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買い替え・使い捨て資本主義経済の行き詰まり

推摩 一黙のブログ 2016年06月04日 20時15分

前回のコメント欄で、夢見る親父さんが――

>明らかに世界は「供給>需要」(供給過多)です。
>だから、通貨安競争が起き、投資意欲が減退して資金の貸出量が増えないんです。世界規模です。
>一方、生産性の向上はどの企業も必死です。
>ロボット化、全自動化、AIを取り入れたり、地方の農村でもタブレットを活用して無駄のない生産と労働効率を上げてます。

――と、いうコメントを下さいましたが……

世界の「生産性の向上努力」においてまず間違っているのが『“量”の生産性向上』に、先進国も発展途上国も必死になっていて、結果『省力化とコスト安競争』の泥沼に陥っているという点にあるんじゃないでしょうか?

結果、人余りの中国が「工場の自動化、ロボット化で競争力を競っている」なんていう馬鹿じゃねー? というような“冗談のような現実”がありますが、本当は「生産性の向上」といいましても“量”ではなく“質”の面で「生産性の向上」を図るベキなのではないでしょうか?

これは、日本の歩んで来た道を振り返れば……今の日本の――それこそこれも“夢見る親父様”がご指摘なさっておられるように、

>そんな中で日本は人材不足です。
>有効求人倍率平均1.34b倍、失業率3.2%で、まだ失業率は下がる計算では2.7%まで下がると言われてます。
>そうすれが一挙に賃金が上昇します。

と、いうような先進国でも失業率二桁が当たり前(若者世代に関しては失業率が“倍”の国も!)な世界とは明らかに異質な日本の姿も、基本日本という国は日本人は、一般の国民の教育教養レベルが『世界の普通の国のエスタブリッシュメント(支配階級もしくは上流階級)』クラスが当たり前という稀有な人材としての質の高さと。

前回も「日本の強み」として取り上げましたが、日本は、オイルショックをキッカケに「量より質」の産業構造に方向転換し高度技術の製造生産大国として進んで来た事により、高付加価値、あるいは他国が容易に真似できない高い技術レベルや精度に完成度の製品や部品を作れるからでしょう。

結果、かつての欧米が――特に戦後までは米国とドイツの独壇場でもあった製造機械や精密加工装置などの面において今の日本は世界シェアの40%を超える国際競争力の高さを――いえ、モノによっては90%のシェアを独占するような分野もあるような国際競争力の高さを手に入れました。

しかもこれは、別にズルもチートも何もしていません。

戦後、国際的な産業競争において、欧米や追いすがって来る発展途上国(韓国や台湾、後に今の中国)などと競い合って、気が付いてみれば周囲に並び立つ国が存在しない最先端の高みに日本は立っていたのです。

繰り返しますが、日本は何も“ズル”などしていません。

むしろ、戦後スタート地点ではアメリカはおろか戦場となった欧州の国々の方が日本を優に上回る高い製造業の技術や特許を独占しており、戦前からそうでしたが今とは全く逆で、

「日本が欧米から、工業生産に必要な製造機械や精密加工装置を輸入していて、自前で自給できなかった」
んです。

すなわち、世界の産業構造において欧米の優位はハッキリしており、日本は最後尾をかろうじて追随していた――と言って過言ではないでしょう。

それは戦後冷戦時代のアメリカの宇宙開発競争で月にまで人をやってしまう技術力の高さを見るまでもなく、先の大戦中の戦時中、米独日が開発し、実現化しようとした兵器の数々を見ても良く分かります。

まず、原爆の開発に成功しただけでなく、高度一万メートルの上空を悠々と飛ぶB29を――その室内を高度約1,000mと同等の空気圧に保ち快適に飛行できる与圧室を装備し、エンジンも高高度に対応できる高性能なモノを製造開発し、なおかつ大量生産できたアメリカ。

次に、V2などのミサイル兵器や大戦末期にはジェット戦闘機を実戦に投入し、生産間近まで行ったドイツ。

これら米独に対して、日本もそれなりに頑張りましたが、ついにB29を迎撃できる戦闘機を“生産できません”でしたし、一応、ロケット機やジェット機も作ろうとしましたが試作で終わっています。

