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モニタリング大異変 豊洲への移転は半永久的に不可能になった!!

おゆみ野四季の道  新 2017年1月16日 (月)

 思わず笑いこけてしまった。都が行っている豊洲市場のモニタリング検査で思いもよらぬ数値が検出され、専門家会議の座長が「こんなことはあり得ない」と頭を抱えていたからだ。
都は14年以降9回のモニタリングを実施し、7回までは全く問題の値は検出されず、8回目に201か所中3か所で国の環境基準を若干上回ったが、今回の9回目の検査で一気に72か所で国の環境基準を大幅に上回ってしまった。異常値検出率36%だから尋常な数字ではない。

 ベンゼン35箇所、シアン39箇所、ヒ素20箇所だそうでベンゼンの最高の値は基準の79倍だそうだ。あまりの異常値の検出で関係者全員が頭を抱え、再度調査会社を変えて調査しなおすという。
小池知事は「想定を超える高い数値が出て驚いている」とコメントしたが、このようなことで驚いていては行政の長は務まらない。

 今回異常値が出た原因として調査会社を変えたことや、地下水管理システムを初めて稼働したこと等が原因として挙げられているがいずれも正しくないだろう。
正しくは小池知事が担当部長を罷免して給与削減等の厳罰に処したからだ。
なぜ担当部長を罷免するとモニタリング数値が悪化するかといえば、異常値チェックの抑えが聞かなくなったからだ。
  
 実務を担当したものなら常識として知っているが、モニタリング数字は事前に担当部長等の責任者の目を通すのが常識で、調査会社の数値がそのまま公表されるわけでない。
「あんたこの数値はちょっとおかしくない。ベンゼンが検出されることなんてあれほど手当てをしたのだからありえないはずだよ」などと数値の修正を要請されるのが普通で、調査会社は都からの委託仕事だから、「もう一度再チェックしてみましょう」などといって引き下がり、数日後に、「申し訳ありませんでした。サンプルに間違ってベンゼンが付着していたようです」などと訂正するのが普通だ。
簡単に言えば依頼者の要望に沿って数値は書き換えられる。

 1回から8回目までの公表数字はそうして都の責任者の指示で訂正が行われていたが、小池都知事が就任してからはその方法が全く取れなくなってしまった。
何しろ担当部長等は地下室に土盛りをしていなかったことで責任を取らされていて謹慎中だから、9回目の数値はチェックがなされないままそのままの数字が公表されてしまった。
今までの数字は中国のGDPで今回の数字が生のままの正しい数値と言っていい。

 考えても見てほしい。豊洲市場は前は東京ガスの敷地でガスを生成するときにベンゼンやシアンやヒ素は注意してても垂れ流される。それが工場というもので土盛りをした程度で国の環境基準を下回るような状態になるはずはない。
しかしいったん移転が決められてしまえば担当部長等の行政官は期日までに何としても移転を果たす責任がある。その時モニタリング結果で有害物資が検出されればそれだけで移転は不可能になる。
だから広い意味での行政指導でもみ消しを行うのは当然なのだ。
「国の環境基準は極度に高いのだから、それを少々上回る程度では実際は支障はない。それより豊洲移転を果たさなければ・・・・・・・」

 小池知事は移転にストップをかけ、この9回目のモニタリング結果で判断するとしていたが、これでは移転は不可との判断しか下しようがない。
さらにチェックをするというが今回のそのままの調査数字が正しい可能性が大だから、もはやどうしようもない。
総額6000億円をかけた豊洲移転のプロジェクトはこうして瓦解することになるが、移転の責任者だった都の部長クラスをみなパージしてしまえば、だれも推進する主体がいなくなり小池都知事もなすすべがない。

 私が小池知事を幼稚だと思うのは、あらゆるプロジェクトはやっとのことで推進しており、問題が発生する都度責任者がそれをうまく対処(通常はもみ消し)して前進させている実情を理解しないことだ。なんでもパーフェクトに進んでいると思うようでは行政の責任者としては高校の生徒会長並みだ。
だから問題があるのは当然で、それを表に出すか否かは行政の長として慎重に判断しなければならない。
何でもかんでもコトアゲしていてはすべてのプロジェクトが崩壊する。
豊洲問題は小池氏のコトアゲでこのように半永久的に解決不能に陥ったが、オリンピックの施設問題も同様で、小池氏が先を読むことをせず権力欲だけでコトアゲばかりをしているとオリンピック開催も不可能になると警告しておこう。
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