FC2ブログ

Entries

イノベーションは本当に日本に足りないのか?

推摩 一黙のブログ 2018年01月09日 00時28分

新年がすっかり明けましたw
さて、今年に入ってから今のところは“小健康”状態で保っていてなんとか元気な一黙ですw

そんな私ですが、相変わらずの出不精で家に籠ってばかりでいます。
そんなこんなでなんとなくTVを流しっぱなしに横目に見ていてよく耳にするキーワードが実はといいますとありまして……
それが「何か?」といいますと、

「(最近の)日本にはイノベーションが足りない!?」

とかいう言・葉・で・す。
……なんか、専門家だの投資家だの経営者だの――TVで『ニッポンの課題、問題点は?』と問われると、まるで「とりあえずコレいっとけばい~や」といわんがばかりに紋切り型にコノ

「イノベ~ション」

を口にするんですが……どうなんですかねぇ?
本当にそうなんでしょうか?

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

イノベーション(英: innovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。
一般には新しい技術の発明を指すと誤解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

意味をザッとおさらいしますとスマートフォンのような新商品やネット通販のような新商売を主に指し示すようですが、別に経済に限らず創造的な方向なら――例えばスターウォーズやハリーポッターのような『それまでありそうでなかった娯楽物語』なんかでも当てはまるワケでして普通に“創造性”の豊かさの問題なんですよねぇ?

確かに前世紀のようなウォークマンとかファミコンとか『ワクワクするような新商品』に関しては最近の日本は世界的なヒットがなく、一歩遅れを取っているよーに印象させられます!?
しかし、本当にそーでしょうか?
ここ十数年内の日本を省みても世界的に日本ブームといっていい『日本発の文化、製品、商業』は注目を受け多くのヒットを生み出しています。
例えば寿司――回転寿司は日本の生魚食文化が海外では「ナマモノ=食中毒の恐れのある避けるべき食べ物」という価値観を既成概念を打ち砕き。

食べ物は新鮮であれば『生食OK』でありさらに握り方や刺しの入れ方、酢飯と組み合わせたりワサビを盛ったりで食感や素材の旨味、さらに火を通さなくても食中毒を避ける食べ方ができるという“新発見”を世界に広めました。

また、寿司や刺身といった一見、なんら調理していないように見える料理が『実はどれだけ鮮度を保ち、漁での水揚げや家禽類の衛生管理を店先や家庭で客の口に運ぶまで厳密に保つか?』を突き詰めた“贅沢”であり“高級食材、食品”で実はあるという“新発見”を世界にもたらしました。

……実は日本では江戸時代から二百年を数える食文化であり、別に隠してもなんでもいなかったんで「寿司、芸者、富士山」と日本を表すイメージの代表格だったんですけどねぇ?w
しかし、日本の寿司や刺身の魚食文化をはじめとして、『卵ご飯』なんかも外国から見ればゲテモノ扱いだったんですよ?

ちなみに日本では普通に生卵が食されますが、海外ではサルモネラ菌が食中毒が恐れられ、生卵を食すなんてのも論外中の論外というのが常識の国がほとんどです!

ですが、別に生の卵をそのまま食べても大丈夫なのは「キチンと管理されている国」なら日本以外でも大丈夫で――

鶏卵生産者と関係者たちは1988年に英国産鶏卵の品質保証制度、ブリティッシュ・ライオン・コード・オブ・プラクティス(British Lion Code of Practice)を発足。サルモネラ菌根絶と安全性向上への地道な闘いが始まった。費用も時間も莫大なものとなった。しかし生産者たちは「雌鶏への予防接種」「鶏舎と輸送システムの衛生向上」「菌を拡散するネズミの完全駆除」といった努力を重ね、遂にサルモネラ菌を含む悪性微生物の根絶に成功した。
引用元:https://www.japanjournals.com/uk-today/10438-171020-1.html

英国ではこれまで生卵の安全性について、乳幼児や高齢者、妊婦は食べてはいけないと言われてきた。しかし英食品基準庁は11日、生産方法や衛生状態が改善したため、品質保証の赤い「ブリティッシュ・ライオンマーク」がついた卵は、誰でも生で食べて大丈夫だと基準を変更した。
引用元:http://news.livedoor.com/article/detail/13737345/

