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まさに世は無責任自己中時代

推摩 一黙のブログ 2016年07月01日 12時00分

さて、本題に入ります。
本当は『中国が策動するAIIB』に関する話を書きかけていたんですが……ネタが次々と現実の方で湧いて出て来ますしw、体調不良もあって『書きかけ』ですんで次回に回して、今回は今話題のイギリスとEU――ブレグジット(Brexit)の話題を取り上げたいとと思います。

☆国も組織も個人もグローバル化?

さて、さすがに日本でも「イギリスの国民投票の結果が“離脱”」に決まったコトは衝撃だったよ~で、円高株安の影響も相まって、TV等でニュースで取り上げられております。

今さらながら、けっこう『地上波でも』懇切丁寧に解説や評論をされていますので、だいたい「どんな事態が今、世界と日本で起こっているのか?」皆様も一応は知っておられると思います。
ですんで、改めて詳しい話はスッ飛ばして、素直な感想を述べさせてもらうと……

「イギリスもEUと欧州諸国も、そして政治家も国民も“自己中で身勝手かつ無責任”」
……ですねぇ┐( ̄ヘ ̄)┌見事なまでに(皮肉

何が問題か? っていいますと『関係者といいますか登場人物全員が“己の都合しか考えず”かつ“利権や権利を主張しても責任は負おうとしない”』という点ですなぁ((o(-゛-;)

まずイギリスのEU離脱時期と交渉に関しても、「先送り先延ばし」をとにかくとりあえず図ろうとするイギリスに対して、独仏等の欧州本土側は「イギリスに早々に離脱申請を出させ」かつ「事前の秘密協議には一切応じず」かつ「できる事なら“懲罰的”にEUと英国の新しい関係を結ぼう」としています。

さて、「さすがに“残留”になるだろう♪」と甘く見てた英国側が「現実は残酷だw “離脱”が勝っちゃった(テヘw」となってしまい『元々、離脱が現実化するとは考えて無かった』英国政府が今になって慌てふためき、「対応の時間」を欲しているのは――まあ(英国の自業自得とはいえ)理解できます。

しかし、そんな英国に対してEU側――というより独仏の欧州本土勢は冷淡ですネー。

先に、「イギリスに早々に離脱申請を出させ」かつ「事前の秘密協議には一切応じず」かつ「できる事なら“懲罰的”にEUと英国の新しい関係を結ぼう」としているといいましたが――

・EUから脱退をする場合、脱退国が申請して二年間の準備期間を経て離脱が行われる。
・あくまでもイギリスが“EU脱退”申請してから離脱後のEU圏との関係についての条件交渉を行う建前だが……二年の準備期間で「話がまとまる」かどうか今から危惧されている。
そこで、英国は国内事情もあって『“EU脱退”申請』を先送りすると共に、できれば本交渉に入る前に事前の秘密協議をEU側と交わしたい――と考えているのに対してEU側は「事前協議には一切応じない!」と拒絶している。
・それどころかEU側は『英国がEU市場へのアクセスや関税等の有利な条件を欲するなら“ヒト、モノ、カネ”の移動の自由を(EU加盟国と同等に)保証し認めよ』とハードルを突き付けている。
・と、いうよりEU側でも特に独仏には『英国との新しい関係』を築くに当たって“懲罰的”に、英国に不利な条件を与え、「離脱しようとすればどうなるか?」の見せしめにしたいとすら考えている。

――のですよネェ(´_`。)

無論、以前からドイツ主導のEUについて英国独自の権益の確保保護を主張して『特例・特別扱い』を要求して来たイギリスに対してドイツと、独仏主導のEU官僚機構が“不快感を持っていた”コトは確かですし、「EUもユーロも脱退脱落国が出るという想定をしていなかった」のが、英国の(ワガママによって)現実化してしまい、下手に離脱後の英国との関係再構築において『結ぶ条約や条件で甘い顔をすれば』英国に続いてEUやユーロの体制から離脱を希望する国が続出しかねない!? と危惧するのも判ります。

ですが……今現在、欧州諸国でも「移民難民への嫌悪」や「欧州の政治的統合に反対する右翼勢力の台頭」に「ドイツの教条的財政規律健全化至上主義への反発反感」などの現実が指し示す通り、欧州からEU加盟国間の国境を無くし自由化を推し進める――要するにグローバル化促進政策に対しての拒絶反応を見れば、たとえ今回英国が『離脱でなく残留』が選ばれていたにしても、南欧の国々を中心に別の形で『EU体制の崩壊』が遅かれ早かれ起こっていた可能性が高い! といえるでしょう。

