Entries

水問題と水戦争

推摩 一黙のブログ 2018年04月10日 09時41分

皆さまこんにちわ~
暖かくなったり急に寒さがブリ返したり……桜もスッカリ散ってしまった今日この頃ですが、お元気でしょうか?

私は……血圧がまた不安定で翌日になっても百を切ったり、胸が痛重苦しいかったりで基本家で安静にしております。

さて、そんな事はさておき(オイッw)、本日取り上げるのは環境問題といいますか、世界の水問題です
ここ数年、天候気候がおかしくて季節が狂っているといいますか、世界的に気象災害が激甚化、頻発化しております。

さすがに「資本主義バンザイ(金儲け至上主義)」な風潮も、経済活動も社会活動も「平穏な日常(気候環境)が前提」という、まあ当たり前の話が明らかに脅かされるようになりましたからねぇ? ┐( ̄ヘ ̄)┌

突然のゲリラ豪雨や市街地でのダウンストリームに竜巻……日本だけで考えてもこの十年、それ以前はほとんど聞かなかったような極端な気象災害が最近は珍しくなくなりました。
また、海外に目を向けてみても特に台風が威力と――そして何よりも発生場所とそのルートが明らかに変わり、今まで半世紀か百年に一度……あるいは記録にも無かったような明らかに異常な動きを見せ、台風に襲われたコトのほどんどなかった地域や諸島に上陸し『甚大で壊滅的な被害』を引き起こしています!?

この他、極端な熱波干ばつや寒波豪雪、地域による降雨量の増減の極端化が豪雨洪水災害を生む地域が増えたかと思えば、逆に降雨量の少ない地域は雨が降らなくなり砂漠化が進んでしまっています。

このような気象気候の変化極端化は、日々我々の生活にも直結する……といいますか、まさしく“肌で感じることができる異変”ですから世界的に人々の間に不安感を呼び起こすと共に、実際に国や地域によっては生活基盤、社会基盤が崩壊してしまうような事態を引き起こしています。

こーした気候変動について『人類の文明活動が原因』ではないか? と疑われる事項について――要するにCO2などの温暖化問題なんかについてですが、様々な規制や環境汚染に関する関心見直しが行われるよーになって来ていますがまだまだ資本主義(金儲け至上主義)優先ですな( ̄_ ̄ i)

その事が“悪い”とは申しません。
私自身が「現代文明の恩恵」の多くを浴し、むしろ透析を受ける身として考えれば今の“豊かさ”に生かしてもらっていると感謝せざるを得ない身ですしからね ┐( ̄ヘ ̄)┌
しかし……『海上運輸――船舶の硫黄酸化物(SOx)規制強化に関する会議』が今、ロンドンで百ヵ国以上が集まり開かれている――とかいいますが途上国を中心に反対が多いのだといいます。
まあ、今まで規制が野放しだった分野なんですが……一年間に全体の2%、ドイツ一国の年間排出量を上回る汚染をバラ撒いているというんですから影響も、規制による改善効果も大きいのでしょうが――焼け石に水でしょうね(´_`。)

残念ながら、もっと切羽詰まらないと……それこそ生活活動や生産現場だけでなく、『生存環境がひっ迫される』ような――例えば「水没するツバルやキルバス」や「PM2.5で窒息する北京やインドやパリ!」といった具体的に目に見える、身に染みる脅威が迫らないと人類は本気にならないでしょう(´□`。)

……で、そーした人類の現代文明の存続の危機!? に一番今、近い問題として私が考えるのは『水資源』に関する危機と争奪戦だと思うのですが――いかがでしょう?

☆上流国の身勝手と水マフィア、テロの資金源化

さて今、世界の中で水資源を巡る緊張が高まっている地域が特に二ヵ所あります。

一ヵ所はチベット高原を水源とするアジア地域で。
このチベット高原を水源とする国際河川は――黄河の上流部のマチュ河、長江(揚子江)の上流部のディチュ河、メコン河、サルウィン川(怒江)、インダス川、ガンジス川の上流ヤルンツァンポ河など中央アジアから東南アジア、インドというほとんどの地域で水源として頼って暮らしています。

もう一ヵ所は、 中東チグリス・ユーフラテス川とアフリカ大陸の10カ国を流れるナイル川です。
中東からアフリカ大陸を流れるナイル川ですが、近年特に問題となっているのがエジプト上流国のレバノン、ヨルダンで「ダムの建設計画」が多く立ち上がり、エジプトと水資源の利用を巡って対立が持ち上がっているというコトです。
同じく、中東ではシリアがシリア紛争の原因ともなった河川の水量の枯渇が上流のトルコ等の水資源の利用によって引き起こされたのですが……水資源に関しては国家間の争奪戦に留まらず、実はといいますと、『テロ組織の資金源並びに地域支配の道具』にもなってしまっています!?