……と、いいますか、戦時中、欧米から精密加工機械を輸入したり保守パーツを手に入れられなくなった日本は、開戦前から生産していたゼロ戦等の修理部品も満足に生産供給できなくなり苦しみました。

さて、こーして見ると戦後、三十年と経たず日本が欧米に追いつき、逆転してアッと言う間に引き離してしまったコトが“嘘”のようで信じられません┐( ̄ヘ ̄)┌

実際に1945年当時に行って、当時の人に「今の日本の技術的圧倒的な姿」を教えても、欧米人はもちろん当の日本人も誰も信じないでしょう。

ですが……戦時中、日本は確かにアメリカはおろかドイツにすら兵器の生産性において足元にも及びませんでした。

が、及ばなかったのは『生産能力』であって、実は研究開発設計における技術においては日本の技術者や頭脳は欧米に何も引けを取らなかったのですよ?

実際に、ジェット機もロケット機も『試作機』段階までは形になっています。
さらに軍艦においては、戦艦大和や伊400のようなアメリカをも驚愕させるテクノロジーがありましたし、実用化しています。
また原爆も、開発する余裕こそアリマセンでしたが、原理を理解し説明できる物理学者は何人も日本には存在しました。

さらに“無駄な投資”となってしまいましたが、朝鮮半島や満州で弾丸鉄道や近未来の都市計画に基づいた画期的な都市を作ったり、東洋一と呼ばれた巨大ダムを作ったりしましたが、戦後、そーした大陸で試し建造された最先端技術を有した日本人が日本本土へ引き上げても来たのです。

そうして戦後、日本は日本人は、冷戦下のある意味で特殊な特別な状況下の元、戦前戦中に磨いた技術力の蓄積を爆発させるコトになります!

新幹線は戦前の航空技術と大陸で磨いた鉄道技術の集大成ですし、巨大ダムやコンビナート、瀬戸大橋のような巨大建築物の土木建築技術も戦前海外で磨いたその蓄積の上に成り立っています。

他にも巨大タンカーは大和等の巨艦を造船した技術から生み出された賜物ですし。

家電や車産業で戦後、産声を上げたメーカーもその技術者は戦前の航空産業などから移って来た叩き上げの技術者が支え、発展させて行きました。

無論、『挑戦者たち(NHK)』でも取り上げられ語られたように、自動車産業などで戦後最初の頃は「外国車を一台丸々解体して、もう一度一から組み立て直す」なんていう思い切った真似までして海外の、欧米の進んだ技術の吸収に躍起になりましたが(苦笑

リバースエンジニアといえば、今現代は「韓国や中国の模倣、パクリ」の代名詞で印象こそ悪いですが、日本も欧米の家電メーカーや車メーカーの技術をリバースエンジニアで必死に学び身に付け、追いすがったのです。

そして現代の中韓と違うのが、日本が「安かろう悪かろう」の代名詞であり、ベンチマークとして欧米の後追い、猿真似に終わるのでなく、技術を習得し、蓄積し、そしてその身に付けた技術を今度は独自に「さらに良いものにしようと」研鑽の努力を努めたところにあります。

さらに、リバースエンジニアでベンチマークとした欧米の技術をただ模倣する所から始めたワケではなく、すでに明治以来百年近くの努力の積み重ねが日本にはありました。


ですので、やがて日本の製品は、家電や車でも、鉄鋼業等の重厚長大な産業でも欧米に追いつき、競い合う所までたどり着きました。

そして、戦後の日本が幸運だったのが、戦後になってから半導体産業などのようにそれまでの重厚長大な産業とは全く違う、短小軽薄な新分野の技術や製品開発が現れたコトです。

この今のPCやスマートフォンを始めとする電子機器の新しい発明や製品は、欧米も戦後初めて手を付ける産業分野であり、すなわち産業革命以来、欧米に一歩二歩どころか百歩二百歩も先を行かれていた内燃機関の動力装置や機械、製品などとは違い、欧米と日本の間で“大きなスタートラインの差”は無く、いわば「改めて並んでよーいドンッ」で競争を始められた新技術、新産業でした。

しかも、電子部品や情報器機のような精密機械や技術においては――細かいモノを作ったり工夫を凝らすコトにかけては日本人には大いに向いていました。

それでも、欧米の国々が日本に大きく劣るというワケではありません。

なのに、今現在を見れば分かりますように、今や日本と他の世界の国々との――欧米との間には産業力と技術力において隔絶たる差がハッキリと着いてしまっています
┐( ̄ヘ ̄)┌

実は、この差こそが日本と欧米の国々との『選択の違い』が生んだモノだったのです!?