その一方で、「残留」を希望する世論が強かった英国でもスコットランドからの代表が「UKを離脱してでも、EUへの残留を模索したい」という『勝手な』演説を、EU議会の場で満場の拍手で応えたりとしている癖に、UKが――"ユナイテッド・キングダム(United Kingdom)"の解体崩壊が、英国と同じように『地方分離独立』の火種を抱える欧州諸国に飛び火し、連鎖を引き起こしはしないか? と心配し、警戒するなど、それぞれの国や組織の思惑や立場を優先して守るコトにばかり汲々としています。

さて、その一方で英国は英国で救いようがないのが政治家と国民の自己中と無責任な態度です┐( ̄ヘ ̄)┌
具体的にはキャメロン現首相が『離脱派勝利を阻止できなかった責任を取って』辞任する事は仕方アリマセンが、その後釜について……

●前ロンドン市長予想外の不出馬、英保守党首選に現職閣僚ら名乗り
2016年 07月 1日 [ロンドン 30日 ロイター] -
 キャメロン英首相の有力後継候補とみられていたジョンソン前ロンドン市長は30日、保守党党首選への不出馬を表明した。
 同氏は国民投票で欧州連合(EU)離脱派の中心的役割を果たした一人。
 不出馬は予想外で、支持者らからは驚きの声が上がっ

 ジョンソン氏は演説で「同僚との協議や議会の情勢を踏まえ、わたしは(次期党首に)なれないとの結論に至った」と説明した。
 国民投票後、複数の保守派幹部らがEUとの関係修復に向け同氏の交渉力を疑問視していたことも背景にあるとみられる。
こうしたなか、同じくブレグジット(英国のEU離脱)派を率い、ジョンソン氏への支援を表明していたゴーブ司法相が党首選に名乗りを上げた。

 英誌スペクテーターへの寄稿で「ボリス(ジョンソン氏)が指導力を発揮し、今後の任務を担うチームを結成することはできないとの結論にやむなく達した」と述べた。

 このほかメイ内相も立候補を表明。

 同氏は国民投票でEU残留派だったが、EU離脱という民意を尊重するとの立場を示した。

「ブレグジットという結果が出た以上、ブレグジットを推し進める。EU残留を試みたり、裏口から再加盟しようなどとすべきではないし、国民投票の再実施はない」と

 候補者は上記の3名を含め計5名で、今後2人に候補が絞られた後、9月9日までに次期党首が選出される

まず呆れたのがこの「ボリス・ジョンソン氏不出馬」のニュースでした。

前ロンドン市長であるボリス氏は、元々キャメロン首相と保守党内でライバル関係にあり、今回のブレグジット(Brexit)騒動において「離脱派の急先鋒」として散々に英国民を煽った人物でした。

そして、その動機が「残留に賭けるキャメロン首相を政権の座から引きずり降ろし、その後釜を狙って」というのがアリアリという“分かりやすい人物”でした┐( ̄ヘ ̄)┌

当然、英国の国際的立場や経済への悪影響を目をつぶり、「離脱派勝利という目的」を果たしてキャメロン首相を引きずり降ろしたのですから、その責任を取って――このボリス・ジョンソン氏が次期英国首相の座について英国の離脱交渉について欧州EU側と協議する仕事を行うと考えられていたのですが、まあ上記記事を観ていただければ判ります通り、「離脱決定後の責任を取らず“逃げ”」てしまいました。

今さら「ようやく“現実に気が付いた英国民”の非難」やら「キャメロン首相の後釜に座るというコトは=独仏を始めとするEU側と大変で面倒な外交交渉をしなければならない」という――まあ、いわば平たくいいますと『次期英国首相はある意味で罰ゲーム』なそんな役回りと重い責任を負わされるというコトを気付いて、このボリス・ジョンソン氏は、『英国版トランプ』と揶揄される男は、その責任から逃げ出したのです┐( ̄ヘ ̄)┌

