資源採掘と回収に役立つモノと期待されています。

まあ、青山繁晴氏と独立総合研究所によりますと、日本海側にある「砂層型」とは全く違う、「表層型」と呼ばれるメタンハイドレートは、日本海の平均水深は1667mとはいえその深海の海底からシャーベットの天然ガスの塊の柱が600m~700m……スカイツリーくらいの規模の高さと太さのメタンハイドレレートの柱が746ヶ所確認されてるんですよね~w

ちなみに「746ヶ所の表層型のメタンハイドレートの存在を確認したのは」上記の“青山繁晴氏と独立総合研究所”ではなく、日本の資源エネルギー庁です!

日本の資源エネルギー庁が『メタンハイドレートの資源量把握に向けて、平成25年度から本格的な調査を実施して』平成26年度(2014年)に、日本海側での調査で、「表層型」メタンハイドレートが存在する可能性が高い地形746ヶ所確認し、さらに「メタンハイドレードのサンプル回収にも成功」しています。

さらに民間では、三井造船がメタンハイドレート掘削へ、事業化に乗り出し、三井造船はローコストの採掘機械の開発を急ぎ、この事業を長期的に収益が望める中核事業に成長させたい考えを発表しています。

でもって、資源エネルギー庁によると、「海洋基本計画」に基づき、平成25年度から27年度まで約3年間をかけて資源量把握のための調査を行うことになっているんですけど、今年の平成27年(2015年)までの調査の成果を踏まえて「日本は2030年までにはメタンハイドレートの商業目的の生産を開始する予定」という計画をブチ上げていますw

他にも日本海側の海底資源(メタンハイドレート)開発には、日本政府と別に、日本海に面した都道府県(秋田県、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、京都府、兵庫県、鳥取県、島根県の十の府県)が日本海連合と呼ばれる『海洋エネルギー資源開発促進日本海連合』を結成し、海洋資源の調査とその利用を、これら日本海に面した都道府県でも協力して事業化して行こうと動き出しています!

……さて、国、民間企業、地方自治体と、ユックリとではありますが『山が動き出す』ように、日本海だけで(今わかってるだけでも)日本の百年分のメタンハイドレート=天然ガス資源が、日本の自前のエネルギー資源として開発される日が近づいています。

しかし、2030年――まだ十五年先の話だとしても、「日本が海外からのエネルギー資源入が必要なくなる」日が来たら、世界のエネルギー資源市場にトンデモナイ衝撃を、インパクトを与えるコトになるでしょうね┐( ̄ヘ ̄)┌

なにせ“すでに”「実は、日本海にある表層型のメタンハイドレートの開発をいよいよ日本が始める、という雰囲気を察しただけで、ロシアのプーチン大統領が天然ガスの売値を下げてきた」という話が、先にも紹介しました平成25年に日本の資源エネルギー庁が『メタンハイドレートの資源量把握に向けて、平成25年度から本格的な調査を実施』し始める前から起こっていたとイイマスカラネーw

まあ、しかし化学薬品やさまざまな生産財の精製に必要な石油由来のナフサを始めとしたプラスチック・合成繊維・塗料など様々な原料の原材料として石油の一定量の輸入は「いくら日本海側のメタンハイドレートの開発が進んでも」あるでしょうが、純粋に“燃やして”発電や暖房、家庭用ガス需要に一部のNGV(天然ガス車)の利用に消費する天然ガスは“日本産w”に切り替わるでしょうから、ロシアを始めこれまで「日本に天然ガスを輸出(うりつけて)していた」国々は真っ青になるでしょうねぇw

なんせ、今の世界のドコを見回しても「日本ほど上得意で信用のおける――高値でも必要ならば気前良く買ってくれて、しかも代金の取りっぱぐれの心配が全然無い」客というか国は世界のドコにもないでしょうからねー(棒

特に311震災でフクシマ原発事故の後遺症で日本全国の原発が次々に停止に追い込まれた際には、その穴埋めとして火力発電所をフル稼働――その結果、「世界一高い値で石油や天然ガスを買う国」として足元を見られて国際的なエネルギー資源市場で高値掴みさせられましたからねっ、日本はヽ(`Д´)ノ

……しかもそれで年四兆円を超える余計な貿易支出が増えたというのに、確かに「貿易収支」では足が出て赤字に何十年ぶりかでなりましたが、その赤字も資本収支等でアッサリ穴埋めできて、「日本の国としての国際収支は相変わらず黒字」という凄まじさw

……と、まあ、『日本がますます海外から輸入したいモノ、しなくてはならないモノが無くなる未来』を書いて来ましたが、単純に喜べないは、最初の方で書きましたがその「日本がエネルギー資源を輸入しなくなる」コトで引き起こる波紋、影響がトンでもなく世界経済と発展途上国――特に資源輸出に頼る国にとって致命傷になりかねないトコロにあります。

「なんで日本がそこまで気にせにゃならんのか?」とお思いの方もおいででしょうが、結局、発展途上国から先進国のハズの欧米、さらにロシアの経済や景気、社会が不安定化すれば、その悪影響もまた、反響するように日本へも返って来てしまいます。

では、日本はどーすればいいのか?

☆支援と投資という名の“経済植民地化”で世界を制し安定させるニッポン!?