☆『質』で勝負を掛けた日本、『マネー』に流れた欧米

さて、その日本と欧米の運命を分けた選択の岐路をもたらしたのは、1973年のオイルショックでした。
この世界的な大きな事件が起こった時、

・日本は「量より質」への産業転換(産業研究費への投資重視)を選び。
・欧米は「安易な人件費とコストの安い発展途上国への工場移転と、金融サービス産業への特化の道」を選んだ。

のですが……その差が、「今の大きな差」を生んでしまっています。
すなわち日本と世界との圧倒的な“技術と特許の蓄積の差”なのですが、この差は欧米のみならず、日本を目標に追って来ている発展途上国――中韓やその他の世界中の国々が容易に埋めがたい隔絶とした差になっています。

この差は、容易には詰めるコトはできないでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌
そう「言い切る」理由は、日本自身が今のこの地位に築き立つまで相応の努力を払っているという“現実”に立脚してるからです。

まず先ほど「日本は『量より質』への産業転換(産業研究費への投資重視)を選んだ」といいましたが、その後、その努力が実を結ぶまで長い年月がかかりました。

その年月とは「ちょうど二十年」です。
そう、オイルショックから二十年後の1993年……ちなみに『何故』この年(93年)かといいますと実は明確な指標があります。
それは、1993年が日本の技術貿易収支において輸出が黒字となった年だからです。

技術貿易収支とは各国の技術力を示す指標で、技術輸出額-技術輸入額で算出できます。
この技術貿易収支において日本は、93年に黒字化を果たして以来、そのトップの地位を不動のモノとし更新を重ねています!

それがどれほどスゴイモノかと申しますと、ご紹介した「技術貿易収支」において、現在、日本は「世界のすべての国に対して技術貿易で黒字を叩き出す」という実力を実は誇っている国だったりしますw

2013年までのデーターですが、日本からアメリカへの技術輸出は1兆2963億円で、技術輸入が4206億円。
同じく同年のドイツに対しては技術輸出が318億円で技術輸入が220億円――ですから、韓国や中国に対しては言わずもがなでしょうw

ですので、1993年に各国の技術力を示す技術貿易収支において黒字となって以来、一度も赤字に陥ったコトはありませんし、2013年の技術貿易収支比(技術輸出額÷技術輸入額)は輸出が輸入の約六倍になる黒字となっています。

そしてこの世界に隔絶とした技術大国ニッポンの座に上り詰めるまで、日本は「二十年という年月」を技術の研鑽と研究開発の積み重ねに費やしています。

その上、93年に上り詰めて以来、日本はさらに研究費をかけ、さらなる技術の研鑽と蓄積に今日も励んでいます。

こーなると、日本と他の世界の国々との差がますます開いて行く事になるワケですわ┐( ̄ヘ ̄)┌

この話を聞くだけで、世界経済において日本の技術力の高さと勤勉性、そして生産力と内需市場の強さが“異常なまでに例外的”なその理由に納得がゆくのではないでしょうか?

外国から見て日本という国は、まさに(中国なんかが望んでやまない)「量から質への産業競争力の転換」に成功した上に「実は、輸出に頼らない内需主導国」でもありますからねーw

さて、ここで一方の欧米を見ますと、1973年のオイルショックを契機に「日本とはまったく違う」方向に国の経済や産業の舵を切りました。
そう、金融の分野です。

欧米諸国は、(ドイツを除いて)「安易な人件費とコストの安い発展途上国への工場移転と、金融サービス産業への特化の道を選んで」しまいました。

この選択は、特に90年代以降――日本のバブル崩壊やソ連の崩壊も相まって、一時欧米に大きな繁栄をもたらせました。
冷戦の終結と共に超大国アメリカの一強の時代に入るか!? と見られ。
それに対抗する形で東西ドイツの統一後、独仏がタッグを組んで「アメリカに対抗するカタチ」で欧州EUユーロ連合が成立しました。