さて、政治家が政治家で無責任極まりなく勝手ならば、英国民自体もこれまた勝手です。

●英国人がアイルランドのパスポート取得に殺到、EU市民権求め
2016年 06月 28日 [ダブリン 27日 ロイター] -
 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)決定を受け、EUの市民権を引き続き享受したい英国人がアイルランドのパスポートを取得するため、ロンドンのアイルランド総領事や北アイルランドの郵便局に押し寄せている。
 アイルランド外務省が27日、明らかにした。
 アイルランド生まれ、または両親か祖父母のどちらかがアイルランド人である英国人は、アイルランドのパスポートが取得できる。
 郵便局ではパスポート申請書が品切れとなり、処理した申請の数は、通常1日200件程度なのに対し、この日は4000件を上回った。
 北アイルランド市民はアイルランドと英国の両方のパスポートを保有できる。
 アイルランドのフラナガン外相は声明で「国民投票後、北アイルランドやグレートブリテンなどからアイルランドのパスポートへの関心が急に高まっている」と述べ、この現象は更新時期に窓口が非常に混雑したり、近く渡航を計画している人に影響を及ぼす可能性があると警告した。

 また、フランスに5年以上住んでいたり、配偶者がフランス人の場合に、英国とフランスの両方のパスポート持てる。

 ベルギーやイタリアなどでも同様の動きがみられ、配偶者や親が欧州出身の場合には、その国のパスポート取得が可能かどうか問い合わせが増えているという。

英国のEU離脱が決定したのを受けて、英国民の中からあの手この手で「EU市民としての特権を守りたい」という動きが湧き起こっています。

その一例として上の記事のようにアイルランドのパスポートを会得する動きなどがひと騒動となって起こっていますが……今さらながら、ブレグジット(Brexit)のマイナス点、悪影響と損失の大きさに気付いたというならば、まだしも「350万人以上の署名が集まった」という『ブレグジット(Brexit)に関する再国民投票のやり直し』を求め、英国民の意思を問い直す方が、まだしもよっぽど真っ当で健全です。

そして、英国民個々人が「……自分だけでも」と保身に走る一方、スコットランドをはじめUKを構成する地方では、『分離独立』して自分たちだけでもEU残留しよう! なんていう動きも画策され始めています┐( ̄ヘ ̄)┌

すなわち、このままでいくと「英国の脱退によるEUの崩壊」と同時に「イギリスという連合国家の空中分解」もあり得る状態となって来ているのです。

ですが……ハッキリ言いますが、EUから英国が離脱するコトでEUも英国も(長期的にはともかく)短期中期的には弱体化・損失が生じるのを避けられないのと同様に今さらスコットランドが分離独立しても元の英国としてまとまっていた時ほど外交的、経済的に国力を維持できず、弱体化して損するダケです。

しかも、英国が分離独立でバラバラになれば、それを先例としてスペインのバスク地方を始め、元々同じように「地方分権・分離独立の機運」が燻っていた欧州諸国でもドミノ的に波及し、EU崩壊以前にEU上江国の中から国家分裂!? を引き起こす国が続出しかねません。

さて、私は自分のブログで経済――経世済民の本来の“意”に立ち返るべきだと繰り返し主張して来ました。

すなわち経済をEconomyとして、貨殖興利を以て経済というような、いわば「グローバル化やら新自由資本主義」至上主義的な今の欧米諸国から中国まで蔓延する「利己主義的な勝ち組のみを正当化」して、社会や国家といった共同体を衰退させ全体を疲弊させ貧困化させる“考え方”が間違っている! という警鐘を鳴らしてきたのですが、今回の、いえ現在進行形の英国と欧州EU圏で進行中の一連の騒動は、まさに「現実の中の喜悲劇」として、行き過ぎたグローバル化の弊害と醜さを見せてくれています。

そして、中国の様相と共に「対岸の火事ではなく、他山の石として日本もこれを教訓に……」と、呑気に言ってられないのは。

「ここ一週間の円高株安という形での日本経済への影響と波及」
を考えれば明らかです。

今の世界の政治外交や交易経済は複雑かつ意外と密接に関係していて、どこかで震源で破綻や危機が起これば「無関係」な顔をしていられません(´_`。)

それでも、日本の場合は「株安」はともかく「円高」は使いようによっては“有利”にも“武器”にもなりえます!?

