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日下公人 「こうして2016年、日本の時代が本格的に始まった」

おゆみ野四季の道  新 2016年3月 4日 (金)

 私は最近本を読んだら必ずコメントを書くことにしている。読んでそのままでは頭に記憶できないためだが、今は本を読むことが新たな知見を得るためで単なる楽しみの読書でないからだ。
かつては目も丈夫で頭の回転も速かったからいくらでも本を読めたが、最近は目がしょぼしょぼして読書が苦痛になっているし、自分では気が付かなかったが読む速度が非常に遅くなっている。
このことに気が付いたのは私が中学生の受験指導をしているからで、受験生は私の約二倍の速さで問題を読んでいく。
「そうか昔は私もたぶんこんなに早く読んでいたんだな・・・・・・・・・」驚くほどだ。

 最近読んだ本は、日下公人氏の「こうして2016年、日本の時代が本格的に始まった」という本だ。
日下公人氏は日本の論壇の中で際立って楽観主義の人で、日本の論壇が一般的に超悲観で「日本国債は暴落する」とか「日本国崩壊」「アホニミクス」などといっている中で、日本人と日本の将来にもっともバラ色の未来を予見している人だ。

 この本も題名から分かるように21世紀は日本人と日本の世紀で世界中が日本の真似をし、アメリカも中国も日本文化にひれ伏す世紀だという。ただしその意味は日本がヘゲモニー国家になることではなく文化によって影響を与えるという意味だ。
具体的章項目を見ればそれははっきりと分かるだろう。

・ 2016年「日本の時代」が始まった。
・ 日本が目覚め、アメリカ、中国が報いを受ける。
・ 腹黒いアメリカとどう付き合えばいいか。
・ なぜ、日本はこれほどすばらしいのか。
・ なぜ日本はアジア諸国から尊敬されているのか。
・ 「日本的」であることがそのまま世界戦略になる。
・ 品のある日本の「文化」が世界を幸せにする。

 私は日下氏ほど楽観論者ではないが、日本人と日本の将来に対しては期待している。
日本と日本人の悪口さえ言っていれば評論家だとかメディアだと思っている人には敵意を持つ方だからかなり日下氏に近い。
日下氏はこの本のなかで「グローバリズム」にかわって21世紀は「ローカリズム」の世紀になると再三にわたって指摘しているが、これは私が前に記した「21世紀は新しい中世になる」という主張と内容はほとんど同じだ。

注)21世紀が新しい中世になるという主張は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/pppp-2.html

 20世紀はグローバリズムの世紀で実際はアメリカ方式を全世界が採用した世紀だったが、アメリカの威信がすっかり衰え、次期大統領がトランプ氏かクリントン氏になれば確実にアメリカは内側にこもってしまうだろう。
「世界のことなど知らない。アメリカが直接に脅威を受けなければ他国まで軍隊を出張って行くことはしない。戦争したかったら勝手にやってればいい」

 世界各国は段々んと内にこもって外国貿易は徐々に縮小し、外国旅行者も同様に少なくなり、またどこもかしこも人口が減少しているからもはや国のGDPを増えない。
それでも一人当たりのGDPに変化がなければ生活は維持できるのでそれで良しとする時代になるだろう。

日本はかつて江戸時代という鎖国体制を経験しているからかなりやすやすとこの状況に適用し、そして幸せに暮らしているのを見て世界中が日本の姿を見習うという時代になるだろう。
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