と、まあ英国での話ですが去年の10月に『生卵食しても大丈夫!』というお墨付きが話題になりました。
実は70年代に英国で食中毒が起こり、それから英国では長らく生卵は食するのが避けられていたというのですが、実は以前から英国でも火を通さなくても大丈夫なレベルの卵が基準により流通しており別に大丈夫だったんです。

無論、英国も日本と同じ島国で管理しやすいという点も大きいんですが、食品衛生流通管理がシッカリしたモノなら海外でも生卵がそのまま食してイケル例がちゃんとあります。

まあ、中東イスラムの『禁豚肉』が食中毒避けなののように「避けた方がイイ」国や地域もありますが、日本の魚文化同様、採れたてで衛生管理の行き届いた食材なら「生食」もいける! というか、焼く煮る以外の贅沢な食べ方として選択肢に上がるのは肉だろうが魚だろうが果物、野菜だろうが世界を問いません。

無論、同じ魚でも海魚はともかく川魚は基本生食NG(寄生虫の恐れのため)ですが、サーモン、鮭も日本でも一昔前は寿司ネタ、刺身ネタとしてはNGでした。
しかし衛生管理がシッカリして今では代表的なネタになっています。

さて、近年の日本の生食――寿司刺身文化は海外に広まった日本食の代表格でしょう!
そして同時に日本から広まった寿司刺身の商法としては回転寿司があります。
この回転寿司も回るお皿にネタが載って流れて来るのをお客さんが選ぶ食べ方が戦後、それも結構日本国内でも最近普及定着した商法であるコトはいうまでもありません。
色々と試行錯誤を繰り返して今では流しっぱなしではなく、注文を受けてからレーンで運んで来たり、バーコードを組み合わせて皿の数や値段を間違えず店員が一瞬で会計をしたり、日々進歩工夫されています。

食――を一つの例に出しましたが、このように「日本にはイノベーションが足りない足りない」と知ったような顔でボヤく経営者や専門家といった“お偉いさん”がなんだか多いようですが……果たして本当にそうなんでしょうか?
確かにスマートフォンとかルンバとかの掃除ロボットとか、目新しい目立つヒット作が近年の日本には少ないような印象を受けます。
しかし、よくよく見直してみれば日本も捨てたモンじゃないと思いますよ?
例えば家電でもシロモノと呼ばれる台所や洗濯で活躍する家電でその機能や性能では相変わらず日本はトップを走っていますし。
ただ最近、経済成長して来た新興国や途上国の――行って見れば 『ALWAYS 三丁目の夕日』のような日本でいう昭和30年代の、戦後復興と高度経済成長まっただ中の頃のような国や世帯向けの輸出品としては“そんなに高品質高機能”はいらず、むしろ“そこそこの性能でも安い方がイイ”ので中国や韓国に輸出競争で競り負けた面が確かにありますが、別に日本の国内シェアが外国企業に取って代わられたワケでもなんでもアリマセン。

OEM生産で海外企業にコスト削減のために製品またはその部品を委託する例が増えましたが、「安い量産産品はコストが見合わないので」逆輸入が増えただけで、日本国内でも日本企業の製品がほとんどです。

むしろ、中国や韓国などが一時は「日本を追い越して、世界の工場ニダ・アル」と勘違いしましたが、人件費やコストが上がり、日本の極端な通貨高などが是正されただけで「日本国内回帰」が進み、百均すら日本国内製か? あるいはもっと安い途上国製にアッサリと変わってしまっています ┐( ̄ヘ ̄)┌

80年代、90年代の日米通商摩擦や欧州との貿易戦争華やかしき頃、日本は欧米の製造業を駆逐する勢いで「世界の工場!」として恐れられましたが、特亜の中韓などのいう「世界の工場」とはしょせん“世界の組み立て工場”でしかありませんw
日本は80年代以降から今現在まで世界の製造業のトップ――文字通りのイノベーションを、最先端を技術的にも求める性能や機能的にも走っていますが、中韓そしてインドや東南アジア諸国などの途上国はどうでしょう?
人件費の安さや生産コスト、環境負荷の規制の甘さなどが武器なだけで「競争力を安売り争い」しているダケなんじゃないでしょうか?