☆たまには日本も“利己的かつ身勝手”を行うベキ?w

とりあえず、株価の乱高下が起こるのは、日本の株式市場で日々の売り買いを行うプレイヤーが、実は日本人株主ではなく、外国人投資家が六割という現状現実から、海外で一朝コトが起こると揺らされるのですが、実はといいますと、日本株の保有率で言えば外国人は20%後半ぐらいの数字なんですが、日本人は売買を頻繁にせず、長期保有目的や企業の持合いなどが割合を大きく占めていて、逆に、外国人は長期保有よりも売買益を目的としているので、短期~中期の保有という傾向があります。
その結果、先にも飲めました通り『保有率』ではなく『売買シェアで言えば』、外国人は六割を超えている結果、外国人の思惑買いや逆に売却による利食いによって株価が大きく揺さぶられるコトになります。

ま、代わりに「日本人株主は保有率八割でしかも長期ホルダーが中心」ですので、なんだかんだいってもM&Aのような手法を頻発して企業経営を不安定化させたり、揺さぶりの手段にして企業利益や内部留保を吐き出させ奪おうとするようなハゲタカ的投資家投資機関の跋扈を許さない堅牢さがあるんですが┐( ̄ヘ ̄)┌

さて、そんな株式市場と違って、今現在の“日本の通貨”は、ドルとも、ユーロや人民元、その他の世界のドコの国の通貨とも違って「特別で特殊な地位と立場を得て」います。

その日本円だけが持ついわば『特別扱いの強み』とは、「日本銀行が金融緩和をいくらしてもデフレ(スパイラル)から抜け出せないし、円安になるどころか円高が進んでしまっている!?」という現象というか現実にあります。

すなわち、普通は金融緩和をすれば通貨の価値が下がりますので「国内ではインフレが促進し、海外では通貨が安くなる」のが常識です!
ところが、現在の日本円に関してのみこの『常識に真っ向から逆らう』ような珍現象が起こっています!?

すなわちアベノミクスで国策的に、この三年ほどの間に300兆円を超える国債を日銀が市場から吸い上げ国債保有残高として保有し、『国債の不胎化=事実上の政府債務の棒引き』を成し遂げました。

その額は中央地方合わせて日本政府がこれまでに発行した国債残高の三割に当たり、マスゴミなどが財務省のスピーカーとして「日本の借金は1000兆円!」とがなり立てていますが、実際は市場に出回っている日本国債の残高は700兆円分ほどなのですから、この三年ほどの間に三分の一近くの債務を日本政府は圧縮したのと同じ効果を成しえたのです!?

まあ、要するに「札を刷って借金を棒引きした」ようなモンなのですが、普通は普通の国ならばそのリスクとして物価の高騰(インフレ化)に通貨価値の下落(円安促進)が起き、国民の生活が内需が悪影響を受けます。

しかし、日本の場合はインフレが起こるどころか、「デフレの退治を狙った」というのにデフレ傾向が一向に改善せず。

その上に円安が進むどころか、いったん極端な円高(80円台を切るような)が110円~120円台まで是正された所で、そのまま世の中のマスゴミや電波芸者のエセ経済学者が喚くような円の暴落が起こるどころか、逆にここ一週間の英国のブレグジット(英国のEU離脱)騒ぎにおいてとうとう再びの二桁台―― 一時99円台に円高が促進するよーな、経済の常識とはかけ離れた事態が起こっています。

まー、言ってみればナイアガラの滝が、その流れ落ちる水の瀑布が重力に逆らって逆流するよーな「普通あり得ない」常識と逆の事態が日本の通貨と内需の状態において起こっているよーなモンなのです┐( ̄ヘ ̄)┌

さて、こーした非常識といいますか、常識に逆らうような現象が起こるのも「日本の経済力と産業力」が強すぎで、しかも国内外に築き上げた富の蓄積が(日本人自身は自覚がアリマセンが)莫大で、しかも現在進行形でさらに海外純資産も国内の資産や貿易黒字も増やし続け、富の上に富を積み上げ続けているからですw

しかもその「儲け」の源泉は資源でも安い(奴隷)労働力等でもなく、技術と特許に裏打ちされたフルセット産業国家としての産業力であり、最先端の技術であります

その上に、日本という国は『国内では産出しない、コストが見合わない』エネルギーや鉱物資源や食料品など以外、国内市場で内需で必要とするモノはたいていほとんど自国内の産業で自給供給可能ですので、「付加価値のつく製品ほど外国から購入する・したい品が見当たらない」という有様であります(棒

これでは、海外の特定のブランドや高級品以外、今の日本という国では外貨を稼いでも貿易黒字が積み上がるばかりで外貨の使いようがアリマセン┐( ̄ヘ ̄)┌

ところが逆に、海外から見れば「日本から購入したい、売ってもらいたい」品や機械装置、生産に必要な資本財や生産財は山ほどありますんで引く手あまたというコトとなってます


ある意味で18~19世紀頃の中国と欧州の関係に近いといっていいでしょうか?