その後、約二十年間、2009年のリーマンショックまで、『急成長する中国と資源国等』へ、欧米は産業を転移させ、途上国(主に中国)の安い労働力と環境負荷(公害)無視の低コストを利用して安い製品を家電も車も携帯電話やPCも欧米は輸入し、その代金は現代の新植民地ともいえる工場を移転させた途上国からの上りと、金融工学だの新自由資本主義だのと言って野放図なマネーゲームで膨れ上がった仮想金融経済からの利子収入から支払う――と、いう一見すると大変けっこうなお大尽っプリで、欧米の国々は栄華を極めて来ました。

……まあ、知っての通り、2008年9月にサブプライムローンのバブルが“弾ける”までは┐( ̄ヘ ̄)┌

恐るべきコトに、欧米は――いえ、世界は、

「この虚構の金融バブルと野放図な中国の経済成長がもたらす世界経済のバブルが“永遠に続く”」
と、勘違いしていたのですよ!?

今となっては笑い話にもなりゃしませんが(棒)、真面目に欧米の連中は――

「金融工学によって、金融市場で資金を運用する際に生じるリスクを工学的な手法で分析・管理し、効率よく利益を上げる方法を追求したり、新しい金融商品を開発したりするコトで投資先が永遠に膨張し続け、したがって貸し倒れなどによる債権の回収不能といった事態が生じないのでリスクは、永遠に顕在化しない」

――のだ……などと馬鹿なコトを本気でのたまっていたのですよ?

同じく、中国も「自国の経済成長は今後も永続的に続く」という前提の下、野放図に外資を呼び込み、無尽蔵に湧いて来るかのように見える八億の中国農村部の“安い労働力”と公害に目をつぶるコトで『世界の工場中国』として、百年の屈辱を晴らしアメリカと肩を並べる次世紀の超大国に返り咲くコトを夢見ました。

夢見た……と、いいますか、本気で「そう信じ」

その為には近い将来、ますます『世界中から鉱物資源やエネルギー資源、食料まで』中国は“爆食い”する必要があるからっ!

と、言って「目先の採算度外視」でアジア各国やアフリカ大陸などの資源国にカネをバラ撒き、油田や鉱山の採掘権や資源の優先的購入権を権益として確保し、そしてそれだけでは“足りず”将来を見越して海洋資源の確保を――南シナ海や東シナ海の領海権益を主張して、し始めていたのです┐( ̄ヘ ̄)┌

ですが、こちらも、まあ皆様もご存知の通り「リーマンョックで世界的金融バブルが弾ける」と共に、中国経済の成長は失速し、後に残ったのは鬼城やオカラ工事の欠陥建築物に欠陥インフラの山。

さらには日本の新幹線(総延距離2175.9km)の九倍近くまで伸びる、現在1万9000キロメートルに及ぶ中国版高速鉄道は、総額4兆1400億元(約68兆2600億円)を超える負債となっており、年間779億1600万元(約1兆2847億円)以上の利息支払をしなければならない。

……ちなみに中国鉄道の売上は2015年の税引き後利益は6億8100万元(約112億円)で、銀行利息にも満たなかったそーな(棒
さらに、PM2.5の大気汚染はいうまでもなく、河川地下水の八割は公害によって「触れるのも危険な」くらい汚染されており、土地も耕作面積の五分の一が重金属汚染されているという(棒

そして中国全体の債務総額は2800兆円だとも3500兆円を超える規模だとも諸説様々ですが……日本だけでなくアメリカの外資も逃げ出しており、中国の外貨準備は今年一月に995億ドル減って3兆2300億ドルとなった。

2014年半ばに比べると7620億ドル減と、スイスの国内総生産(GDP)を上回る規模で減っている。

……と、まあ欧米に中国といった世界規模でのバブルに踊り狂った“ツケ”に苦しんでいる――と、いいますか、ババ(債務)の押し付け合いをしているよーなモンですな┐( ̄ヘ ̄)┌