ハッキリいいますとODAと円借款、あるいは日本企業の進出と、世銀やアジア開発銀行を通じての日本の民間銀行の国際融資プロジェクトをさらに盛んに行い、ただし「儲けは低くとも、損はしない」範囲でアジア太平洋地域の諸国と大陸内陸部の中央アジアの国々、そしてロシアの極東ロシア地域の開発と発展に協力するなどの「支援と投資のカタチ」で、「強い日本が儲けてる分を還元する」しかないでしょうね。

そうやって例えば現在のASEAN――オーストラリアやインドネシアなどの一部の資源国を除いて「自前のエネルギーや鉱物資源には乏しい」アジアの発展途上国や、あるいはインドのような人口は多いけどこれまたエネルギーと鉱物資源は輸入に頼る国を「日本の代わりにエネルギーや鉱物資源等の消費地となる」国を、その経済の育成と共に、社会が安定するように『日本が主導的に世話を焼く』コトですナ┐( ̄ヘ ̄)┌

その経過や結果で、結局、「有償だったODAを無償に借金棒引き」したり、あるいは「あんまりにも低利でしかも返済期間を長くしてしまったので世銀やADBが主催したというのに、それに応じて出資した日本の銀行の国際融資事業としては、結局“損はしなかったがほとんど利益も上がらなかった”」なんてコトになっても日本の国と日本人は受け入れるようにする――しかないでしょうね┐( ̄ヘ ̄)┌

しかし、勘違いしてもらっては困るのは、別に「損する為に、むやみやたらなカネのバラマキをせよ!」というのではアリマセンというコトです!

どういうコトかといいますと……まあ、今現在、すでに半分は世界はもう「そうなって」いるんですが、先進国、発展途上国関係なく、「日本製の生産機械、あるいは部品や生成精錬された加工原材料無しには、産業が成り立たない」というある意味で「日本の“経済植民地化”の影響と支配下に」世界の国々は陥っています!

それも日本人自身もほとんど自覚しないままにw

……いやぁ、なんと称したらいいんでしょうかね?

支配力と影響力を増していながら、支配される側だけでなく、支配してる側の日本国や日本人自身が「別にそんなつもりは毛頭無い」経済と産業への影響力という形でのいわゆる『世界制覇? 世界征服?』を着々と進めているんですから┐( ̄ヘ ̄)┌

その一端は、「世界唯一の超大国」としてブイブイいわせてるアメリカがその産業から、世界最大最強の米軍に至るまで、日本製の製造装置加工機械から、液晶や半導体部品に、ネジやボルトにいたるまで「日本抜きには成り立たなくなっている」コトを見れば少しは理解していただけるんじゃないでしょうか?(棒

とりあえず、相手にしたり、ましてや助けても“無駄な”特亜の国々は放置しておくとして、それ以外の東はアメリカ大陸から、西はインドまでの環太平洋地域の国々に、+αで中央アジアの国々と、(北方四島返還で“日露平和条約をキチンと結ぶ”コトが最低条件ですが)極東ロシア地域までの発展と経済的繁栄に平和安定を、表向きはアメリカの顔を立てつつ、日本が手綱を握って統御する――

まあ、自分で書いててなんですが、「中国人の大言を嗤えない」大風呂敷を広げてるよーなモンですが、おそらく次の百年か数百年の世界情勢の支配図で一番“起こり得る”未来図の一つなんじゃないでしょうか?

支配する側も支配されてる側も“その自覚が全くない”序列と支配図……それも投資や融資、艶書等の経済活動と技術・特許に生産手段への規格と部品と機械装置の供給で支配国を操り、さらにその国、その地域が「将来的に経済的に発達成功し、平和という安定を保ち続けれるか?」は『自覚無き支配者のニホンの“投資や援助の”匙加減しだい』――と、いう世界。

こーいう世界を望むとか望まないとかでなく、日本という国がこのまま「量より質」の研究開発の技術の研磨と生産能力の高度化、高技術化を突き詰め、世界のトップを走り続けて怠けなければ。

あるいは「日本人並みに仕事好きで、研究開発に“それが好きで楽しいから”のめり込み、成果を社会と、他人との共同体で分かち合い、蓄積していくコトができる国や民族」が現れるまでは。

まあ、間違いなく、今の「モノの生産や製造における、技術と特許、研究開発におけるトップ」の座を、当面は世界における存在感と影響力を増していくコトはあっても、失うコトはないでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

まあ、そうはいっても「世界の地震の四割が集中する、火山列島でもあるニホン」ですから、ある日突然に『映画、日本沈没』ではアリマセンが超大震災や阿蘇山とかの巨大カルデラ噴火で滅亡消滅とかあり得るかも知れませんが、その場合は「今や日本でしか製造できない部品や機械などの技術」が山ほどあるんで、世界の文明が第二次世界大戦前レベルまで後退するコトもあるかもしれませんが、そーなっても“滅んじゃったら日本には関係ない話”ですしねーw

いずれにしても、“今現在の時点で”日本という国はその「一挙手一投足が世界に大きな影響を与える国に」嫌だろうがなんだろうが『なってしまっている』というコトを“もっと自覚すべき”なんじゃないでしょうか?
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