この時代、中国は――清の時代、西洋から見れば「絹製品、陶磁器、そして何よりも“お茶”」が欲しくて欲しくてたまりませんでした。

しかし、当時の清から見れば、交易で西洋に売るモノは幾らでもあっても、逆に西洋欧州諸国から買いたい物産はほとんど無く、清と西洋との交易は西洋側の出超であり西洋から東洋へ金銀の一方的流出が続いている状態でした。

すなわち清からは「絹製品、陶磁器、お茶」などの輸出が一方的に行われ、英国を始めとする欧州側はその購入代金として金銀で支払い超過という状態が固定している状態なのでした。

しかし、これではいずれ西洋から金銀が払底枯渇してしまいます。

そこで西洋……具体的にはイギリスが金銀の代わりに貿易でイギリス側から清に売るモノとして『アヘン』を売りつけたのがアヘン戦争の原因だっ強調文たのですが……この時代の清がごとく、現代の日本も『エネルギーや鉱物資源に一部の量産品やブランド品、あるいは穀物や食料など』以外は車も電化製品もたいていのモノは自国産業で国内で賄えてしまえますし、外国から買いたいモノなどアリマセン┐( ̄ヘ ̄)┌

逆に海外の国々から見れば、「日本から買いたいモノは山ほどあるのに、日本に売れる、日本の国内産業と競争できる品質のモノを作るコトができない」という状況であります。

さて、そんな日本ですから、基本的にドンドン世界中の富が集まり溜まって行きます。
清と違うのは、現代の日本が手に入れた外貨を、「海外への投資や融資」の形でそれなりに還元しているという点にあります。

また、なんだかんだいってエネルギーや鉱物資源の形でそれなりに輸入していますんで世界経済や交易においてバランスをとれているんです。

さて、しかしこーして見てみれば分かります通り、日本という国は「世界一豊かで富が積み上がり、さらに積み増して行っている国」です。
ですから、通貨や経済に関していうならば『強い!』なんて言葉も生易しく『世界で一番信頼信用がある産業経済最強国』といっていいでしょう。

ですから、日本円が「危機の際のドル」ではありませんが、世界中の投資家や投資機関金融機関の絶大な信頼を受け、ゴールドに比類する流動性と安全安定性に優れた価値の評価を得ているのです。

ですから、日銀が異次元緩和の開始する前は、現金が83兆円、当座預金が58兆円、合計のベース・マネーは141兆円でした
それがこの三年――2016年3月20日の時点で、発行現金95兆円、日銀が金融機関から預かっている当座預金が261兆円で、合計356兆円にベース・マネーは増えています

いわば200兆円規模で金融緩和=お札を刷って市場に流したにもかかわらず、「目標としたインフレターゲット2~3%」という目標すら達成できず、いまだに日本国内はデフレ気味で苦しんでいます。

また繰り返して言っていますが円安が150円~180円まで暴落するどころか100円から110円台の(充分に)円高と呼んでいいレンジに固定され、これから先、もし欧州や中国などで経済危機が起これば再びの二ケタ台、90円台どころか80円台まで一時的に円高に振れるようなコトが起こっても不思議でもなんでもありません!?

さて、日本の経済の、コト『日本円という通貨の信用価値』の強さ、絶大な信頼性は経済学の常識を覆すモノとなっています。

しかし、勘違いしてはならないのは、「今の世界において産業力、技術特許という“質”において日本が他を圧倒し、日本に並ぶ国が存在がいない」から成立してる「特殊で特別なボーナスステージ」のようなモノであって、これから先もずっと、永遠にこんな(ある意味で異常な)有利な条件が続くとはいえません。

日本を脅かす技術立国産業大国が現れたり、あるいは日本自身が研鑽を怠り、モノ作りをおろそかにすれば今の地位から転落するのもアッという間かも知れません。

しかし、逆に言えば、まさに「ボーナスステージ! 千載一遇のチャンス」でもあります。

金融緩和で日本円を刷り、日本国債を市場から回収するコトで「インフレも通貨の暴落も起こすことなく」300兆円の債務を事実上棒引きできたように、今の日本がその気になればコレから二年か三年かけて上手く行えば残りの700兆円分の既に発行済みの日本国債を政府債務を「札を刷るコトで帳消しに」する事も可能でしょう!