この中で、アメリカは四度のQE(金融緩和)でドルをジャブジャブ放出し、日本以外の世界中に「いわば押し付けて」一抜けしましたが、先に述べたような有様の中国と、欧州EUユーロ圏内で加盟他国に「財政規律(キリッ)!」と景気対策よりも財政健全化政策を優先させるドイツの為に、いったい欧州域内の各国民間銀行が『どれだけの不良債権を未だ抱えているのか?』まったく分からない有様になっています。

その上に、自国の輸出先として中国を頼っているドイツ(EUの対中輸出の半分近くをドイツが占め、輸入でも4分の1近くに及ぶ)ので、日米が中国市場から撤退をしているのに対して「ドイツは逆に中国市場への投資にのめり込んでいる」といいますが……いやはや(´_`。)

さて、欧米に中国などの現状というか惨状を確認するのに文字数を割きましたがっ、リーマンシュック以降、欧米はそれまでの投機資金頼みの方向を変え、「自国産業の国内回帰」を図っています。

しかし、80年代以降約三十年以上かけて無節操に進めて来た産業空洞化が五年や十年でなんとかなるハズもなく、(日本と同様に産業への研究開発費投資を怠らなかったドイツを除いて)欧米は国内の製造業がほぼ失われ、壊滅状態に陥っています。

一方の中国も、リーマンョックを前後として「欧米向けの輸出」エンジンによる成長路線が望めなくなり、09年に四兆元(57兆円)の景気振興策を始め、内需市場の、自国内消費市場の育成を図りましたが、中国社会の宿啊である賄賂・汚職・詐欺・偽物文化が全てを台無しにして、不動産バブル株バブルをさらに膨らませたダケで終わりました。

さて、先に私は「外国から見て日本という国は、まさに(中国なんかが望んでやまない)「量から質への産業競争力の転換」に成功した上に「実は、輸出に頼らない内需主導国」でもありますからねーw」と言いました。

まさに、世界から見れば「日本ほど理想的な社会や経済、産業構造の国」は無いでしょう。

しかし、今ここに至るまでの分岐点はとっくの昔に過ぎていたのです。
欧米はオイルショック時に「量より質」の産業構造に転換すべく日本のように地道に研究開発投資をし積み上げて行くコトをせず、マネーゲームに走った時に。

そして中国は、この改革開放の二十年ですか? 国土を水、土のみならず大気まで汚し、かつ自国内の農民人口を農村を奴隷の国内植民地扱いした時点で

まあ、今日の破綻は時間の問題だったワケですが……これから努力をしても「今の日本のようになる」のは欧米に中国は相当な時間と犠牲が必要でしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

っと、いいますか中国は「国土を穢し、無意味な建築物やインフラを建てまくった」のでもう再起は不可能かも知れませんネ(´_`。)

一方、欧米も自国内に産業を、製造業を立て直すのはかなりの努力がいるでしょう。
なにせ「マネーゲーム(金融業)という楽なボロ儲け」の味を一度味わってしまったんですから
(´・ω・`)

無論、「金融業」は現代経済活動において必要な専門職でありますが、「しょせん“寄生的な虚業”」であるコトを認識するベキです。
これは別に金融業を「賤業と差別」しているワケではなく、しょせん実際の経済活動――第一次産業から製造業や物流、接客医療等のサービス業等の“実業”の経済活動の上に成り立つ“虚業”であり、「カネを右から左に動かす」ようなコトで利鞘を稼ぐ商売です。
ですんで、結局、「現実の経済活動」の雇用以上に、「雇用機会を生み出す」コトは不可能であり、欧米諸国がこれまで「工業等の実業から、金融業中心の虚業にその国の産業の重点を安易に移して行った結果……」アメリカを筆頭に、ドイツ等の一部の国を除いて『自国の製造業がほぼ壊滅状態』という惨状を体してしまっています(棒

その状態で、いわば金融業という“麻薬”にドップリと今まで浸かって来た社会の、国民の意識を「勤労を尊ぶ」精神に方向転換させねばならないのですよ?

