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ヨーロッパ没落 

中韓を知りすぎた男     6月29日(水)

「英EU離脱」このヨーロッパの変化が、歴史的に見て「進歩」なのか、あるいは破滅に向かって盲信する「退化」なのか、それとも栄枯盛衰の「循環」なのか?
「英EU離脱」は必然と偶然のあやなす歴史の局面において、どのような意思をもつか?

今日は、英国離脱だけを論じるのではなく、落ち目のヨーロッパについて考察してみたいと思います。

人類史的観点からいえば、ヨーロッパの栄華とか、覇権というのは、たかだか最近500年間のことに過ぎない、せいぜい十五、六世紀からのことです。
それ以前、世界にとってヨーロッパは、辺境の民族にすぎなかった。

世界文化の燦然と輝く中心の第一は、中国であり、第二はインドであり、そして第三は、中東でした。ギリシャ、ローマは、その中東世界が地中海へ広がった文明です。今日のヨーロッパ人の先祖は、その当時、ガリア地方にいた野蛮人です。それがフランク王国になり、フランク王国が西暦876年に今のドイツ、フランス、イタリアに分かれました。

彼らが初めて歴史の檜舞台に登場してくるのは十五、六世紀のことです。
それも自らの文化をゼロから創造したわけではなく、中東文明圏を中心に、それまでの人類の文明の蓄積を模倣、吸収、発展させただけです。

ヨーロッパはやがて、中東、アフリカ、南北アメリカ、さらにはアジアへと進出していきました。

ヨーロッパがその花を咲かせることができたのは技術革新に成功したからです。ルネッサンスから始まって産業革命に至る歴史の中で、彼らは他の民族に先駆けて鉄砲とか、航海術を開発し、これを使って世界に進出し、世界を植民地にして500年の栄華を誇ってきました。

当時20世紀初頭はヨーロッパ列強の植民地陣取合戦でほとんどの有色人種国家は白人に植民地にされていた時代です。そんな時代に極東の小さな黄色人種である日本人が敢然と立ちあがり世界屈指の大国ロシアに勝利しました。

日本の大勝利はあらゆる植民地の国々の人々に希望と勇気を与え、逆に白人国家は著しい衝撃と恐怖を与えました。世界屈指の大国に有色人種であるあの小さな国が勝つなど世界中の誰もが想像すらできなかった。
日露戦争の大勝利によって日本人は白人優位の人種神話を葬りさりました。

その後日本は大東亜戦争に負けましたが、歴史を振り返れば、当時は欧米列強の植民地主義が地球の隅々まで支配していたということを前提にして小国日本の行動を考えれば、日本の戦争は、すべて自存自衛の戦いだということが理解できます。

日本は第二次世界大戦に負けましたが、日本軍の一撃によりアジアからヨーロッパ人を追い出し、その目的であるアジアの植民地解放を成し遂げました。
まさに神の使命を果たしたのです。

しかし栄華を誇ったヨーロッパは第一次、第二次大戦の内輪争いで、自らの墓穴を掘っていきました。そのあとに出てきたのはヨーロッパの外周に位置したソ連とアメリカです。

力を失ったヨーロッパはもはや自分の意思や力で世界を動かすことはできなくなってきました。そしてアメリカとソ連の谷間で、両方の息づかいをうかがいながら、産業革命を切り開いた好奇心と、大航海時代に世界に乗り出していった冒険心を徐々に失っていきました。

1989年になると、ポーランドの民主化を皮切りに、政変が相次ぐなか、ベルリンの壁が崩壊、翌年10月3日にドイツが再統一された。東ヨーロッパ諸国の共産主義体制の崩壊は欧州諸共同体にとっても重大な影響を及ぼし、これら諸国がソ連崩壊をきっかけに自由主義陣営にはいりました。

ヨーロッパ人がバラバラではアメリカ・ソ連の思うままにされてしまう、まず経済的に統合への歩みを始めようということでECが発足しました。
ヨーロッパの統合は政治の分野においても協力関係を強化することが求められるようにり、そこで1992年2月7日に欧州連合条約が調印され、翌年11月1日に欧州連合が発足しました。

非関税障壁の撤廃などにより巨大な市場が誕生し、巨大な市場での自由主義的な競争が欧州に活力を与えた。1993年にはマーストリヒト条約発効によって「EU」が誕生しました。

もう一度ヨーロッパを立ち上がらせなければ、という危機感のもとにEUが発足しましたが、アメリカ、日本に対抗しうる一大市場、経済単位を作りあげるとのモメンタムはだんだん影をひそめていきました。

そのうえギリシャ、ポルトガル、スペインが加盟国となり2013年7月にクロアチアが加盟したことにより28か国が欧州連合に加わっています。
これによってますます内部調整にエネルギーをとられ、各国のエゴイズムの壁にさえぎられて、混迷を深めていきました。

その後EU圏経済の低迷や、中東地域などからの大量の移民などの問題が深刻化し,ヨーロッパ国民の中でEUに対する不満が高まってきました。

さて「英EU離脱」、このヨーロッパの変化は、歴史的に見て、破滅に向かって盲信する「退化」でありそしてヨーロッパは下り坂を転げ落ちていきます。

最大の原因は、ヨーロッパの主要国では、ほとんどの国で社会民主主義系の政党が1回は政権の座について、社会福祉のバラまきをやった、現状維持の満足感と福祉のバラまきで、ますます勤労意欲がなくなってしまいました。

さらにヨーロッパ人は過去の栄光の上にあぐらをかき、未来に向けての冒険心と好奇心を喪失してしまった。先端技術を骨身を削って研究開発するよりも夏休みは地中海のニースでバカンスをとってたっぷり休むほうが大切だというのがヨーロッパ人たちの生き方であり人生哲学であり、それが社会全体に定着しています。

EUのリーダーであるドイツさえ、ドイツ銀行の破滅寸前、VWの不正と収益悪化、移民はすでに100万人を超え、国民の不満が鬱積しています。

英国のEU離脱が決定しても、すぐに英国がEUから離れるわけでもないが、最終的に人類史上最も大規模な実験ともいえるEUの存続に、終止符を打つことになります

他方、日本は世界で抜きんでた経済力、テクノロジー、資本力を有し、歴史上初めて、思う存分世界のために貢献できる地位に立つことになります。

世界の国々から日本は中国のような利己的な国でなく、フェアな国であると認められ、今後指導的な国としての責任を果たすことになります。

追い抜かれたヨーロッパや中国は面白いはずがない。しかもそうなってしまったのは、決定的な技術力の差だけでなく、人間としての道徳観を持っているからです。

中国人がやっと気が付いて、日本人の人格に蒼ざめるのはこの時です。
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