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狂躁亭日乘・天気晴朗なれども波高し(上)

おととひの世界 2016-05-27 07:27:02

ニイタカヤマノボレヒトフタマルハチ

真珠湾攻撃作戦決行せよ

の合図というか暗号だったらしい

それで上空に入ってみたら
全然敵が撃ってこない

それで航空母艦に
飛行機から打った電文が

トラ・トラ・トラ
(われ奇襲に成功せり)

だったわけだけど

今日5月27日
1904年だっけ?
東郷平八郎・連合艦隊司令官の大参謀
だった超秀才・秋山真之による

天気晴朗なれど浪高し

は暗号だったのかどうか?

この人
名文家と知られていて
秋山文学とか言われていた

何年か前にNHKでやっていたドラマ

「坂の上の雲」

本木雅弘さんがやってタネ
お兄さんの秋山好古
こちらが阿部寛さんで
ロシアと戦った陸軍大幹部だった

秋山真之さんは松山で
正岡子規の親友で同級生だった

正岡子規誰やってたんだっけ?
あまりにも顔はよく出てくるんで
名前がパッと出てこないんです
(香川照之さん!似てた!)

真珠湾作戦の時の
ニイタカヤマノボレ

確かこの時も使われてたんじゃ
なかったか?Z旗もこのとき
使われていて
真珠湾でも使われてるんだよね

皇国の興廃この一戦にあり

という訓示ね
本当にそうだよね
ロシアだから相手はね

負けたら後がないですよ
大変な一戦
国の規模からいったら
比較にならないくらい
向こうが巨大です

ロシア
準備を怠ったわけではないですよ

前の年あたりに
シベリア鉄道が完全開通
明らかに戦争の準備のための鉄道です

日本側はこれを単線の鉄道として
計算していたんですよ

単線だから貨物列車の往復に
複線方式よりずっと時間がかかる

貨物列車は大変長いですから
やり過ごすための引き込み線に
入らなければなりません

でなければ正面衝突に

このための時間調整に
時間がかかるわけです

そうしたらロシア側
ウラジオストック近くまで
貨物列車を持ってきて壊したという

持ってきた列車を壊してまでして
後から来る奴を早くしたという

日本はこれを見て
腰を抜かしたそうですね
金持ち超大国ロシアだからできる話

今更ながらその国の
底知れぬ懐の深さと底力に
驚き恐れたといい

そのくらいロシアだって
本気だったんですよ

日本から見れば
日本対ロシアの戦いです

地球全体で見ると
そういう戦いではありません

ご存知のとおりロシアは現在も
東西に大変長い巨大な国です

19世紀半ばからずっとロシアは
トルコと戦っていた

クリミア戦争
見ればわかるとおりこれには
大変苦戦をしています
地中海への出口が欲しかったわけです

ところがこれを邪魔したのが
当時の世界の覇権大国だった
大英帝国です

直接戦争には大変慎重です
しかしやる気のある国を
鉄砲玉に仕立て上げて
代理戦争させる

そして敵の勢いをくじいて
分裂させる

地中海周辺には昔の商業都市国家
ヴェネツィアがありました

金を持っていて
貿易を盛んにやっている
都市国家ヴェネツィアにとってみれば

ヨーロッパとその周辺に
巨大な統一国家が現れることは
好ましいことではありません

自分たちが潰されてしまうからです
だからそこらじゅうで
戦争・分裂をあおってきた

そしてその後継者が
イギリスであり現在の
アメリカ合衆国です

こういう流れなんですよ
日本はどうもその辺を
押さえ損なっています

ロシアは数十年間トルコと戦って
疲弊しました

その間中東で石油が発見されていた
量産に最初に成功したのは
バクー油田だったんです

現在のアゼルバイジャンです
ちなみにその北方にあるのが
スターリングラードで

だからこそあそこが
激戦地になったわけです

ヨーロッパのユダヤ人・その頭目
だったのがご存知
ロスチャイルドで

彼らはアメリカのロックフェラーの
成功にならって

ロックフェラーはパイプライン輸送の
先駆けでしたからね

バクー油田から地中海まで
パイプラインで石油を運ぶという
壮大な計画を立てて実行していた

途中で山その他が随分邪魔になる
工事を急ぐ必要がありました

そこで役に立ったのが
アルフレッド・ノーベルの
世紀の大発明・ダイナマイトだった


西側への野心をくじかれたロシアは
その国家的な野望というか関心を
東アジアに向け始めます

そのあたりは現在と
ちょっと似てるんですよ

折しも日清戦争があって
日本が超大国・清朝中国に勝って
世界を驚かせました