無論、現実には『安全資産・安全投資先』として日本国債は日本国内の銀行から世界中の投資マネーまで垂涎の的で、日銀が買占め回収することなどできません。

……が、見方を変えますと「これから新規で発行する国の借金」=新規国債や建築国債を日銀引き受けで事実上、札を刷らせて財源を「インフレも円安も心配せず」ある程度の財源としての予算の確保で利用するコトが「今ならば」可能です!

そこで、普通は禁じ手ですべきではないのですが……私のブログの過去記事を読まれた方ならご存知のように、建築国債や高齢化や少子化対策の特別目的国債を新設して新規発行し、これを“基金”として、防災国土強化から老朽化更新公共インフラや次世代インフラ整備の為の三十年から半世紀単位の長期事業の財源にしたり。

あるいはこれから先、二十年から三十年の“一時”だけ問題化する団塊の世代の高齢化人口と、少子化への対策施策の為の財源として「今のこの特例的なボーナスステージ」を利用してはどうでしょう?

政治を行う場合の問題の一つである、『財源』は結局、「お金」の問題、話です。

そして三年間に300兆円(事実上)刷って金融緩和しても「インフレに進むどころかデフレからも脱っせず」また「日本円の通貨価値も暴落するどころか円高に歯止めがかけられてもいない」といういわば日本の経済は“信用過多!”という歴史上、誰もが羨み、滅多にない恵まれた奇跡のような状況にあります

しかもその幸運は単なる偶然でもなんでもなく、技術力と産業力を磨き、真面目に努力して来た日本人の成果と実力の上に成り立っています!

決して産油国や資源国のような「棚ボタ」でも、中国やアジアやアフリカ諸国のような人件費や環境コストの安さにかまけた「飢餓輸出や奴隷労働」に頼るような薄っぺらいモノではアリマセン。

いわば明治開国以来……いえ、江戸250年の時代からの努力と研鑽の結実ですから『国としての背骨(バックボーン)がこれだけ骨太な国』は日本以外にあり得ません!

そして、日本人はなんだかんだ言って『謙虚で真面目な優等生』過ぎます!


世界が欧州の英国離脱騒ぎを観ても、「政治家も国民も上から下まで」それぞれてんで勝手で自己中ワガママなのが「実はといいますと世界では多数派」です。

ならば、日本も「今、一時自分たちの利益都合を優先し貫く」コトをしても世界の誰にも文句は言わせません!

それに日本は日本人はお人好しなので「グローバル化」をアメリカなら「アメリカンスタンダードの押し付け」で、欧州なら「ヨーロッパ(EU)スタンダードの押し付け」で、中国なら「中華スタンダードの押し付け」というのが実際なのに、「日本一人がグローバル化は皆で国境、ヒトやカネ、モノの移動の垣根を互いに取り払い平等に公正明大に貿易競争するコト」だなんて勘違いして……もっとハッキリいいますと騙されて、FTAもTPPもそうですが、「明治の先達が半世紀以上の時間と努力を重ねて取り返した関税自主権を亜始めとする国家の大権、自治権」をグローバル化やら新自由資本主義の美名に誤魔化されて騙されて、手放そうとしています!

しかし、よくよく考えれば分かる話ですが、西洋式の資本主義も共産主義も「無尽蔵の資源と無限の成長」が成立するコトが前提のいわば“ネズミ講”のよーなモンです。

それに騙されず「経済の経世済民の本道に立ち返る」コトも大切ですが、それと同時に、せっかくの“機”を逃さず、せっかくの奇跡のような有利な条件を利用して一度くらいは自己利益の最大化を追求して狡く立ち回るのもいいんじゃないでしょうか?


そんなコトを「今現在の欧州の愚かな馬鹿騒ぎ」を観ていると考えてしまうんですが……私、間違っていますでしょうか?w
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