無論、日本が今は他を圧倒する品質や技術力を有していてもその上に胡坐をかいていれば将来は分かりません。
世界の工業国トップがイギリスからアメリカ、そして日本に移って行ったように、いずれ日本以外の国が世界のトップに立つかも知れません。
しかし、今の世の中、世間で言われるほど日本は落ちぶれても、追いつかれてもいません。

と、いうより今の日本はブッチギリで周回を先に走り過ぎていて、遅れた世界の国々の後ろにさらに追い抜きかねない位置にいる――とでも表現すればいいんでしょうかねぇ?w
その周回差を知らない者から見れば、競争の最後尾に走っているように見えますが、実は違います。

と、いいますのも今の世界の産業は日本の技術や特許、生産する素材や工作機械、産業ロボット抜きには成り立ちませんし、生産活動を維持すらできません。
その事は311震災などで証明されましたしねーw

それとスマートフォンや最新の家電などのアイデア商品――いわゆる『イノベーション商品』を海外企業は生み出していますが、そのアイデアは確かに「たいしたもの!」とは思いますが、実際に現実の試作品として実現化するのは何処でだと思いますか?
実は日本――で、なのですw
それと米国の製造業が産業空洞化で急速に衰えた結果、F22やF35のようなステルス機やあるいは無人機ドローンなどの軍需産業のコスト度外視の高度技術はあるのですが、60年代頃までの、
「軍事技術を民需民間用産業技術に転嫁する」
その産業的素地が失われ、それがアメリカの製造業の衰退と復興の難しさにもつながっています!?
冗談みたいな話ですが……米軍の軍事費はそれだけで 6112億ドル=邦貨で60兆円を軽く超えるのですよ?
新兵器の研究開発費だけでも素材や新分野に関しても相当な投資が行われてます。
世界初の核爆弾がアメリカで軍事開発で生まれ、世界初の原子炉がやはり軍事用の研究から生まれたコトからも、アメリカが相変わらず日本と伍して世界の工場、技術大国でなければ『むしろおかしい』んです!?

しかし、現実はそうでないのが、軍事技術を民需民間用産業技術に転換し普及する産業的な素地が失われてしまったからです。
BIG3と呼ばれた米車メーカーからGE( ゼネラル・エレクトリック :エジソンが起こした米を代表する家電メーカー)まで、車やテレビに至るまで米国内ではすっかり製造業を止めてしまいました。
アップルは製品の大半を受託製造業者(EMS)を通じて世界各地で生産していますが、その大本となる試作品は日本に来て制作を依頼するといいます。
逆に「日本に頼めばどんなトンデモないアイデアでも形にしてくれる」という信用というか信頼があり(苦笑

「日本人のできないは信用するなw」

なんてジョークもあるほどです ┐( ̄ヘ ̄)┌
無論、日本人にも「ムリったあ無理!」なコトも存在しますでしょうが、たいていのアイデアや発想は形にしてしまいます。

さて、こんな国と国民に果たしてイノベーションが足りないのでしょうか?
目新しいヒット商品を思いつくのに日本人1億人に対して世界70億人――先進国だけでも日本以外の、アメリカ合衆国、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドとするならおよそ12億人(世界人口全体の18%)ですから「日本人一人と先進国12人」のアイデア競争になります!?
そりゃイノベーション競争で、そうそう勝てなどしませんワナ ┐( ̄ヘ ̄)┌
それでも日本は日本なりに新商品や新製品、あるいは従来品を一工夫二工夫して頑張っています。
この『仕事が趣味』あるいは『一生精進、修行』とでもいうような日本人の向上心が失われない限り、日本は日本人は大丈夫だと思います!
また、今の世の中でいわれるような「日本人はイノベーション(向上心)を失っている」というのも間違いだと思います!

皆さまはいかが思われますでしょうか?
スポンサーサイト
  • コメント : -
  • トラックバック : -

Appendix

最近の記事