そんなコトが果たしてかのうなんでしょうかね?
まあ、不可能じゃありませんが、“リハビリ”に十年や二十年じゃ済まないでしょう。

さて、では、欧米以外の、中国以外の発展途上国から「日本のように成功しえる」国は出ますでしょうか?
これも実は「難しい」と言わざるを得ません。
その最大の理由は「民度」です

中国韓国やその他の発展途上国と、日本との最大の違いは「民度」――社会の真面目さです
正直者が“報われる”社会かどうか? とでもいうべきでしょうか?

特に中国韓国は「技術者職人を尊ぶよりも、“強者勝者総取り”の盗賊の考え」で企業買収からスパイやパクリ、偽造品模倣品の製造販売で手っ取り早く『儲ける』コトを選ぶ傾向がありますんで「なかなか技術基盤が備わらない育たない」弱点があります。

これでは、模倣や教えられた以上のレベルに、国や産業を栄えさせるコトは不可能です。

無論、「これからも日本自身が研究開発費をキチンと投入し、人材を育て、技術・特許の研究研鑽に務めないと」今の地位を保つどころか、いずれ後発の国に追い越されてしまうコトになる可能性があります。
ですが、逆を言えば、「これからも日本自身が研究開発費をキチンと投入し、人材を育て、技術・特許の研究研鑽に務めてさえいれば」容易に日本に追いつき追い越せる国など出てこないでしょう。

まあ、しかしその日本が技術を磨いたおかげで、特に、『工業生産、大量生産品』に関してはロボット化、自動化で省力化が進んだ結果、「皮肉な話ですが」日本国内で別に生産しなくても、日本から製造装置、加工装置を持って行って『製造加工工場を設計施工建造すれば』世界のドコでも家電製品から自動車、スマートフォン等の電子製品、さらにそれらで使われるICチップ等の集積回路の部品等ならばドコでも、しかも下手すれば“日本国内よりも安く”生産できるようにもなっているのですが┐( ̄ヘ ̄)┌

ですので、日本から「技術と生産設備を導入した」中国や韓国で大量生産された結果、半導体産業は、標準品の大量生産が可能なメモリ部門やチップ等の部品等で値崩れ安値競争となり、日本の半導体産業は打撃を受けるコトになりました。

さて、このように『生産装置の自動化、ロボット化による省力化』が進めば進むほど、日本国内で何も生産しなくても海外で……最終完成製品を組み立て製造販売する現地で、その製造に必要な備品や半導体を製造した方が「人件費や運送費等の点で」有利というコトになります┐( ̄ヘ ̄)┌

そのコト自体は「どうしようもなく、仕方がない」コトなのですが……その一方で、世界中の製造業が高度な自動化、産業ロボットの導入を進めれば進めるほど「日本からその為の製造加工装置から産業ロボットまで導入購入せねば」ならなくなります。

また、そーした機械や装置、ロボットの保守管理のサービスや交換部品も日本から取り寄せなければならず「産業活動において日本への依存が高まる」コトになります。
さらに、たしかに半導体や液晶、従来からの工業部品、そして最終組み立て等は「日本から製造装置や産業ロボットを導入すれば」ハッキリいいまして工業団地等の産業基盤がシッカリ整備されてる所でなら欧米諸国でも、中国でも韓国でも、東南アジアやインド、アフリカの奥地でさえもドコでも生産可能です。

しかしそれは、『高度技術とはいえ、“量”の生産分野』での話であり、そうでなく『質が――高度で熟練した技術と設備が必要とされる分野』では、日本国内でしか生産製造不可能な“オーバーテクノロジー”と呼んで差支えの無い分野を、日本の産業界はシッカリと握っていますw

例えば原子炉の核心部分となる原子炉容器は――原子炉容器と蒸気発生器の大型鍛鋼品で世界シェアの約八割を占めていますが、その技術の元となっているのは、世界の原発が頼るのは「刀匠」の魂……名刀の鋼技術であり、その日本伝統の技術を研鑽昇華させて原子炉市場独占をしているのです。
その他にも今や車から航空機、船舶に必要不可欠な高級鋼材(高張力鋼や大型精密各種鋳鋼品)にCFRP(炭素繊維強化樹脂)においても日本は世界のトップを走っていますし、シェールガス等の採掘から海底油田の採掘に必要な特殊鋼の鋼管なども日本製でなければ話になりません。

そして、ここで最初にもどるのですが――

世界の「生産性の向上努力」においてまず間違っているのが『“量”の生産性向上』に、先進国も発展途上国も必死になっていて、結果『省力化とコスト安競争』の泥沼に陥っているという点にあるんじゃないでしょうか?

