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Tシャツ問題で更に火をつける日韓関係

外から見る日本、見られる日本人 2018年11月13日10:00

2011年、サッカーのアジアカップの時、韓国選手がゴールした際、猿真似をして日本を侮辱したとして一時期大問題になったことがあります。20代の若者たちが歴史をどのように理解していたのか実に不可解でありました。その後の様々な見解はあったようですが、本質的には「ノリ」であり、受けると思ったのでありましょう。それがどれだけタッチーで繊細な問題を含んでいるのかということを十分理解できない若者の蛮行でありました。

徴用工問題で近年まれにみる緊張関係の中、韓国の人気グループBTSが原爆のきのこ雲と右翼的メッセージが込められたTシャツを着ていたことが日本のテレビ局を刺激、先週のミュージックステーションへの出演が取りやめになっています。さらに他局の出演も見送ると報じているものもあり、NHKが紅白でどうするのかも注目されています。

最近の韓国の動きは国際社会や一般世論から全く逸脱した無謀な展開を感じています。

文大統領自身が北朝鮮との連携を密接にすべくどんどん踏み込んでいますが、アメリカをはじめ主要国は、北朝鮮問題は何一つ解決していないと理解しており、各種制裁が緩和された事実はないのであります。故に文大統領が勝手にその枠組みを飛び越えて交渉することは今まで北朝鮮問題において韓国側に立つ連携国を裏切ることになってしまいます。

次いで韓国の企業団が南北経済協力と銘打って北への訪問団を企てていると報じられています。仮に南北で何らかの経済協力がなしえるならば北朝鮮と同等の経済制裁を韓国にも行わざるを得ないという展開すらないとは言えません。まさか、韓国がそこまでは踏み込まないだろう、と普通なら思いますが、今の文大統領政権では何でもあり、のように見えます。

韓国がなぜ、ひたすら北朝鮮に向き、日本に敵対心を燃やすのか、歴史がそうさせたという解釈が一般的ですが、私はそれ以外の理由もあるように感じています。

それは朝鮮半島の苦悩という自分自身の問題を外向きに爆発させているのではないか、と感じているのです。

かつて尖閣の問題があった時、中国は日本をはけ口にし、国民を扇動し、日中関係は極端に冷めてしまいました。あの時と同じで政府が進めるマインドコントロールのようなものなのだと思います。国民のフラストレーションの発散に近いものがあるのでしょう。

少なくとも今回のTシャツ問題を引き起こしたメンバーに歴史認識がどれだけあったか、といえばゼロに近いのではないかと思います。親や学校、メディアからそういうことを吹き込まれただけで自分自身の考えではなく、調子に乗って行動しているということなのでしょう。

Tシャツ問題は実にレベルの低い話ですが、2011年のサッカーの時同様、日韓関係は今後もさらに冷えるとみています。(2011年は慰安婦最高裁判決、12年の徴用工裁判、李明博大統領(当時)のさまざまな「とち狂った」言動などで最悪の状況でした。)今回、日本政府は徴用工判決について真剣に怒っており、様々なプランがあるとみています。それが分らないように実行されると思われ、今後、冷戦から氷河期になる公算すらあるとみています。

思えば安倍首相は朴槿恵大統領(当時)との長期の冷却期間を経て終盤、ようやくまともな会話ができるようになりました。しかし、それが一部の韓国国民に寝返りを打ったと思われ、文大統領の対日政策に高い評価があるとすれば日本としてこれ以上、どうしろというのでしょうか?

国際関係にそれなりに興味を持つ者からすれば先方の変化が来る時まで保留される外交関係になるのでしょうか?「近くて遠い国」という言葉が今まさにぴったりくる時が来たということでしょうか?ただ、我々中高年が憂慮してもBTSのコンサートでは日本のティーンエイジャー達が黄色い声を上げているのでしょう、「私にはそんなの関係ないもん」と。
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