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【安倍首相の真珠湾訪問】「強固な日米関係のメッセージになる」

産経ニュース / 2016年12月24日 20時29分  ホーナン笹川平和財団米国研究員

 安倍晋三首相とオバマ米大統領がともに真珠湾を訪問する意義を、ハワイにある国防総省の研究機関、アジア太平洋安全保障センター准教授を経てワシントンの笹川平和財団米国で日米同盟を研究するジェフリー・ホーナン研究員(41)に聞いた。(聞き手 加納宏幸)
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 大統領選で同盟に関してトランプ次期大統領が驚くべき発言をしたため、彼が同盟の価値を高く評価していないのではないかと心配する人がいる。首相が真珠湾を訪問することは日米関係が強固であるという力強いメッセージを送ることになり、トランプ氏にアジア太平洋で米国にとり日本が頼るべき国であると気付かせることになる。

 真珠湾訪問が今年5月のオバマ大統領の広島訪問とセットで受け止められることは懸念された。私は米国が圧力をかけるべきではないし、完全に日本側が決めることだと主張してきた。米国が日本に「外圧」をかける時代は終わった。

 日米は歴史を乗り越え、今日では友人同士になった。誰も首相が真珠湾で「申し訳なかった」というとは思っていないし、いうべきでもない。

 しかし、2国間の和解は国内だけでなく他国に力強いメッセージとして届く。韓国や中国では反日ナショナリズムが政治的に力を持っており、日米が過去を乗り越えて友人になったと中韓に印象づければ、「あなたたちにも同じことができる」と伝えることになる。

 首相が昨年4月の米議会演説に続き、真珠湾を訪問することで、日米が第二次大戦の否定的な記憶を乗り越えるために役に立ったと受け止められる。首相が訪問に込めるメッセージは亡くなった米国人への追悼だと思うが、同盟国として日米が協力して地域を戦争状態にしないよう確認する機会になれば望ましい。
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