――という問いに立ち返って考えてみると今の世界は。
職に就けない人が余っていて、どうやって社会に仕事を増やそうか?
すなわち産業を盛んにして景気を経済を良くして行くにはどうすればよいのか?
そのコトに欧米先進国から、中韓以下の中進国、発展途上国は皆、頭を痛めています。
そんな世界の中、日本社会は「量より質を追及する」という答えを日々自からの行動で世界に指し示しているのだと考えますがいかがでしょうか?

そこには「短視観的に“その場の利益”を得る」よりも、長期的視野だったり、その機械や道具を使う者のコトを考えて、どうすれば「使用者に使いやすい、喜んでもらえるモノになるだろう?」という“改良改善”の精神が存在します。

そして、そーした『質の追求=物事に凝る』というコトは機械やロボットにはできない人間力こそが必要とされる分野ではないでしょうか?

これから先、ドンドン機械やロボットの性能や“判断”能力は高まって行くでしょう。
その結果、しまいには、

●ロボットやAIに人間の仕事が奪われる【テクノ失業の恐怖】
2016年5月28日(土)
 ロボットが人間の仕事を奪う――そんなフレーズを聞いたことがあるだろう。

 人間の歴史では、テクノロジーの進化によって人が仕事を奪われるというシーンが繰り返されてきた。

 18~19世紀の産業革命では、機械化によって農民や手工業者が失業し、1960年代のオートメーション化でも、多くの工場労働者が職を失っている。

 そして最近、盛んに言われているのが「テクノ失業」だ。

 コンピュータやインターネット、さらには今後の普及が予想されるロボットやAI(人工知能)の登場で、単純労働者のみならず知的労働者の仕事までもがテクノロジーに取って代わられる――そんな恐怖のシナリオが、現実になりつつある。

 野村総研の試算によると、国内の601種類の職業のうち、実に49%が10~20年のうちにAIやロボットで置き換えることが可能だという。そこに待ち構えるのは、どんな未来なのだろうか……? 

◆アメリカではすでにテクノ失業が進行中
 IT先進国のアメリカでは、すでに「テクノ失業」が社会問題になっている……と話すのは、25年間の滞米経験を持つジャーナリストの堀田佳男氏。

「オバマ政権下では失業率が減少したかのように喧伝されているアメリカですが、職業安定所への登録がないために捕捉されていない失業者も多く、実態としては25歳~54歳の働き盛りの男性の10%前後が失業者だと言われます。その主要因と考えられるのが『テクノ失業』なのです」

 レイオフ(一時解雇)という建前でのクビが横行するアメリカでは、コスト削減のために人間を機械に置き換えるなど日常茶飯事。

「例えばテラーと呼ばれる銀行の窓口業務は、ネットバンキングに移行しつつあり、全米のテラー数は’01年~’09年にかけて約70万人も減少しました。また、同じ時期に、製造業でもロボットの導入などによって約270万人の職が奪われています」

 さらに、今後大量の失業者が出ると見られているのが「トラック運転手」だ。

「アメリカではトラックの運転手が約290万人もおり、男性の間では最も雇用者数の多い職業。昨今話題になっている“自動運転車”が与える影響は計り知れません。もちろん、長距離トラックがいきなり無人化されたりはしないでしょうが、まずは空港や物流ターミナルなど、広大な敷地内での運搬に携わる車から無人化されていくはずです。同様に、決まった路線を走る公共バスも無人化のターゲットになるでしょうね」

◆最初から人間を雇わない企業も……
「018年には成長企業の45%でマシンの数が従業員数を上回るとされています」と話すのは、国際大学GLOCOM客員研究員の林雅之氏。

