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ジュディの日暮し日記
ジュディ・7

団塊の世代、国際、、経済を中心に綴りたい。

半導体をつくれない中国

2023年02月04日
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赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』  2023-02-04 00:00:00 | 政治見解


「中国製造2025(Made in China 2025)」とは、中国政府が自国の製造業を発展させるため打ち出した経済戦略で、習近平氏の肝いり事業なのですが、コロナ問題を除いても、半導体産業の分野がうまくいっていないのではないかと言われ始めています。

そこで、中国問題に詳しい専門家に現状分析をお願いしました。


中国の半導体工場が実は稼働していないんじゃないかということなんですけども、これは1月4日にブルームバーグが報道したんですが、中国はこれまで最大1兆元、約19兆円もの規模に上るインセンティブを政府からの補助金をはたいて、投資主導型で国内に半導体生産工場をどんどん作っていこう。そしてMADE IN CHINAの半導体を作っていこうという方針だったんですが、これはお金がかかり過ぎる。巨額投資を休止しつつあると。

それはコロナウイルスの急拡大があり、それから国内経済や財政をこの巨額補助金が圧迫しているので、もっと賢いやり方はないのかと。

これは米国に挑戦して世界最大の半導体製造国家になろう。特に最先端のものも含めていたんですが、何しろ中国は国内では半導体製造装置はできません。半導体を作る機械を作れない。その基本になる素材もできない。これは日米欧に依存しているということです。

アメリカがバイデン政権といえども、昨年の10月から半導体製造機械の輸出というものを全面的に禁止すると、特に最先端のものは禁止するだけじゃなくて、最近のこの方針を見ていますと今の主力商品を生産する機械も売らないという形になってきています。

そうすると最先端のものができないだけじゃなくて、現在の主力商品の半導体も中国の国内生産は、ほとんどできないということになってきたということです。

このブルームバーグの1月4日の記事は、外国から半導体製造装置やその基礎材料を入手できないから、半導体工場が動かないとは書いていないんですが、実際上半導体への巨額投資をもうやめるということ。お金を費やして作ろうと思っても工場ができないという状況に陥っています。

これは日本も全面協力をする体制で、1月9日に西村経済産業大臣がアメリカへ行ったときにもこの話をしています。そこら辺をきっちり締めていくというのは大変いいことです。

一番大事なのは、アメリカ、日本、韓国、台湾、この4カ国、チップスフォーと言われてますが、ここまできっちり協力する。そしてヨーロッパの国にも協力してもらうということであれば、最先端の半導体はできない。

ということは、軍事に応用できるような半導体を中国は作ることができない。そうするとロシアもできない。

そして、現在の主力商品すら国内で作ることは難しくなる。そういう、いわば半導体に対してココム的な体制ができてくるということ。これは日本もきっちり協力してやっていかなきゃいけないところだと思います。中国の半導体工場が稼働できないというのは、大変いいニュースだと思います。
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ジュディ・7
この記事を書いた人: ジュディ・7
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