確かに北方異民族が支配する
遅れた野蛮な国に見えます
しかし当時の中国は
それなりに優秀だったはずの
科挙官僚たくさん抱えていた

科挙官僚登用のためのテストシステム
ヨーロッパの
高等文官登用システムの
手本になったぐらいですからね

バカで入れるテストではありません
彼らはバカな皇帝を抱えながらも
それなりに努力した

アヘン戦争の失敗から
洋務運動という
形だけの西洋化の努力をした

現在中国のGDPが
世界第2位になったと言って
大騒ぎしていますけれど

実は19世紀末期の段階で
そうだったんですよ

トップはもちろん大英帝国

そして2番目は
2位以下を大きく引き離して
清朝の中国でした

ちなみに日本の国力は
そのはるか下です

中国は一応金持ち国
近代的な艦隊整備に余念がなかった

大英帝国に迫る軍備拡張
やっていたんです

西欧諸国だって簡単に襲って来る
わけにはいかなくなりました

その矢先に起きた
日本との小競り合いと
大戦争だったんですよ

アジア全体のことを考えれば
あれは大変不幸な戦争であって

中国側が知恵を出して
解決すべき問題でした

そうすればその後アジアの歴史は
どうなっていたかわかりません

しかし生意気な小日本といって
潰しにかかってきた

このあたりも現在に
大変よく似ています

日本はよく勝てたなと思うぐらい
貧弱な艦隊だったんですが
勝ってしまいました

ヨーロッパの
本格的な中国侵略が始まったのは
それからなんです

まず三国干渉があって
その後にロシアが本気を出しました

極東に国力の重心を置いて開発し
アジアの覇者になろうと目論んだ
その前に大失敗を
やっていましたからね

アメリカ合衆国へのアラスカ割譲です

アラスカはかつて
ロシア領だったんですよ

ロシアの宮廷が
相場に手を出して失敗し
アメリカに売っぱらっちゃったのが

アラスカです

誰が見てもわかる大失敗
文字通り失地回復を焦っていた

日露戦争の前段階には
それだけのことがあったんです

決して日本対ロシアだけの
戦争ではありません

ロシアに極東で暴れられたら困る
という国がもう1つあった
もちろん大英帝国です

イギリスはアヘン戦争に
勝ちはしたけれど

その後インドの国を挙げての大反乱に
苦しんだ。
1857年・セポイの反乱

ちなみにこの国を挙げての
インドの抵抗は

現在は絶対悪とされている
カースト制度がなければ
できなかったことだと
言われています

そしてイギリスはビクトリア女王が
直接統治に乗り出した

インドは広大です
イギリスでも手に余る
そのうえ極東まで余力もありません

明治維新の成功とその後の
近代日本の成長は
これだけの背景があったからこそ
できたんです

イギリスの鉄砲玉として
日本は期待されていたんですよ

その約束を果たす時がきました

1902年の日英同盟
そして1904年の日露戦争です

西田敏行演じる
財政マン・高橋是清が
ユダヤ人資本家の間を奔走して
日本の戦時国債を売りまくった話が
出てきましたけれど

当時ロシアと
かげでずっと戦ってきた
イギリスの背後には

ロスチャイルドがいたわけで
彼らが関心を持っていたのは

バクー油田の
パイプラインまで含めた利権
だったんです

高橋が相手にしていた
クーン・ロエブ商会は
あくまでロスチャイルド財閥の代理

しかし高橋是清と日本が売っている
戦時国債は

当時大不況で超低金利だった
ヨーロッパで大人気になります

彼らは金利で食っていたんです
しまいにはアメリカも
買い始めます

こうなってしまうと
その国債の発行元が負けたら
大変でしょうが

日本とロシアが戦争やって
ロシアに負けたら
元も子もなくなります

だからみんな日本の味方を
してくれたんですよ

このあたりの高橋是清あたりの知恵
というのは大変なものでしたね
しかも当時の日本は
ヨーロッパにコツコツと支払っていた
金利以上の金利を

国内で払っていました

あれだけの非常時でさえ
国民の福利を考えていた

日露戦争の戦時国債の払いが
終わったのは1986年ですよ
太平洋戦争の敗戦でオケラになっても
50年前の戦争の金利を払う

どうです?
これが日本の信用なんですよ。

はっきり言うけど
こんなことアメリカだって
ありませんね

金利為替操作のインチキをやって
チャラにするのが彼らの常套手段です
利子の支払いということに関して
日本以上に正直な国はないと
言っていいです

(続く)
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