「今後設立されるスタートアップ企業では、最初から人間の代わりに知能や自己学習機能を備えたマシンを導入するところが増えていくでしょう。結局、企業にとって人を雇うのは、時間とコスト、そしてリスクがともないますからね」

 大企業にも変革の兆しはある。

「2014年に、みずほ銀行がIBMの質問応答システムWatsonをコールセンターに導入したのは象徴的な出来事でした。日本企業の中でも、金融は多くの規制に守られている業界の一つです。そこが、あえて多額を投じてWatsonを導入したわけですから、その危機感には並ならぬものが感じられます」

 もっとも「AIやロボットは人間の仕事を奪う」と一概に考えるわけにもいかない。先ごろ、経済産業省が発表した「新産業構造ビジョン(中間整理)」では、むしろAIやロボットによる代替を積極的に進めていかないと、国際競争力で負けた日本は市場を喪失し、かえって多くの失業者を生む……とするシナリオが説明されている。

――上の記事のように、「ドンドン人間の“働く余地”がなくなってしまいそう」なんて意見もありますがw

やはり飲食業でもウェーターやウェートレスが無くならないように(自動販売機がどんなに進化しても)、人の細やかな気配りや機微といった微妙な部分は、機械には追従できないように、人間らしい『応用力』や『想像力』は“質を追及”する限り機械やロボットには置き換えられないでしょう。

あと、生産の現場においても微妙な職人芸とでも呼ぶべき人間しか分からない“勘所”とか“感覚”呼ばれる部分がまだまだあります。

職人の職人芸を“数値化(データー)”に置き換えて、機械やロボットに再現して仕事をもらおうという技術や試みもありますが、まだまだ機械に再現できない、表現させるコトができない技術や仕事もあります。

「日本は、そーした『仕事を極める』道を選んだ」からこそ「量より質」へと社会全体が産業の転換をしていく方に舵を切れたのでしょう。

逆に欧米や中国、韓国のような短視観的に「目先の利益や成果」にばかり目が行く社会や文化の国は、一時は良くても結局、いずれ行き詰ります。

急がば回れ――ではありませんが、質の追求とは時には「短期間の成果は上げられない」モノでもあります。
例えば先に取り上げた「中国の公害の問題」にしても、その土地に住む自分自身だけでなく、子供や孫の代のコトを考えれば『あんなコトはできません!』
例えば、日本では里山や鎮守の森という自然保護の文化や習慣がありますが、昔は薪や建築物の材木としてなどで木を切ったりする事がありました。
それは日本でも中国のような大陸でも人類の長い歴史の中でドコでも見られた光景だったでしょう。

しかし、大陸の人間が伐採するばかりで植樹しなかったのに対して、日本人は樹を伐採すれば必ず植樹しました。
木が育つには長い年月が必要です。
人間の用に立つには、植えた本人どころかその孫の代になってやっと育つ場合が多々ありました。

しかし、まだ見ぬ孫の代の為、未来に同じ土地の樹木の資源を利用する者の為、植樹をして来ました。
その繰り返しがあってこそ日本は未だに豊かな自然を残すコトに成功しています。

あるいは質の追求とは、同じ仕事や製品を作るのでも原材料やエネルギー消費を押さえるという方向でも追及することができます。

たとえば日本のエネルギー効率はアメリカの三倍程度であり、中国の九倍にもなるといいます
また、自動車用特殊鋼の分野では高強度軽量材の技術と生産で世界の市場を独占しています。
このように「質の追求」といっても視点を変えれば様々です。

いずれにしても技術の改良という「質の追求」も先人の歩んで来た道や積み重ねの上に生まれて来るものです。
日本人は“迷わず”今まで行ってきたように、一つ一つ技術の研鑽と改良を重ねて行けばいいのです。

ただそれだけで日本はこれからも、高付加価値、あるいは他国が容易に真似できない高い技術レベルや精度に完成度の製品や部品を供給し続ける世界トップの技術大国の座を守り続けるコトができるでしょう。

一方で外の世界が「効率=量の追求」と、生産量や物の多さに物事の価値観の判断基準を置く内は、世界人口は増えて行くのに「職が無い、足りない」という問題に頭を痛め続けることでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

そしてその矛盾の果ては……また世界大戦ですか?
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