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安倍首相、小池都知事と連携模索か 自民大逆風で「敵に回してはいけない」

zakzak 2017.7.23 

 安倍晋三首相が、小池百合子都知事への「警戒強化」とも「連携模索」とも受け取れる発言を披露した。東京都議選で、小池氏率いる「都民ファーストの会」(小池新党)が大躍進し、自民党が惨敗したことを受け、次期衆院選に向けた小池新党の国政政党化が注目されている。内閣支持率が30%未満の「危険水域」に突入するなか、安倍首相は小池氏と、どう間合いを取っていくのか。

 「小池さんは上手だ。敵に回してはいけない」

 安倍首相は21日夜、自身の地元・山口県下関市の自民党市議らと都内の中華料理店で会食し、こう語ったという。同席者が明らかにした。

 実に、意味深長な言葉というしかない。

 小池氏は昨年7月の都知事選以来、自民党都連を「ブラックボックス」、自民党の内田茂氏を「都議会のドン」と呼び、守旧派や抵抗勢力の敵方に位置付け、自分は「都民ファーストの改革派」と主張する対立構図をつくって、選挙で連勝してきた。

 2020年東京五輪・パラリンピックを3年後に控え、小池氏は都議会多数も手に入れて五輪準備に邁進(まいしん)するかと思われた。だが、小池氏の側近、若狭勝衆院議員は7月9日、フジテレビ系「新報道2001」に出演し、国政政党への意欲を次のように語っている。

 「少なくとも年内に(小池新党の)国政新党への動きが出てくるということは、十分に考えられる」

 公職選挙法上の政党となるには、国会議員が5人以上必要となる。先の都議選では、元民進党の長島昭久衆院議員や、元日本維新の会の渡辺喜美参院議員らが小池新党を応援している。国政政党化も難しくない。

 蓮舫代表率いる民進党の支持が低迷し、「与党の受け皿」にはなり得ないなか、安倍首相としては、小池新党の動向を見据えながら、国政運営を進め、衆院解散の時期を探る必要がある。

 冒頭の安倍首相の発言をどう見るべきか。

 政治評論家の小林吉弥氏は「安倍首相としては、『加計学園』問題や防衛省の日報問題などで大逆風のなか、『今、小池氏は敵に回せない』という思いで語ったのだろう。憲法改正では一致するので、そこからの連携も考えているかもしれない。ただ、解散時期は、安倍内閣の支持率や内政外交を見据えた判断を優先させ、小池新党の動向も探る順番となるのではないか。小池氏は勝負師だけに、連携は簡単ではない。『自分に有利だ』と見たら、豹変(ひょうへん)する。そこを見極めないと危ない」と語っている。
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