どういうことなのかといいますと、例えばISはユーティス・チグラス川の重要な二本の国際大河をまず押さえたといいます。
結果として『水資源を独占』したISは「水マフィア」と化して支配と資金源として――地域支配の武器になっていった。
ISの資金源としてはシリアやイラクの油田占拠が有名だが、地域の水資源を、水の取捨利用の自由を制限するコトで住人たちからカネを取り立てると共に生活の生殺与奪権すら手にしてしまったのです!?
水は……いうまでも無く『生活どころか生存に必要不可欠』な基本的な資源です。
石油や薪などの燃料が無くとも人間は生きて行けますが、水抜きには一日も生きて行けません。

その“水資源”を抑えるコトが国家からテロ組織に至るまで、その地域を支配し、社会活動を維持する意味での重要度がますます上がって来ているといって過言ではないでしょう。

さて、そーした話をしていると、『雨が降らないなら、河川等の水資源が足りないなら透析濾過脱塩化により海水を真水にすればイイじゃないか?』というような意見がよく出て来ます。
一見、名案に思えます。
しかし実はといいますと、そう簡単な話ではないんです。
脱塩化や水の浄化濾過には莫大なエネルギーが必要というだけでなく、環境に与える負荷が大きすぎるんです。
と、いいますのも例えばイスラエル――「イスラエルは水の85%をリサイクルで賄っている」といいます。
まず中東で孤立したイスラエルの『国家保持』には「水源」の確保が不可欠です。
そこで脱塩化に集中投資しました。
その結果、年間10億リットルの水の内、6割を脱塩(海水透析処理)で淡水化するコトで確保するコトに成功しているのです……が。
おかげで『海から無尽蔵の水資源を確保』できるようになったかのように見えるが、実は海水の脱塩化には副産物が問題だったりしています。
脱塩後に高濃度となった塩分を含んだ水や塩の結晶の扱いに困り、そのまま排出すれば塩を撒かれた土地や水源が死の土地になるのは免れません。
また、河川や脱塩技術に依らない帯水層の過剰汲み上げが引き起こすのは、単に地下水の枯渇だけではなく、もっと深刻なのは『水資源の汚染』です。
それも、中国などのような工業廃水やアメリカのシェール革命のように化学物質の汚水のような『人為的』な要因ではなくて……海水の地下水層への浸透です。
地下水の水位が下がれば、そしてそれが海抜より下回れば、ただそれだけで海水が地下水に浸透し汚染して行きますΣ(゚д゚;)
その結果、本来は利用可能な地下帯水層の水資源が「人が飲用に用いるのに不適格」と化してしまうのです!?(=◇=;)

……こーして見てゆくと世界の水資源を巡る状況の未来は暗澹たるものがあります(゚_゚i)
海水の地下水層への浸透が単に汲み上げ過ぎによるものだけでなく、温暖化に伴う海水面の上昇により、沿岸部の水没と共に、海水が内陸部の水源を汚染し、人の飲料にも農業用水にも不適合になって行くコトが予想されます!?

この結果、バングラデッシュなどではすでに海岸から内陸部での塩害が起こり始めていますし。
それと同じコトが世界中の沿岸部地域でこれからますます増えて行くことでしょう(><;)

☆水資源に恵まれた日本という国の幸せと使命?

そう考えると『綺麗な水資源が豊富』なニッポンがどれだけ恵まれているか? 私たちは自分たちの幸運と恵みに感謝すべきでしょうね。
と、同時に今からでも……もう遅いのかも知れませんがもっと真剣に環境や気候、そして水資源の利用に関して私たち人類は考えるベキなのでしょう(-""-;)
エネルギーや鉱物資源に関しては、まだ数世紀単位で今のような消費というか浪費していても保つでしょうね。
しかしながら……一番基本的な、生物として生存と生活に必要不可欠な“水”の汚染と枯渇により世界は、今の現代文明は今世紀末には破綻しているかも知れません!?

冗談でもなんでもなく、古代の多くの文明が水資源の枯渇や降雨量の減少により滅亡したように、現代文明は失われるかも知れないと私は危惧します。
その場合、ローマ帝国の滅亡により、欧州地中海地域からギリシャ・ローマ時代の繁栄を支えた技術と知識が文明と共に失われたように世界も衰退し、中世暗黒時代のようになってしまうかも知れません!?

しかし、そうならない希望はまだありますし、それと中世ヨーロッパでマトモな科学知識どころか貨幣制度すら失われた時代でも、ギリシャ・ローマを源流とする知識や技術は生き残りました。
東へ、中東やインド、中国から果ては日本にまで流れ着き。
特に中東では奇跡のようにイスラム圏でタイムカプセルのように保護され受け継がれ、後のルネッサンス( 古典古代(ギリシア、ローマ)の文化を復興しようとする文化運動 )として欧州に還ってゆきましたが、同じように奇しくも『水資源に恵まれたニッポン』で『現代文明の最先端技術と知識が豊富にレベル高く蓄積され』ており、世界でも例外的に『フルセット産業国家』の体制を維持しています――が、いったん世界が今の環境と資源食い潰し型資本主義と無分別な人口爆発で破綻し、文明が衰退しても、日本が中世イスラムのような文明の伝承者、保護国となっているかも知れません?

まあ、褒めすぎといいますか、考えすぎかも知れませんが……今の世界を、欧米先進国を含む現代文明の担い手を見回すに、日本ほど「豊かで技術力が強く、かつ環境的に恵まれた」国は無いんじゃないか? と思わざるを得ませんσ(^_^;)

皆さまはどのように思われますでしょうか?
スポンサーサイト
  • コメント : -
  • トラックバック : -

Appendix

最近の記事